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~不正請求報道が芸能ニュースになる~

週刊新潮の記事より
週刊新潮の記事より

 

今朝、ネットニュースに驚くべきものが出ていました。

不正請求の整骨院、金の使い道は「ミニスカポリス」 上沼恵美子長男も過去に在籍

整骨院の不正請求問題に関する報道なのですが、そこに「ミニスカポリス」や「上沼恵美子」の文字。つい最近、NHKが報道した大阪の整骨院グループの不正請求問題に関わることで、それだけでなく芸能人との関りが指摘されています。週刊新潮が報じるというものです。

 

 

 

 

 

以下、記事本文

本物のポリスの出番となってもおかしくない不祥事である。大阪に本拠地を置く整骨院グループが不正に療養費を詐取していたことが発覚。その整骨院には上沼恵美子の長男も在籍していた上、多額の公金はなぜか「ミニスカポリス」に渡り、高級車や時計に費やされていた。

 

 ***

 

NHKがその一報を伝えたのは昨年12月のこと。大阪市に事務所がある整骨院の「ギオングループ」の複数の店舗が自治体などに対し不正に療養費を請求していたと報じた。

 

「最盛期、ギオンは全国で100店舗以上展開していて、その全店で不正請求が行われていました」

 

とは、ギオングループの関係者。

 

「整骨院はねんざなどの怪我の治療は保険適用。マッサージのみは適用外となります。その仕組みを利用して、マッサージのみの客にも怪我の治療を行ったと偽り、請求していたのです。その不正請求で得られたお金は最低でも月に1億円ほどにもなった。会社の経費を払い、社長だった中島修一の手元には毎月数千万円入っていました」

 

しかも、ギオングループにはあの上沼恵美子の長男も在籍していたという。

 

当の長男は、

 

「2010年から13年まで柔道整復師の従業員として働いていました。(不正請求は)ないと思います。そこまでの責任者ではなかったので」

 

と言うが、別のグループ関係者は、

 

「整骨院では本当に怪我をした客が来ると面倒なので“整形外科に行った方がいい”と追い返したりしていました。また、不正がバレないように、それぞれの屋号はバラバラ。同じグループが多額の請求をしていると思われないように細工をしていたのです」

 

巧妙な手口で得た金の使い道については、

 

「中島は今年で50歳。もともと土建の仕事をしていたのですが、親戚から保険請求の仕組みを聞き、整骨院を作ったんです。得たお金は金の延べ棒などに変え、会社で保管していました。最近は北新地のクラブで一晩500万円を使うような生活でしたね」(同)

 

“愛人看板”


関係者が続ける。

「中島は3年ほど前に知人から、20歳ほど年下のミニスカポリスだったタレントを紹介され、親密な関係でした。中島は彼女にかなりのものを貢いでいて、高級車のベントレーやハリー・ウィンストンの時計、バーキンなどもプレゼントしていた。二人でマカオにカジノ旅行に行ったこともあったし、大阪で泊まるホテルはコンラッド大阪のスイートルーム。経営するジムの看板に彼女を起用することもあって、協力費という名目で彼女サイドに約600万円を支払った。社内では“愛人看板”と呼んでいました」

 

彼にとって、離れがたいものがあったに違いない。

 

当の中島に尋ねると、

 

「マカオに一緒に行ったことはありますけど……、(貢いだことは)ないです」

と回答。元ミニスカポリスのタレントも、

 

「中島さんとは仕事の付き合いだけ。プレゼントをもらったことも一切ないです」

そう語るのみだが、

 

「中島は知人に“俺の彼女やねん”と写真を見せびらかしていた。有名ではないとはいえ、芸能人と付き合えたことが嬉しくてたまらなかったのでしょう」(前出の関係者)

 

大阪市は不正請求の実態把握のため、調査に乗り出しているという。

 

「週刊新潮」2020年1月30日号 掲載

以上、記事本文

 

