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~メディカルアロマとは~

先日の日曜日にメディカルアロマのことを説明してもらいました。

 

最初に「メディカルアロマ」と聞いたときに、“メディカル”?と引っかかりました。
医療という意味を使うのはいかがなものかと思ったのです。日本では民間資格ですし趣味程度のものをメディカルなどもってのほか、という批判精神がありました。

 

実際に話を聞いてみると色々と勘違い偏見があったようで、考えを改めました。10年以上前に、民間の整体学校でアロマの勉強をほんの少ししただけの知識で決めつけていて反省しています。


今回はメディカルアロマとはどのようなものか、あん摩マッサージ指圧師の立場から説明してみましょう。

 

まずアロマには、一般的に、イギリス式とフランス式があるとのこと。
イギリス式は美容・リラクゼーションを目的としていて、フランス式は治療・医療を目的としているとのこと。日本にはイギリス式の方が先に1990年頃紹介されて広まったそうです。そのため、日本ではイギリス式が主流になっている。フランス式は医療面での臨床データが豊富で研究が進んでいると説明されました。

 

それを聞いてなるほどなあと納得しました。私の持つあん摩マッサージ指圧師免許ですが、あん摩は中国発祥、指圧は日本発祥、そしてマッサージ(本来のmassageという意味)の発祥はフランスなのです。アロマテラピーの発祥もフランスということで腑に落ちました。ペリネ(骨盤底筋群、その指導方法などの総称)もフランスですし。フランスらしいな、と勝手な感想です。

 

日本ではイギリス式が先に広まりリラクゼーションやエステのイメージが強かったわけです。フランス式を印象付けるためにメディカルアロマという名称を用いているわけですね。フランスでは症状に合わせて精油(エッセンシャルオイル)を処方することもあるとのこと。カイロプラクティックはアメリカでは国家資格であり医師に近い資格ですが、日本では民間資格でやや危険なものといった印象を持たれています。
国の事情によって違うことを分かっていませんでした。

 

そしてアロマ関連製品にも段階があり、アロマ製品→アロマオイル→エッセンシャルオイル(精油)→セラピーグレードとランクが上がっていくそうです。
私は精油をよく使っていましたから馴染みがあります。匂いが嫌いという方もいらっしゃるので開業してからは精油を使うことがめっきりなくなりましたが、かつては個人的に精油を集めるくらい好きです。


今回精油の上のセラピーグレードなるものを初めて知りました。精油の中でも一定基準をクリアした品質であるとのこと。実際に匂いをかがせてもらいましたが、私が知っている精油より匂いが強くなく、純度が高い・雑味が無い、そのような印象を受けました。

 

高い品質のエッセンシャルオイルになると、直接飲むことが可能になるそうです。それくらい余計なものを混ぜていないということ。何となく飲めるアロマがあることは知っていましたが、説明を受けてこういうことだったのか、と納得です。

 

更にオイルを使用した手技を受けてみました。
背中と足の裏に塗り込むものです。あん摩マッサージ指圧師として、これが一番興味あることでした。


受けた感想としては、塗布(つまり塗ること)がメインですから圧は弱く細かいテクニックはあまり感じられませんでした。気になったのは脊柱(背骨)の上をまっすぐ塗っていくことと髪まで塗ったこと。どちらもオイルマッサージには無い技法でこれは勉強になりました。
対してあん摩マッサージ指圧師の手技は物理刺激を主体としているため、圧の入れ方・動かし方・方向などベーステクニックがあります。メディカルアロマの場合、精油の効能が主体で手技は塗ることだけのものという感じ。これならば確かに民間資格でもいけそうだな、と思いました。

 

メディカルアロマはいわば薬効で、どの精油を選ぶかが重要だそう。
受けた手技では合計8つの種類の精油を塗られました。これだけ多くの種類をいっぺんに使うとは予想していなくて驚きました。私が精油を使用していたときは多くてもせいぜい3つまででしたから。組み合わせにはノウハウがあるようですね。

 

このことから考えたのは、東洋医学の漢方に近い考え方だなということ。漢方は飲んでしまうので経絡(気の流れ)や経穴(いわゆるツボ)をあまり考慮しなくてよいわけです。メディカルアロマも手技による刺激を考慮しなくてよい、ということ。この意見を述べると、まさにそうで「東洋の漢方、西洋のアロマ」と称されるそうです。
それを聞いて俄然身近に感じました。

 

これまでもアロマを使ったオイルマッサージやリフレクソロジーを受けた経験があります。そのときに比べて今回受けた手技では体の芯に成分が浸透している感覚がありました。ずっと匂いが残り、体の中から匂っている感覚が残りました。
その分匂いが苦手な人には気になるかな、という感想もあります。

 

私はマッサージ師ですから患者さんにオイルを使った手技をすることを許されています。取り入れることが容易な立場です。肌を露出する鍼灸にも併用できそうです。
まだまだ入り口をみただけですが、応用できそうなことがたくさんありそう。今回存在を知ることができて良かったです。

 

技術、知識の引き出しに新しい項目が増えました。今後取り組んでいくかは分かりませんが、新しい世界が見えて成長できました。

 

このような機会を作ってくれてありがとうございました。

 

甲野 功

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