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~東部戦と躍進~

6月19日に行われた東部日本学生競技ダンス選手権大会の母校東京理科大学舞踏研究部(競技ダンス部)の応援に行ってきました。

 

最近また社交ダンスブームのようですが、大学生が競技として社交ダンスを行う世界、通称“学連”。私はその学連出身で東京理科大学舞踏研究部(以下、理科大舞研)に在籍していました。

 

東部日本学生競技ダンス選手権大会(以下、東部戦)は各校1カップル2種目まで出場可能、計16ポジションの個人競技と8カップル同時に踊って構成力を競うフォーメーション競技によって、各順位を出し、総合得点で団体順位をつけます。
一般的な(現在テレビ番組、マンガで扱われている)競技ダンスが個人戦が主であるのに対し、学連は“学校を背景とした団体競技”という前提があるのが特徴です。

理科大舞研における長い歴史(50年間)の中で、初めてとなるフォーメーション競技出場と、2009年以来のⅠ部校返り咲きが視野に入ったことで、予定を空けて朝から会場に行きました。

 

フォーメーションについては以前にも書きましたが、とにかく成績が残せない分野であり、歴代の部員が試行錯誤するも全く目が出ませんでした。
それが今年4月の予選会でまさかの7位通過(上位8校が出場資格を得る)を果たし、私を含めたOB連中も、当の現役生までも、驚愕しました。まさに理科大舞研にとって歴史的快挙といえる出来事。
個人的には、まさかこんな日が来るとは、という思いでした。

 

学連の東部日本ブロックでは、団体成績によって上位のⅠ部校と下位のⅡ部校に分けられます。この東部日本学生競技ダンス選手権大会にて、団体成績12位までがⅠ部校、13位以下がⅡ部校となり、毎年変わります。


私が現役だった頃はずっとⅡ部校であり、18位以内まで出場可能な全日本選抜戦に出られるか出られないかのギリギリのところをうろうろしていました。私の卒業後、着実に力をつけて理科大はⅠ部校になり、最盛期は全日本で団体3位までいきます。黄金期が数年続くも2010年にまたⅡ部校に落ちてから低迷期に入り6年が経っていました。

当然、現役生は強豪校、Ⅰ部校だったことを知る人はおらず、OBの先輩が話す昔話のことでしか認識していないことでしょう。それが4月に行われた(東部日本ブロックから東京六大学を抜いた)東都大学戦において、団体7位という成績を残しました。これは、単純計算で六大学全てに負けたとしても13位。フォーメーション競技出場することで点数の加点が見込まれ、団体12位以内のⅠ部校奪還が現実味を帯びてきました。

 

そして当日、6月19日に行われた理科大の結果は、
団体成績5位
フォーメーション競技2位
個人種目1種目優勝、計5種目決勝入り
という、想像以上の好成績を残したのでした。

 

特に初出場のフォーメーション競技における、先の予選会1位の東京大学に次いでの準優勝は、誰も想像できない結果。団体成績も5位と強豪校入りを果たし、復活したと言えます。

 

 

長く理科大舞研に携わってきました。始まりは当事者、競技選手として。学年が上がれば幹部、運営、技術部長という役職がつきました。卒業後は、とにかく弱点であったモダン(スタンダード)部門の強化に努めました。治療の世界に足を入れると、現役生の身体メンテナンスと能力向上に重点が置かれいきます。

 

そして、開業した今現在、理科大舞研というものを経営者視点でみていると思います。正確には株主のような気持といいますか。

 

理科大舞研が企業と考えれば、競技会の成績は、企業実績と同じこと。部員が増えて層が厚くなり、個人成績が良くなることは、団体として成長しているということ。売り上げ好調な企業のよう。反対に部員が減り、出場選手も運営数も減れば、自ずと成績は悪くなり、弱体化。営業実績が悪化した企業のよう。

 

理科大舞研の浮き沈みは企業の浮き沈みのようである。表に出る団体成績以外にも、部員数の増減や部内システム改定、練習会の質、OB連中の手助け、など実績を左右する要因いくつもあり、それを把握できる立場にいるため、因果関係をみていけます。
2年前に大きな不祥事を起こして大学側からペナルティ課せられました。これは不祥事を起こして社会的制裁を受けた企業のよう。
また今年長らく一緒にやってきた共同加盟校の一つが正式に廃部となりました。これは主力分野から撤退した企業に似ています。反対に一度も成功例の無かったフォーメーション競技で成績を残したことは、弱点分野を企業努力でひっくり返した企業にみえます。

 

今回の躍進は突然起きたことではなく、既に卒業した部員が昨年から浮上の種を撒いたり、現在の幹部が去年のうちから施策してきたりしたことが表に出てきたこと。若いOBも当日会場で現役生をサポートしていました。一人の現役部員の力によって大きく改善した事例があったと聞きました。ほんの2年前には想像できなかった成績回復は、まぐれでも偶然でもなくいくつもの積み重ねの結果だと分かります

 

私は、毎日、毎月、毎年、数字とにらめっこする立場になると、目先のことに気持ちがとらわれがちに。後輩たちをみていると、いきなり逆転満塁ホームランなど存在せず、日々の努力と工夫が年単位で行ってきて、やっと結果に繋がるということを教えられます
治療院経営の励みになりました。

 

甲野 功