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~キン肉マンから学ぶ~

キン肉マン大解剖
キン肉マン大解剖

 

キン肉マン。コンビ漫画家「ゆでたまご」により1979年~1987年まで連載していた少年漫画。コミック36巻で一度完結するも、息子を主人公にしたキン肉マンⅡ世、読み切りを経て復活。現在も連載している長寿漫画の一つ。

 

私は旧キン肉マン直撃世代

小学生の頃コミックを買い、テレビを見ていたものでした。キン肉マン消しゴム(キン消し)全盛期は保育園の頃で、あまりキン消しブームは分かりませんが。

 

キン肉マンは人気絶頂期に連載終了しましたが、それからは、年齢が上がったこともあり、再び興味が戻ることはありませんでした。正直なところ、キン肉マン以降の作品はどれもヒットすることはなく、どれも短期で打ち切りになっていました。キン肉マンⅡ世が始まったときにはもう社会人になっていた時期ですから、今更キン肉マンはという感じでした。

 

数年前から続編がWEB上で連載開始したというニュースを聞き、まさか36巻以降続いているとは思いませんでした。しかも、タイトルを変えずに続刊で続けていることに驚きました。

最近、栃木県のコンビニでキン肉マンのムック本を目にし、東京までの帰路に暇つぶしになるかと思い、買ってみました。アメトーークという番組でキン肉マン特集をしていたこともあり、懐かしくなってきたのです。


ムック本を読んでみて。小学生の頃出てきた、悪魔超人がまた出てきている!当時より絵が綺麗!ムック本を読んだら、また興味が出てきて、続きの37巻から買ってみることにしました。小学生の頃、36巻まで持っていましたが、全部処分しました。子供の頃の記憶は強く残っているようで、旧キン肉マンはのストーリーはだいたい覚えていました。

 

新しいキン肉マンを読んだ感想はストーリー漫画になっている!というものです。

 

ゆでたまご先生はキン肉マンというキャラクターを10歳の頃に作り、作品としても10歳の少年に向けて描いていたと言いますし、今でもそうだそうです。

1977年生まれの私には、当時まさにその対象に当たったわけです。

 

ですが、小学生当時の私から見てもキン肉マンはメチャクチャな作品でした。専門用語で、ゆで理論と言われる、そのときに面白ければそれでいい、整合性が取れなくても構わないご都合主義。
有名なエピソードですが、「7人の悪魔超人」という敵が大見得をきって現れましたが、次の週にはデザインが全く違う超人が何もなかったかのようにいます。先週のあれは何だったのか?という少年の疑問には全く解決されません。そもそも7人と言いながら8人出てきてましたし


今ならばコミックにするときに直すところですが、当時はそのまま。

他にも、死んだはずのキャラクターが何の説明もなく生き返っているなど、矛盾だらけのマンガでした
子供にも、後先考えていないで勢いでストーリーを作っているのが分かりました

 

それが21世紀のキン肉マンは、当時の多くの矛盾点や謎を解明していきます。

 

そもそもなぜ超人なるものが存在するのか。ロビンマスクが途中おかしくなったのはどのような心境があったのか。キン肉マンは日本に平和を守るために駐屯していた。超人が死んでも生き返るシステム。
などなど、新キン肉マンはきちんと説明しており、それなりに納得することが描かれています。20年以上経過して、あのときのシーンはこのような意味があったのだ!と納得させられます。

 

現在の人気少年漫画には、ワンピースや進撃の巨人といった緻密なストーリー構成で伏線を張り、数年後に散りばめた伏線を回収する作品が多いと思います。それがキン肉マンの場合、(おそらく)伏線とも考えていなかった勢いに任せたストーリーを、20年以上経過した現在説明・解説している作品です。

基本的に正義超人、悪魔超人という主人公側の連合軍と完璧超人の対抗戦をしているのですが、大人になった今読んでいると、どちらが勝とうがどうでも良くなっています。小学校時代の謎を、大人になって解いてもらっている感覚なのです。

 

今のキン肉マンを読んでいると、若い頃に作った作品を成長して新たな解釈を入れて、上達した画力で再構成しているように感じます。それに見習って、私も過去に得た技術、知識、生み出したものを現在の能力でリニューアルさせて新しいものに進化させることが必要なのではと思います。

 

甲野 功

 

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