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~一礼~

 

最後は一礼して帰ることを約束していた。

 

昨日は長女にとって最後の保育園登園でした。赤ちゃんの頃から6年間通った保育園。

最後の登園日では、遅刻をしないで園服・園帽を身に着けて正装で登園する。帰りは園に一礼して帰ろう。
前々から長女と約束していました。

 

普段は面倒くさがって制服である園服や園帽を身につけないで登園する娘。帰りもはしゃいで先生の話を聞かないで挨拶を適当にしてしまう。毎日遅刻ギリギリ。
最後くらいは全部きちんとして、帰りには建物に一礼して帰ろう。先生方にお辞儀をするのは当然として、施設そのものにも礼をしよう。
そのような話を先週くらいから娘にしていました。以外にも、娘は驚くほど素直に話を聞き入れて朝から「最後は一礼するの!」と話していました。

 

6年前の1月に生まれ、その年の4月から保育園入園。この保育園は長女が6年間通った場所であるとともに、私たち夫婦が「6年間通わせた」場所であり、娘と同じく「6年間通った」場所でした。小学校からは基本的に一人で通学するので送り迎えがありません。保育園までが一緒に往復する。私立幼稚園のようにバスが来るわけでもなく。晴れの日も雨の日も雪の日も子どもを保育園まで送って、迎えにいった6年間。


次女があと3年通いますから4月からも変わらずこの保育園に送り迎えしますが、親として初めて経験した6年間でした。

 

長女が保育園に通い始めたのと同じ6年前の4月から私は東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科に入学。長女を保育園に送ってその足で代々木の校舎に通う日々が続きました。
赤ちゃんの頃は抱っこしてベビーカーに乗せて登園。自我が無い頃は素直に送ることができました。段々と成長してくると他の事に気を取られてなかなか時間通りに進まないことに。学校が始まるから早くしてくれ!といら立ちながら保育園に行くこともしばしば。調子が悪くなり小児科を受診して学校を遅刻することも何度かありました。

 

迎えに行くと玄関で遊んでしまい、帰るのに30分も1時間もかかることが多々ありました。開業してからは仕事の合間に迎えに行くので患者さんの予約に間に合うよう抱っこして全力疾走で帰ることもありました。週一回、栃木に働きに出ていた頃は栃木からスーツで東京に帰ってきた足で保育園に迎えに行きくたくたになりながら帰ったこともありました。

 

保育園最後の方は長女よりも次女が寝坊して行動が遅くて遅刻ばかり。お姉ちゃんが怒られるんだよ!と妹に叫んで朝から次女が泣いてしまい、二人をなだめて保育園に連れて行く日々でした。朝保育園に送るだけでどっと疲れて仕事をする気が起きない状態になることが幾度とありました。

 

一人で開業したからこそ保育園と向き合えた言えます。どこかに勤めていたら妻に任せっぱなしでやらなかったと思います。時間の融通を利かせられる状況だったからこそ。
反対に、保育園に入れるために無理に開業した状態でもあったので保育園が後押ししてくれたとも言えます。他と比べるとずいぶん保護者参加のイベントが多い園で、親子遠足、保育参観、夏祭り、運動会、保育発表会、保護者会、親子スキーと、行事に参加することで本業のチャンスを失ったこともありましたが、これまでの日本の父親に比べれば娘と一緒に様々なことができたのではないでしょうか。この6年間は育児とともに勉強・独立・開業が重なった時間でした。

 

 

3月30日。保育園のお迎えは夫婦で行こうと話していました。夕方17時頃は空けておくつもりでした。
14:30から30分予約していた患者さんがいたのですが色々トラブルがあり、来たのが16:45。更に30分から45分に変更したので、もうお迎えは行けないと妻に連絡しました。これから迎えに行くと連絡があったからです。


最終日ですから何とか迎えに行きたいと思い、患者さんが帰ったら白衣のまま急いで保育園に向かいました。玄関にいた娘と一緒に入館カードを返しに教室に入りました。
仕事着(ユニフォーム)姿を初めて目にした先生は一瞬誰?という反応。何とかギリギリ最後の挨拶と感謝をすることができました。奇しくも保育園のおかげ(せいで?)開業した私の仕事着姿を6年間の最後の最後で保育園で披露した結果になりました。


今考えると、新しくした白衣で保育園にお迎えに行き、娘とともに最後に一礼したことは、何か象徴的な出来事でした。学生から始まり、「この6年間でこれだけ成長できました、ありがとうございました。」と感謝と挨拶、それに報告ができたよう。


トップ画像で抱っこしている赤ちゃんは来週から小学生になります。

 

甲野 功

 

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