開院時間

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休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

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~2011年3月11日~

あじさい鍼灸マッサージ治療院院 2011年4月10日の飯田橋
2011年4月10日の飯田橋

 

 

あれから4年が経ちました。

 

2011年3月11日。東日本大震災。

 

人生で心底大事件が起きたと思った出来事は地下鉄サリン事件と東日本大震災しかありません。
そしてリアルに死を感じた経験はこの震災しかありません。

 

当時は柔道整復師の国家試験を終えて間もない時期でした。
それまで勤めていた職場を辞めて、柔道整復師として医療機関で働いてみたいと意気込んでいました。就職活動の前に妻の職場で短期間バイトをしてほしいという要望があったため、短期バイトをしていました。

そのバイトの最中に地震が起きました。

尋常ではない揺れに今いるビルが崩れるのでは?と本気で思いました。
そして、これは死ぬのか?とも脳裏をよぎりました。
更に「ああ、妻と一緒で良かった」と一瞬諦めた心境でした。ほんの一瞬でしたが諦めました

 

揺れが収まりそこからはしばらくのあいだ非日常の世界に変わりました。
携帯電話は繋がらず、高速道路は通行止め、電車は走らず、帰宅困難者が町にあふれました。

妻の職場は自宅から歩ける距離であったため、早退し二人で歩いて自宅に戻りました。

 

自宅のすぐそばにある実家は大量の本が本棚から飛び出て廊下を塞いでいましたが、ほとんど変わったことはありませんでした。
当時町会長だった父は町内の見回りに出かけていました。実家の整理よりも町内を優先させていました。そのため母と実家の片づけを行いました。
自宅もほぼ無傷でした。

 

その後東北の現状がテレビで伝えられるなか、どんどん厳しい状況であることが分かってきました。


東京でも余震が何度も起き、商品が店頭から少なくなりました。住んでいる新宿区はありませんでしたが東京の他の地区は計画停電を経験しました。

 

東日本大震災を期に意識が大きく変わりました。


家族を大切にすること。地元を大切にすること。

無事に家族がいることが当たり前ではなくなった。
近所の関係を改めて考えさせられた。

 

その後子宝に恵まれ、治療院を開業し、今日に至ります。
震災が無かったらもっと違った職業形態をしていたことでしょう。家族を第一に考えての開業。
もしもこのような大災害があっても子どもを徒歩で迎えにいけるように。近所と連携を取っていけるように。実家の両親のそばにいるように。

 

震災時に子どもが生まれていたら、4年前とは比べものにならないくらい不安だったことでしょう。そして絶対に諦めないことでしょう。


「地域に根付いた」とよく耳にするキャッチフレーズがありますが、震災のようなときに地域で役立つ存在でいなければいけないと本当に感じました。

 

この治療院を続ける限りあの日のことを忘れずに過ごしていきます。

 

※画像は震災から約1月後の2011年4月10日に撮影した新宿区の写真です。何事も無かったかのような風景が幸せに感じます。

 

甲野 功

 

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