記事の内容は多分にゴシップ感が強く、真偽のほどが疑われるかもしれませんが、整骨院グループについてはすでにNHKが報道しているものです。


それに加えて、
・有名芸能人である上沼恵美子氏の息子がそこに在籍していた
・整骨院グループ社長は元「ミニスカポリス」のタレントに多額の貢物をしていた
という2点が入っていることがポイントです。

 

まず上沼恵美子氏は国民的芸能人といっていいほどの知名度を誇ります。昨年の紅白歌合戦やM-1で審査員を務め、冠帯番組も持っています。その長男が柔道整復師というのは知りませんでしたが、一般人でありますが母親が有名芸能人ということでその存在を出されたのでしょう。
次にミニスカポリスですが、これはテレビ東京系で放送されていた番組の名称で、当時は根強いファンがいました。番組内でミニスカポリスの役を演じた女性タレントがいて何代も続くほど人気がありました。そのタレントに社長が貢いでいたというもの。

 

これらの情報が報道に入ることで、芸能ニュースになることは間違いないでしょう。場合によってはワイドショーで連日報道するような事態になるかもしれません。いまは新型肺炎や有名俳優の不倫問題が注目されているので、どのような扱い方になるかはわかりませんが。

 

今回の件で、知る人ぞ知る程度の整骨院不正請求問題が広く世間一般に周知される可能性があります


私のいる業界では、大阪エリアの整骨院不正請求額はとても高く他の地域に比べて著しいということは周知の事実といっていいくらい有名です。その問題に対してNHK、協会けんぽ、地方自治体(堺市)も調査を始めたという報道があったのはつい数日前のこと。加えて芸能人が関わるとなると騒動が大きくなりそうです。

世間の人が注目することで整骨院の不正請求について広く知られることになるかもしれません。


不祥事を起こした一企業の社長が女性タレントに熱をあげた、その従業員にたまたま有名芸能人の子どもがいた、というのであればそこまで大きなことにならないでしょう(イメージが悪くなるのは企業にとって大きいですが)。
この場合、健康保険という公費を不正に懐に入れたことが質を変えます。保険証を出させて保険請求をして、不正にお金を騙し取る。一企業であればその企業の製品を買わない、サービスを受けない、といった消費者のNoを突き付けることで社会的制裁を受けることになります。これが健康保険ということはその整骨院グループを利用していない人までもが納めた保険料からとられているわけですから、社会インフラに関わることです。本来はもっと大問題になっているはずのことです。

 

ワイドショーが取り上げてコメンテーターが色々言うことにより、様々な見方が出てくるでしょう。
・不正請求を行った整骨院グループが悪い
・これまで取り締まらなかった関係各所(請求を通した保険者、管轄の保健所、厚生労働省、警察)が悪い
・整骨院グループを利用した人間も悪い
こういった悪者探しになっていく可能性があります。ワイドナショーのコメンテーターは全員同じでは番組が盛り上がりませんから他と意見を変えるようになります。そして視聴者の怒りを表現する立場にありますので。

 

報道が過熱することで
整骨院=悪
という風評になりかねません。

 

先日契約更新で訪れた生命保険の外交官が「あまりに整骨院の不正受給が多いので、一度実費で全額支払ってそのあと申請して保険負担分を返すというやり方になったんです」と話していました。これは企業の健康保険組合が整骨院の受領委任払いを拒否して償還払いにするということです。保険屋が自身の健康保険で不正請求されるというも笑い話ですが、目に余る事態に対応せざる終えなくなったわけです。それほど整骨院を信用できなくなったと言えるのではないでしょうか。

 

芸能人は表向きのことであり、本質は問題だらけの制度を放置していたことにあります。しかし芸能人の名前が出たことで芸能ニュースとしてこれまで知られていなかった層にまで問題が周知されるかもしれません。今回の件で、不正は不正であり認めない、という状況に変わっていくことを願っています。

 

甲野 功

 

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