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~足指運動~

歩行訓練をする際に気をつけることは転倒を予防することです。転倒する原因は
下肢の筋力低下
バランス感覚の低下
瞬発力の低下
状況判断を見誤る
などが挙げられます。
そういった低下した能力を戻すように心掛けています。

 

歩行時に重要な役割を担う場所として足指があると考えています。

 

日常生活であまり足指を意識してあることはないかと思われますが、それを意識することで歩き方、すなわち歩容が変わるのです。

 

運動経験者ならば、足の親指にタコができたり水ぶくれになったりした経験がある人が多いのではないでしょうか。
強く地面を踏みこんだり、急激な方向転換をしたり、静止したり、といった動作で親指の働きは大きいです。
私の行っている競技ダンスにおいても、足指を意識するのとしないのでは、動きの安定感が変わります

 

歩行訓練の際に今まで意識していなかった足指を意識させ、動かす訓練をすることでふらつきが減り、転倒予防となります。
また、寝たきりや長期入院によって足の裏(足底)が長く使われていないと、土踏まず(足底のアーチ)が下がってきますし、外反母趾が進みます。

 

このような理由から、患者さんに足指運動を指導することがあります。
内容は主に2つ。

 

●足指のグー、チョキ、パー
 グー:足指5本全てをしっかり曲げて握りこぶしをつくっているかのように曲げ切ります。少し指を曲げるだけでなく、指の関節が付き出るくらい曲げます。このとき足底の縦アーチに働きかけます。

 チョキ:グーの状態から親指だけ伸ばします。これは親指と他の指を別の運動をさせる目的です。このとき他の4本につられて親指が曲がらないようにしっかり伸ばします。

 パー:足指5本全てを横に広げます。特に小指が外側に開くように心がけます。小指と親指がなるべく離れるようにします。このとき足底の横アーチに働きかけます。

 

●タオルギャザー
 タオルを床において足指のみでタオルをたぐり寄せます。動作としては上記のグーをすることになります。足全体を引いてタオルをたぐり寄せないように踵の位置が動かないように注意します。足指と足底の筋力強化になります。

 

これらの動作は外反母趾の予防や治療にも用いられます。

 

手指に対して動作が驚くほど少ない足指。


靴の生活となり、山道もない都心部に暮らす人ですと、足指が上手く動かせない場合がほとんどです。
だからこそ足指が動くようになると歩行をはじめ、様々な動作が改善されます。

 

老いは足の衰えから、と言いますが、足指の運動もしておくと良いのではないでしょうか。

 

甲野 功

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