治療時間

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~ファミリーファースト~

つい最近のこと、4歳の長女に強く注意をすると


「保育園でも叱らているから、おうちでも叱られるのが嫌なの!」


と叫んで泣き出してしまいました。


普段は、保育園どうだった?と聞くと、楽し~!と笑顔で応えるのですが。実際にはいろいろ辛いことがあるようです。

 

私自身も、共働き家庭で育ち、保育園に通っていたので、自らの保育園時代の思い出は楽しいことより辛いことの方が多く残っています。
12月生まれの私には4、5月生まれの同じクラスの子がとても大きく成長が速い(体も精神も)ように見えて、いじめられていました。0歳から共同生活をして朝から晩まで一緒にいるので、自然と力関係ができてきます。
何度か保育園に行きたくないと泣きわめいて、母を困らせた記憶が残っています。

欧米にはファミリーファーストという言葉があるそうです。

家族に何かあったときに、すぐに職場から駆け付ける。そういう時に、ファミリーファーストよ、と同僚が言うそうです。


レディーファーストはよく耳にしますがファミリーファーストは初耳でした。そういえば、最近、小池都知事が都民ファーストという用語を使って政策を印象付けていますね

日本ではまずお客様第一、顧客第一、の精神が基本でしょう。私の業種では患者第一となるでしょうか。私はそれを敢えてファミリーファースト、すなわち家族第一で行きます

 

患者さんの依頼と家族のことが同時に発生したら、最終的には家族を優先します。
少なくとも保育園に通う娘達が自然と、お父さんはもういい、となるまでは。

 

保育園に通う娘を見ていると、忘れていた自分の幼少期を思い出します。あの頃、本当はもっと親に構ってもらいたかった、と。
共働き家庭が不幸とか、幼稚園の方が幸せとは言いません。保育園当時の私には幼稚園の生活や専業主婦の家庭環境など知りませんし、考えたこともありません。これが普通だと思っていましたし、周囲も全員共働きでしたから。

いま現在、共働きであることで子供達に悪いことをしている気もしません。
私の父は家族を養えるくらいの収入がありましたが、母は働くことを選択し、父はそれに賛同しました。男女雇用機会均等法ができる前で、平等に働ける職場として、学校の先生を選んだ母は、大学卒業後にさらに通信制大学で小学校の教員免許を取り小学校の先生になりました。父は単身赴任で家にいないなか、小学校の先生をしながら我々二人の子供を育てました。私たちよりも遥かに厳しい環境で育てたはずです。
その頃子供の立場で環境を不遇と思ったことはありませんが、私は娘には父親としてしっかり接したいという気持ちがあります。過ぎた過去への仕返しかもしれませんが。

 

かつての日本では、男の家庭を大事にするとは企業戦士となりいい給料を得ること、とほぼイコールだったと思います。実際に私の父は単身赴任をし海外出張も少なくありませんでした。

最近、特に都心部では、夫婦ともに働きともに家庭のことをすることが一般化してきました。妻が安定した収入がある分、こちらが家庭のことをしっかりしてきます。男が稼がなきゃならないという概念は捨てて、二人で稼いで二人で家庭のことをする。そういう方針です。
なお、家庭のことをしっかりすることで患者さんの主婦層やママさんのことがより理解できるので、本業にも役立つことになります。

 

そして、みるべきは子供だけでなく両親もそうです。私は両親が遅く産んだ子供だったので同世代よりも両親が高齢です。二人とも、もう十分な高齢者になりました。これからどんどんと動けなくなることでしょう。
たまたまですが、医療従事者であり運動指導もできる知識と経験を得てきた私は、日常から両親のサポートをしていくことができます。予防は東洋医学が得意とするものですし。

 

家族自体が患者さんになり得るのです。
子供の調子が悪くなれば小児鍼や小児按摩をします。親ができなくなっていることあれば家のことを代わりにします。
患者さんの枠の中に家族がいて、まず家族を第一に考えます。
どれだけ繁盛している治療院でも家族をないがしろにしたら、きっと患者さんは離れていくと思いますから。家族が健康であっての、あじさい鍼灸マッサージ治療院だと考えます。

 

甲野 功