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~競技ダンスで勝てる顔にする~

競技ダンス選手を勝てるようにする

 

狭い意味で言えば学連選手、もっと言えば後輩のALL東京理科大学舞踏研究部の選手が大会で優勝するために何ができるか長年研究しています。


ダンス技術に関していえば私より遥かに上手いプロの先生方が多数います。後輩には卒部後プロに転向し、プロフェッショナルA級になり活躍する選手が多数います。
ダンスの技術指導はその道のプロに任せれば良いでしょう。
私ができることは、専門である身体面からのアプローチ。筋肉、関節、神経といった解剖学知識、人体の動きを考える運動学知識などから最適なダンスパフォーマンスを出すためにはどうしたらよいか考えています。

 

その研究の一環で美容面に注目しています。


競技ダンスは美を競うものであります。外見が美しいに越したことはありません。
大学で競技ダンスに出会ってから姿勢を良くして体形を美しく保つ、ステップをいかに美しくみせるか、などを自然と考えるようになりました。

 

そして段々と気づいてきました。ダンスが上手そうな顔というのがあることを。

 

チャンピオンやファイナリスト級の選手は顔が整っていることが多いです。この整った顔とは、左右が対象で顔に歪みが無く、聡明そうな顔つきといったところでしょうか。柔道家が帯の締め方、道着の着こなしから実力がわかるというように、体形や佇まいからもダンスが上手いか何となく分かるようになります。更に、これはダンスが上手そうな顔だなというのが見えてくるわけです。

 

大学を卒業後、治療家の道に進み人体の勉強をすることでそれを幾つか裏付けるデータが出てきました。

 

まず表情を作るのは表情筋という顔面にある特殊な筋肉です。一般的な体を動かす骨格筋骨から骨に関節をまたいで付着しており、収縮するときに関節を動かします。対して表情筋は関節をまたいで付いていないものが多く、感情を外に表すために働きます。
表情筋を支配しているのは顔面神経という神経です。この顔面神経は脳神経に分類され、脳幹から神経が出ています。一般的な手足や胴体を動かす神経は脊髄神経であり、脊髄から神経が出ています。交通事故などで頸髄損傷した場合、損傷した場所から下のレベルでは体が動かなくなります。しかし身体が麻痺している状態でも表情は動きます。
それだけ高次の脳レベルで表情を動かしているのです。

 

言い換えると、脳の疾患があることで特有の表情が出ることがあります。顕著な例としてはパーキンソン病や鬱で起こる仮面様顔貌というものです。無表情になりあたかも仮面を被っているかのような状態になります。これは脳の異常が顔面神経に影響を及ぼすためと言われています。

 

運動神経が良いということは脳から脊髄神経を通して末端までの指令がスムーズに行くということ。つまり脳の働きが優秀であることです。ダンスが上手い人は脳機能が発達していると考えられるので、表情筋も発達し顔つきに出るものと予想できるのです。
特に女性(パートナー)は男性(リーダー)よりも美への影響が大きいので勝てる顔というのがよりはっきりすると思います。リーダーは衣装がパートナーほど自由でなく、筋力でカバーしやすいので顔の良し悪しはパートナーよりも影響しない気がします。
パートナーは筋力量がリーダーより少ないので効率よく動くためにも、顔に差が出るように思うのです。

 

脳神経機能の他に身体機能が顔に及ばす影響もあります。


人間は平衡感覚により自然と目の高さを左右合わせるようにしています。腰が痛くて腰を曲げて歩いていても目は水平に保ちます。そのため体に不都合があって左右のバランスが崩れると最終的に目の高さを合わせるために顔が歪むことがあるのです。
バレエやフィギアスケートなどダンス系の種目をしている選手は顔が整っていることが多いです。左右均等に立ち、敵(相手)に邪魔されずパフォーマンスをするからでしょう。
二十年くらい前の噂ですが、芸能事務所のスカウトマンは、「球技をしていて可愛い女の子はいない」という定説を持っていたそうです。片方だけ偏った動きを強いられる球技をしていると顔が歪みやすいということらしいです。なお現在はバランスよくトレーニングをするので球技経験者でも可愛い選手が増えているようです。

 

身体のバランスが美容に影響する。
このことを裏付ける理由が、私が習った美容の先生からの教えによるものです。鍼灸専門学校の卒後研修から教員養成科の授業と何度も授業を受けました。先生の考えは顔をよくしたければ肩から下をよくべし、というもの。操体法で全身のバランスを整とえることで顔が整うのです。あと足首、手首を操作することでも顔に影響が出ます。このことからも全身状態が顔に及ぼす影響が判ります。

 

つまり、ダンスが上手くなるために顔を整える。顔を整えるために身体のバランスを整える。双方向のアプローチが必要であります。


後輩が競技ダンスで勝つために私ができること。顔そのものに手技を加えることとダンスパフォーマンスが出せる身体にすること。どちらも必要だと考えています。
一般客の美容コースでは、主目的が顔のリフトアップであったり美白効果だったりするので、顔を触る時間が長くなっていきます。


競技ダンス選手、特に10代最後から20代最初の学連選手の場合は顔と身体に対するアプローチの配分をどうしたらいいか悩むところです。選手を競技に勝てる状態にしたい。その際に、顔からアプローチするのも手かなと考えたのですが、巡って身体の方に戻ることになりそうです。

 

これから現役選手をモニターに募り、研究していきます。
競技ダンスで勝てる顔にする。ここ最近の新しいテーマです。

 

甲野 功

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