開院時間

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~活動報告のハガキ~

今日、支援しているNGO団体ハンガー・フリー・ワールドから活動報告に関するお葉書きが届きました。
中高一貫校を支援していて、そこに新しい校舎ができるという内容でした。

 

今まで何度か触れていますが、チャリティカフェで得た寄付金を送る団体の一つがこのハンガー・フリー・ワールドです。
名前から分かるように、飢餓を解消するための団体です。この団体の素晴らしいところは、単に食料を支援するのではなく、飢餓を無くす仕組みを構築し支援することです。

 

今回の熊本地震を考えると分かりやすいですが、震災直後インフラが壊滅状態になった場合、まずは生命の確保が最重要です。土砂や家屋に埋もれた場合は救助をし救命処置を行う。

次に倒壊しない建物で雨風をしのげる安全な状態にする。

そして飢えや寒さをしのげるように水、食料、生活必需品などを手に入れる。(そのための道路、交通、通信などの流通経路を復旧させる必要がある)。

ある程度危機を脱してからは、生活を維持するために、農家ならば農耕器具やビニールハウスなどの設備を、工場施設が必要な製造業の場合は施設を再建する。

このように、支援の種類や目的が変化してきます。

 

ハンガー・フリー・ワールドは食料難に、飢餓に、ならないように教育支援、インフラ整備、啓蒙活動などをしています。震災でいうならば復旧より復興に向けての取り組み近いでしょうか。支援先が自立して飢餓に見舞われないようにする姿勢があります。
食料をはじめとした消耗品は、そのうち消えて無くなりますが、生産できる仕組みは一度できれば簡単に消えることはないでしょう。

 

募金、寄付金はすることはある意味簡単ですが、その善意がしっかり必要な場所、人、モノに届くかは簡単ではないようです。あじさい鍼灸マッサージ治療院としては団体に寄付をするまでしか把握できませんし、うちに寄付を頂いた患者さんや関係者には団体がどのような活動をしているかを紹介することまでしかできません。
いつの時期に、どこへ、何を、誰のために、どのように、なぜするのか、5W1Hが支援団体には必要なはずです。

 

うちとしても、チャリティカフェに来てみました、募金箱にお金を入れました、で、そのお金は結局どうするの?という疑問をもたれないようにしたいと思います。
当日は寄付先となる団体の資料も置きますので、少し気にしていただけば幸いです。

 

今回のように活動報告を、特に紙ベースで、発信してくれると助かります。

 

甲野 功