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~他者への投資~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 雨に濡れた紫陽花
他者への投資

 

30代後半になり結婚し娘も生まれました。

これまでの人生で、すごくお金に困ったことはありませんでした。時には手持ちのお金が無くて、電車に乗らず歩いたり、買いたいものを我慢したりすることもありましたが、切実にお金が無くて借金しなければならない状況はありません。


ただし、「お金に余裕があるな」と思ったこともほとんどありませんいつも“節約しなければ”、“将来必要な時に困るから”、と考えてしまいます。そのため変にケチケチしていた自分がずっといました。

鍼灸マッサージ師を取得して働き始めたのが30歳になる年。大卒から企業勤めを経験し、脱サラの末に鍼灸師として都内の鍼灸整骨院に就職して働いているときでした。その職場の後輩でとても気前のいい人がいました。


自分よりも年下で、かつ後から入職したにも関わらず、当時私が結婚したばかりだから大変でしょうと、食事をご馳走してくれることがありました。当然のように後輩や他の同僚にも気前よく振る舞う人でした。

彼は学生時代ずっと野球をしていたので、チームを大事にするということが身についているのだと話していました。

その態度をみて、当時ほとんど他人に驕ることのなかった私は恥ずかしくなりました

 

後輩だろうが年下だろうが奢ってもらったときに、お金が浮いたくらいの気持ちしかなかったのです。当時の私は食費はいかにかけないかという頭でコンビニの弁当だろうが一流レストランの食事だろうが食欲を満たすという点で同じこと。就職して早々に会社を辞めたいと願っていた私はずっと貯金をしておくことに神経がいっていました。

 

これまでの人生を振り返ると個人プレーが多かったです。球技全般、道具を用いるスポーツがどれもダメでした。野球、バスケ、バレー、サッカーといったメジャー団体競技は全て苦手。運動神経ではジャンプ力と水泳くらいが人よりやや勝っていたくらい。高校時代の山岳部には競技がありませんでした。大学に入ってのめり込んだ競技ダンス(社交ダンス)も基本的にパートナー(相手の女性)との問題でチームで勝利を目指そうという気持ちは薄かったです。

 

30歳を過ぎても他人にお金をかけて支援するということが面倒なこと、儲からないことというメンタルだったのでした。

その彼は異例のスピードで昇進し、入職1年もしないうちに新規に立ちあげた分院の院長に就任。きちんと新規分院を軌道に乗せました。先輩の私よりも先に管理職になったのでした。
スタッフにも慕われていて、彼の分院で働きたいという声もよく聞かれました。
年下ながら、人間の器が大きいと感心してしまいました

当時は人の上に立つというのは面倒くさいと考えていました。柔道整復師専門学校に通いながらでしたし、目の前の患者さんと学業に力を尽くしたいという考えでした。

後に私も本院の副院長といる肩書きを持ち現場を任されるようになります。そうなって彼の凄さが更に実感できるようになりました。スタッフをまとめる能力は個人の知識や治療技術とは別のもの。彼にはリーダーの資質がありました。

 


私は現在独立開業して経営者の一面も持つようになりました。
経営の本を読んだりもします。そこには“他者への投資は巡り巡って利子がついて自分に還ってくる”と書いてあります。

目先の出費を恐れてケチるのではなく、他人のためにお金を使うことも大切だということ

 

節約、節約とそこまでお金に余裕が無いわけでもないのに、財布の紐をきつくしていたのは、人生を貧しくしていたように思います。


人生を豊かに過ごす方法を、そして経営の本質を、年下の彼から学びました。

甲野 功

 

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