～お墓の手入れ～

もうすぐお彼岸です。今日の朝一番からお墓の手入れとお参りに行ってきました。

前回のお彼岸からきちんとお墓の手入れをしていこうと決めていて、今日は単身向かいました。
９月のときほど暑くはありませんでしたが、春の陽気になってきて、雑草を抜いたり掃き掃除をしたりしていると、汗ばみました。以前も書きましたが、これまで高齢となった両親に任せっきりだったことは、悪かったと思います。これから両親も改めてお墓参りをするそうですが、手入れが省けて楽でしょう。

本来は家族で、特に子供たちを連れて、墓参りに行くべきなのですが、連休中は予定が入っています。私は土曜日も仕事を入れているので、休みの日は子供たちと一日一緒にいることを優先したいと思います。
そんな事を考えていたら、両親が私を墓参りに無理に誘わないでいたのが理解できました。ご先祖様は大切ですが、子供には毎日の生活を大切にしてもらいたい、という考えでしょう。
まだ下の子は長時間歩けないのでベビーカーが必要。もっと歩けるようになり、行動が速くなったらお墓に連れて行こうと思います。

段々とこれまで関わってこなかった家の行事をするようになり、頑張ろうという気持ちになるのが不思議です。それだけ年をとったということでしょう。

今こうやって暮らせているのも両親が共働きで多くのものを残してくれているおかげ。更にはその上の世代がいたから、今日まで甲野家が続いている。私が産まれたときには、父方の祖父ははるか前に亡くなっていました。母方の祖父も姉が誕生する少し前に亡くなったそう。おじいちゃんというものに出会ったことがありません。また正直なところ、おばあちゃん子とは言えなかったため、ご先祖様を敬うという気持ちが希薄でした。

だからこそ、これからは、お墓はもちろんのこと、家族も家系も大切にしなければならないと思います。

お墓参りは自らのルーツを再確認する機会でした。

甲野　功