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~今年のチャリティーマッサージを考える~

昨日、10月15日(日)に3回目となるチャリティーマッサージを行いました。
終了時点で22,161円と報告しましたが、その後別途寄付を頂き、


24,161円


が最終寄付金額になりました。前年の15,010円を上回る結果。足を運んでくださった皆様、寄付に賛同してくれた皆様、どうもありがとうございました。
本日、10月16日は世界食料デー当日。その日にハンガー・フリー・ワールドに寄付金を渡してきました。
ここまでが報告です。

視点を変えて、経営側として今年のイベントを振り返ってみたいと思います。

 

同業者から、「体力勝負なのによくやりますね。恐れ入ります。」という声や、マッサージを受けに来た方から「通常診療時間に来れば利益になるのにただ働きですね。」という声を頂きました。
確かに、一見こちらには利益が無いようなイベントですが、もちろん完全なボランティア活動とは考えていません。以前もここで書きましたが、こちらにも得があるようにしています。

 

新しい患者さんを取り入れる
どこもそうでしょうが、新規患者さんを見つけるのはとても大変です。うちのように住宅街の奥で路面店でもない状況ですと、ふらっと看板を見て来ました、ということはあり得ません。飲食店や小売業ならまだしも、治療院の業態では、そこからチラシを見たりホームページで確認したりとリサーチ作業を経ての来院です。
新規患者を見つけるにはそれなりの手間もしくはお金がかかります。例年ですと既存患者さんが来てくれるにとどまり、完全な新規の方はいなかったのですが、今年は4名新規で足を運んでくれました。これだけでも大きな収穫です。

 

社会的イメージを上げる
世界ではソーシャルビジネスが活発になっています。社会貢献、国際貢献をしつつ利益をあげていく。決してボランティア活動ではなく、採算が合い利益が見込めるビジネスモデルを構築して利益と貢献の両方を求めるやり方です。BOP(Base of Pyramid)ビジネスは典型例でしょう。
私の技術を寄付に変えて世界食料デーに貢献する。この活動をすることで、いやらしい話ですが、イメージアップを図れます。清貧よりも利益のために動く方が資本主義の日本では素直なことではないでしょうか。

 

宣伝ができる
人によりますが、宣伝するのが結構難しい業界だと思います。何か形ある商品を売っているわけでは無いので、比較的客観性が乏しいのです。自分でこれだけ凄いのだ!とアピールするのも滑稽で、実際に受けてみないと分からない分野。
私個人としては堂々と自分を売り込むのに引け目を感じてしまう性分です(本当に効くかは相性もありますし)。それでも、チャリティーとしてならば、どんどん来てください!と宣伝できるのです。5月のチャリティーカフェと並ぶ宣伝シーズンと言えるでしょう。

 

期日が決まっているので集中できる
世界食料デー自体が10月16日と決まっています。よって10月のその近辺にイベントを行うことを決めて、集中して活動せざる負えなくなり、それがメリハリとなります。イベント告知に合わせて既存患者さんにニュースレターを配送し、SNSで宣伝する。
1日限定なので、全額躊躇なく寄付できます。これが毎月やるとなると、体力気力が持たないですし、少しくらい院の売り上げにしたいな、と考えてしまうでしょう。期間限定で集中できるからやりきれる部分があるのです。

 

こういったように経営視点でも決してボランティア活動のみ、というわけではありません。
術者としての立場でも、自らの技術で寄付をした、そして数字として表れる、という達成感があります。

ご協力いただいたハンガー・フリー・ワールド、家族、来院された皆さま、どうもありがとうございました。

 

甲野 功

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