開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
先月、私に二人目の子どもが生まれ、妻が毎日赤ちゃんに母乳をあげています。母乳をあげるママさんには、母乳が出ない・出づらいというトラブルがあります。そういった方には母乳相談室や病院の母乳外来などで対応してくれます。
母乳が出づらい原因の一つに肩周りの筋肉が凝っていることが挙げられます。肩甲骨周りの筋肉が固くなると母乳が出づらくなると言われているのです。 実際に妻は近所の母乳相談室に通っており、食事内容に気をつけ乳腺炎のチェックを行っていますが、肩周りの筋肉をほぐすよう肩甲骨の運動を指示されています。乳腺炎になると胸が張って痛みが出て、炎症がひどくなれば熱を持ちます。産後のお母さんの体にはきついものです。 我々鍼灸師の世界では、母乳の出が悪い時に使う割と有名な経穴(ツボ)があります。それが「天宗(てんそう)」というツボです。
場所は背中側、肩甲骨のだいたい中心にあります。押すとずんとした響きと言われる感触があります。このツボにお灸をしたり、鍼をしたり指圧をしたりすると母乳の出が良くなると言われています。多くの鍼灸師は経験を積んでくると、よく使う好きなツボというものが出てきます。この天宗は、私が好きなツボであり肩コリや全身調節に使います。押されると腕の方まで響く刺激があります。鍼灸マッサージ教員養成科専門学校時代の経絡治療の授業でよく利用する一般的な経穴にこの天宗も入っていました。
比較的簡単に見つかるツボで、きちんと当たっていなくても近辺でも効果があります。周りに母乳の出が悪いという方がいるならば試してはどうでしょうか。
甲野 功
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