開院時間

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休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

mail:kouno.teate@gmail.com

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~経歴 緩和ケア編~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 当時の職場
当時の職場 緩和ケア病棟にも行くことがありました

 

私は今年の3月まで大学附属病院麻酔科に週一日鍼灸師として勤務していました。そこで外来患者とは別に緩和ケア病棟に行くこともありました

 

緩和ケア科とは、基本的に末期癌患者など、積極的な疾病を倒す治療がほぼ見込めなくなった患者さんの症状を緩和させる科です。疼痛管理や日常生活動作の補助などを行います。
鍼が患者さんの疼痛緩和に効果があると緩和ケア科の医師が判断されたとき、我々鍼灸師に依頼がきて入院病棟に出向き、鍼治療を行います。

 

なお、火を使う煙が出る灸治療は実質できませんでした。

 

守秘義務がありますから具体的な事、細かい描写を書くことはしませんが、担当した患者さんは残念ながらみんな亡くなられました。依頼してくる医師からは、だいたいこれくらいまでしか生きていられないでしょう、と事前に言われた上で病棟に向かいます。


週一日の勤務ですから、緩和ケア病棟に行く前に1週間の電子カルテに目を通します。一般患者さんとはその内容が異なります。

 

整骨院で働いていたときは高齢者の患者さんが多かったので、しばらく来院されないなと思っていたら、近所の人から亡くなられたと聞いた、という例が幾つかありました。緩和ケアでは死にゆく患者さんと亡くなられる直前まで術者として接しました。

 

とても大きな体験でした。

 

医師をはじめ入院病棟勤務の医療従事者ならば珍しくないことでしょう。しかし一介の鍼灸師には、鍼をしていた方がお亡くなりになられるというのは、ほぼ経験できない体験。

 

1週間後の予約を取り、次週病院に出勤し電子カルテを開く。あるとき予約が消えている。カルテを開くと「死去」の文字。パソコンの前で黙って手を合わせるしかありませんでした。ご冥福を祈る。

 

緩和ケア科での経験は、人が亡くなるという絶対不変の事実を突きつけられました。そのような状況で日々働かれている医師や看護士の方々には頭が下がります。

 

どう書いたらよいのか悩みましたが、上手く書けません。

 

とにかく、短い緩和ケアでの経験は、今目の前の患者さんに全力を尽くす、そのことを再確認するものだと思います。

 

甲野 功

 

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