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~農耕型経営~

崎陽軒の社長はこう言います。


「経営には農耕型経営狩猟型経営があると思います。うちは農耕型経営です。」


テレビの経済情報番組に出演した時のコメントなのですが、なるほどな、と感心しました。

 

神奈川県近辺の人にはシウマイ弁当で有名な崎陽軒。特に横浜の人間にとってはソウルフードと言われ、知らない人はいないとまで噂されます。


ところが、関東以外の地方では知名度が無く、崎陽軒で“きようけん”と読むことさえできないそうです。崎陽軒は全国展開をやめて地元ローカルに経営の舵を切ったそうです
駅弁であるシウマイ弁当を地元の人々が日常買う商品に育てました。地元民は、もちろん新横浜駅から新幹線に乗るときに崎陽軒の弁当を買い、新横浜駅に帰ってきても買う。公園に行くときに買う。夕食として買う。ランチとして買う。とにかくいつも買って食べるそうです。

 

一般的に、駅弁は旅行の楽しみにと観光客が観光するときに買うもの。そのため観光シーズンでないときや、観光客が少ない場所では売り上げが上がりません。値段もコンビニで買えるおにぎりや弁当に比べれば割高。駅弁業者はどこも安泰とは言えないそうです。
しかし、崎陽軒の場合は恒常的に地元民が購入するので経営が安定しているとのこと

 

この仕組みを社長は農耕型経営と称しました。

 

顧客がたくさんいる場所にどんどん出店していくことを、獲物を狩りに出るという意味で狩猟型経営

ローカルにこだわり長い時間をかけて顧客を育てていくことが、土壌を改良して農作物を作ることに似ているので農耕型経営

そんな話でした。

 

狩猟型経営は売れる場所を見定めてそこに出店するので短期で売り上げが上がりやすい。製造業ならばよりコストが安くなる場所に工場を移転させていく。


農耕型経営は地域を定めてそこに留まり、地域の顧客と信頼関係を築いて商品のファンを育てる。狩猟型経営に比べて売り上げを上げるのに時間がかかるが、しっかりと基盤ができれば毎年農作物を収穫するように安定的、持続的な売り上げが見込めるわけです


崎陽軒は日本全国で買える、世界進出する、という選択を捨て横浜に根付いた経営を選び、100年の実績で横浜のソウルフードと称されるところまで来たというのです。

 

この話を聞いたときに、私がしていることは間違いなく農耕型経営のタイプに入ると思いました。


この業界では、商店街や人通りが多い場所の路面店に出店し、スタッフを雇い、どんどん分院を作っていくタイプの人間と、同じ場所でずっと一つの店舗を続けるタイプがいます。前者はもちろん狩猟型経営であり、後者は農耕型経営と言えるでしょう。

 

どちらが良いとか、正しいとかの話ではなく、私は農耕型経営が性に合っている思いますし、好きです。

 

うちの治療院の場合、立地は正直良くありません。しかし、まさに地元にあり、生まれてからずっと住んでいる町にあることは大事です。畑を耕すように少しずつ地域に根付いていく作業ができるからです。
突然現れたよそ者ではなく、ここに親の代から住んでいる。子供もここで育つ。それが信頼に繋がることになるでしょう。完全な対人商売でかつ一人で行っていますから、信頼関係が必須。

 

開業当初はこんな住宅地に開いても人は来ないよな、と焦ったこともありましたが、農耕型経営という言葉を聞いて考え方を改めました

 

甲野 功

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