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~小学校保護者会~

先週、長女の小学校保護者会に行ってきました。


長女だけ保育園を早退し、4月から入学する小学校に連れて行きました。保護者は保護者会に、娘は体育館で入学前事前学習プログラムという遊びのようなイベントに参加しました。新年度から一緒の学校に入る子ども達との顔合わせも兼ねています。同じ保育園からお友達が何人かいたので緊張せずにできたようです。私は保護者側として別の会議室に行き、軽いコーチングの研修と入学の諸注意を受けました。

 

その日は色々な意味で感慨深いものでした。

 

まず保護者会に行った小学校は、私が卒業した小学校です。
かつて6年間通った場所です。そこに保護者の立場として戻ってきたということ。本当に時代の流れを感じました。私が小学校を卒業したのが平成2年3月。つまり平成元年度の卒業生です。娘は平成30年度の入学。つまり実質平成最後の年の入学生。
平成最初の卒業生の娘が、平成最後の入学生。奇遇です。それだけの時間が達ったことを思い返します。

 

この30年間小学校が統廃合されることなく残っている。少子化が進んでいる日本ではこのことだけでも凄いことではないでしょうか。
途中東日本大震災がありましたが、倒壊することもありませんでした。場所は離れていますが阪神淡路大震災も熊本地震もありました。地下鉄サリン事件という歴史に残るテロ事件も東京で起きました。直接被害は遭いませんでしたが様々な災害事件がこの30年間にありました。


社会環境においては、新宿区では人口減少により四ツ谷周辺の小中学校においては、かなりの数の学校が無くなりました。私が小学校時代でも、生徒数がどんどん減っていき入学した時よりも卒業する頃の方がクラス数は少なくなっていました。そういった社会環境の変化に屈せず、今ではむしろ生徒数が増加傾向にあるうちの小学校。私が通っていた当時よりも生徒数は増えているのです。母校として頼もしいです。

 

子供のころ通った小学校に保護者として来る。


当たり前も当たり前ですが、私が小学生の頃は想像もできませんでした。当時の自分には、結婚するとか子供ができるとかなど、考えたことがありません。昭和が終わり慣れない平成という年号に戸惑っていたもの。その当時から時間が経って、子供が同じ小学校に通うことになる。頭で分かっていましたが保護者会で校舎に入ったときには不思議な気持ちになりました。

 

保護者会会場には私の姉もいました。
姉は我が家のすぐそばに住んでおり、上の子は既に小学生。私の長女と姉の下の子が同学年にあたり、同じ時期に同じ小学校に進学します。そのため、姉も保護者の立場で参加していました。
姉が結婚したとき、姉に子どもが生まれたとき。このようなときに姉のライフステージが変わっていく実感がありました。物心ついたときから側にいた2歳上の姉が、名字が変わり、そして母親になったときに。そして同じ保護者の立場でかつて二人が通った小学校に居ること。


文字通り児童だった小学生の姉弟が、その小学校に通う小学生の保護者になるということ。改めてその現実を迎えると何とも言えない気持ちになりました。

 

春から長女は小学校にあがります。「小1の壁」という言葉あるそうで、小学校に進学することで子どもにも親にも大きな環境の変化が訪れて、生活が大変になるといいます。
そのような不安があるのですが、私自身が通った近所の小学校で、姉の子どもも通うため、きっと大丈夫であろうと楽観しています。


不安よりも、この変化の激しい時代に卒業した小学校が未だに残っており、無事に子どもも入学できることに、感謝と感動があります。偶然にも姉家族は近所にいて、私と妻両方の両親も健在です。長女も同じ保育園から友達が小学校も一緒になります。
もしも結婚していなかったら、もしも子どもができなかったら、もしも引っ越していたなら、もしも小学校が無くなっていたら。そんな「もしも」を考えてみると奇跡なような出来事かもしれません。

 

地域密着、地域貢献はあじさい鍼灸マッサージ治療院のテーマの一つ。娘が地元の小学校に進学することでそのテーマを今よりもずっと遂行していく機会が増えることでしょう。4月からが楽しみです。

 

甲野 功