～腕時計～

修理に出していた腕時計が手元に帰ってきました。

この時計を修理に出すのは２度目。修理費用も安くありませんが買い替えず愛用しています。

手元に無かった期間はダイソーで買った１０８円の時計をしていました。正直恥ずかしかったです。

しかし、年相応の別の時計をつけるのは忍びありませんでした。それには、理由があります。

２００９年に妻と結婚するときに、婚約指輪をどうするか二人で話し合いました。

妻は「婚約指輪は結婚指輪があればいいよ」ということで用意しないことにしました。
その代わりペアの腕時計を買うことにしました。

男性用がこの黒い時計になります。女性用は金色です。

私の場合、仕事中はもちろん、普段から結婚指輪をつけません。

鍼灸治療だけならば指輪を着けることもありと言えますが、オイルを使ったマッサージでは指輪が邪魔になります。
オイルを使わないにせよ、按摩や指圧でも指輪が相手の感触を変えてしまいます。

仕事が終わればつければいいという話もありますが、いつ何時頼まれるか分かりません。真夜中に子どもたちに手技をすることもあります。

手技のパフォーマンスを落とさないように指に何もつけないようにしています。

だからこそ、結婚指輪をつけない代わりにいつもこの腕時計をしています。

大事な相棒のような存在です。

甲野　功