治療時間

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~ミーハーになった~

鍼灸マッサージ師になり、臨床に出るようになって変わったこと。
ミーハーになりました。

 

幼少期から人と違うことをするのが好きでした。もしくは、自分が好きなるものは周囲が興味を持たないものでした。


当時は野球人気が凄くて男の子は野球をするのが当然、という時代でした。夕方のテレビ番組は野球中継があり、見たい番組が無いことがしょっちゅう。しかも大概延長放送するのでその後の番組がいつ始まるのか分かりません。
「君はどこファン?」という質問が当然で、野球ファンが大前提で、どの球団を応援しているのかが質問内容。
野球技術が男の子のランクを示しました。本当にそういう時代でした。

 

私は球技全般が苦手です。足が速くない、ボールは投げられない、キャッチできない。野球が下手ということ、野球に興味が無いことで随分嫌な思いをしたものです。
その経験が、人とは違うんだ、という思いたかったのかもしれません。

 

その頃は、全員右にならえで多様性などという言葉は無かったといえるかもしれません。はっきりとした国民的番組があり誰もが同じコンテンツを見て、決まった成功像がありました。
少年が野球に興味がないなど考えらない、男はいい車に乗っていい企業に入って女は家庭に入って子供を産んで家を守る、そんな空気があったように思います。小学生の頃はバブル景気だったのも関係あるのではないでしょうか。

 

そんな、ひとはひと、自分とは違うんだ、と考える人間にとって現在は過ごしやすくなりました。情報社会となり、マイノリティーの声が世間に広がるようになり、多種多様な考え方、生き方が認められてきました。

 

しかしながら、今の仕事をするにあたって、幅広い年代の患者さんと接するので、大多数に人気があるものを押さえておく必要が出てきました。

以前、鍼灸整骨院に勤めていた時のこと、別のスタッフが新規患者さんを問診しました。女性患者さんはディズニーランドのパレードを見るため8時間地べたに座っていて腰が痛くなったというのです。
ミーティングでその話を聞いて、私を含めたスタッフは皆、聞き間違いだろ、18時の時刻じゃないのか、きちんと確認しろ、とそのスタッフを攻撃しました。
後で患者さん本人に確認したところ本当のことでした(細かい状況、描写に差異はありましたが)。


ディズニーが好きな人はそんな行動をすることが理解できませんでしたし、知りませんでした。今ではディズニーリゾートの年間パスポートを持って、買い物のため、パレードを見るため、など毎日のように足を運ぶようなファンが、たくさん存在することを知っています。

 

このことがきっかけで、自分が好きなものだけ知ったおけばいい、という考えを改めました。世間に人気があるが興味が無かったものを調べるようになります。


その当時としては、AKB48(アイドル)、ワンピース(マンガ)、嵐(アイドル)の3つです。AKB48は総選挙上位10人くらいを把握し、ワンピースは読んでみて、嵐のメンバー全員名前を覚えました。このおかげで、嵐の追っかけをすることで体に不調をきたした患者さんの状況が共感できました。ファンクラブの会員数が万単位のオーダーですし。

 

その後も、世間で注目されているものやスポットをチェックすることが日常になりました。
相変わらず好きなものは深く調べて楽しみますが、浅く広く世間では流行っているものにも目を向けます。そうすることで、視野が広がりましたし、治療に役立っていると思います。

 

甲野 功