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~醒脳開竅法~

写真でみる脳血管障害の針灸治療
写真でみる脳血管障害の針灸治療

 

 

先日、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)の講習会があり、参加してきました。

 

醒脳開竅法とは中国鍼灸の手法で石学敏(せきがくびん)先生により考案されたものです。その石先生が来日され、講演をしていただきました。

 

石先生は中国国家の要請で脳血管障害(脳卒中)に対する鍼治療を開発することになり、動物実験や臨床治験を重ねた上で1972年に完成させました。

 

 脳卒中を東洋医学では中風病と呼びますが、

中風病は瘀血、肝風、痰濁などの病理素因が脳竅をふさぎ“竅閉神匿、神不導気”となる

ことに注目して治療治則、刺鍼方法を作りました。

 

このように書くと難解になりますが、医療機関にて現代医療の検査・治療データと古典手法の両方を吟味して実践で使える方法をまとめたものです。

 

特徴としては、使用するツボ(経穴)が少なく、鍼の刺し方動かし方(刺鍼手技量学)を厳密にしていることが挙げられます。

醒脳開竅法は鍼灸界にイノベーションを起こしたと言われ、それまでリハビリ程度だった脳血管障害に対する鍼灸治療が、急性期から積極的を行えることを示しました

醒脳開竅法はこれまで何人かの先生に習ってきましたが、やはりオリジナルの石先生の手技は違いました。

80歳近いというのに指先に迷いがないという感じでした。素早く、正確で判別できないことが多かったのですが、打ち方に気付くことででき大きな収穫となりました。

脳血管障害の急性期患者を診ることは開業鍼灸師ではほとんど無いことです。やはり片マヒなど後遺症の治療が多くなるのが実情です。


それにも関らず再度講習を受けようと考えたのは週一回大学病院に勤務し、急性期脳血管障害の症例に出会う可能性があるからです。
以前は、正直なところ実際に使うことは無いだろうな、と思っていましたが、病院研修において中国で修業した先輩鍼灸師の醒脳開竅法をみて考えが甘かったと反省しました。

学生時代の宿題を遅ればせながら行っている感覚です。

甲野 功

 

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