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~よそ者、若者、ばか者~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 箱根芦ノ湖海賊船
箱根芦ノ湖海賊船

 

業界を救うのはよそ者、若者、ばか者という言葉あります。


正確な表現をするならば
かつて隆盛を誇った業界、企業、組織が低迷したときに、それを再建・再生するのはよそ者、若者、ばか者たちによる

ということでしょうか。

 

新しい業界や企業を一から立ち上げて成功に導くのは「行動力のある切れ者」でしょう。
ビジネス界でいう「ファーストペンギン」と言われる人々。ペンギンの群れで何がいるか分からない海原に最初に飛び込む勇気あるペンギン(ファーストペンギン)が一番餌を食べることができるということからこう言われています。ファーストペンギンが無事だと確認すると後に続いて他のペンギン達が海に入りますが、その時には餌は少なくなっている。

 

かつて隆盛を極めた、良かった時代があった、そういった過去の成功体験がある業界や企業を立て直すのが
よそ者、若者、ばか者
という3分野の人が適していると言いたいわけです。

 

これらに共通していることは、既成概念や過去の成功体験、暗黙の業界ルールに囚われないということ。
よそ者、若者はそれらの知識が無い、もしくは疎いでしょう。ばか者は例え知っていても分かっていても無視して突っ走る。


業績が悪化した大企業をV字回復に導くのは外部からのプロ経営者、コンサルタント、あるいは大抜擢された若い役員ということがよくある話。売上が落ちた老舗商店を復活させるのは外で経験を積んだ若き跡取りという例も。

 

単に縁もゆかりもない人、ただ若いというだけ、あまつさえ本当に「ただのバカ」では再建することはできません。言い換えるとよそ者、若者、ばか者の要素がある、つまり過去の栄光を捨てて行動できるならば、どのような立場でも復活させることができるのではないでしょうか

 

私の本業である治療院業界、それとずっと関わっている社交ダンス業界も以前に比べれば落ち目と言われています。

 

鍼灸院、マッサージ院を開いている大先輩のお話を聞くと昔(それがどれくらい前なのかは定かでもないのですが)はとても儲かった、右肩上がり、左団扇で暮らせた、といいます。開業すれば財を成したと。今はあまりそのような話を聞くことはありません。
社交ダンス界も私が大学で社交ダンスを知った20年以上前に比べれば、プロの先生方の収入は全体的に下がっているようだと耳にします。人それぞれと言えばそれまでですが、周囲の話を聞くと昔ほどでは無いとのこと。

 

時代は常に動いています。社会環境の変化は加速しています。過去の良かった時代を懐かしんでいてもしょうがないですし、今を生きる現役世代は今のやり方に変化しなければ生き残れません。

 

だからこそ、「よそ者、若者、ばか者」のマインドが必要なのだと考えています。

 

まずは、ばか者

業界の常識、当たり前とされていることを疑い、新しい挑戦をしていくこと。批判されても反対されても意に介さず信念を貫き通す。図太いメンタルを持つことです。
まあ、言うは易く行うは難し。都合よく実行できたら苦労はしません。しがらみもあります。施策と精神、二つの項目が必要で、精神面はアントニオ猪木氏の言葉「バカになれ、恥をかけ」の通り笑われる覚悟が求められ、施策については「よそ者、若者」の立ち位置が大事だと考えます。

 

よそ者

業界外から見たら、それはおかしい・非常識だ、ということは多々あります。そのことに気づくために意図的によそ者になればいいのではないでしょうか

 

私は自分と関係のないジャンルのことを調べたり勉強したりするようにしています。特に価格帯が近いレストランのことは参考にしています。30分の滞在で3000~4000円くらい支払うレストランと同じ価値を提供できるのか、と考えます。個人事業主でありながら大企業経営に関する書籍を読みます。他のサービス業のトピックスをテレビ番組で知るようにしています。

 

本業の鍼灸マッサージに関しては、同業者や業界内ばかりに目が向いていると視野が狭くなると思うのです。他の成功しているジャンルから私が居る業界を眺めて、これは変だということは手を入れます。意図的に知らない世界のことを知ろうとして「よそ者」になる環境を作るようにします。

 

若者

40代に突入し、周囲は年下が増えてきたと実感します。さらに30代と40代では大きな差があるとも。若者では無くなった以上、若者のメンタルを保つにはどうすればいいか。そう考えるようになりました(もう少し前はまだまだ若いと強がっていましたが)。

 

一つは本当の若者、年下の人の話を聞くあるいはその行動から学ぶように心掛けています。私が20代の頃にはスマートフォンもSNSもありませんでした。今のスマホネイティブと言われる世代とは根本的に違います。だから若い世代の立振る舞いを観察しておくと見えてくることが多いです。

 

そして若者のやる事を否定しない。何でもかんでも無条件に肯定することは間違っていますが、あれはダメだろと頭ごなしに否定しないように気を付けています。批判をしても否定はしない。もう年下の方が優秀くらいの気持ちでいないと成長しないと言われています。集積された情報が簡単に引き出せる今は若者から学ぶ姿勢が大切なのでしょう。

 

反対に大先輩から学ぶことも考えます。業界には大ベテランの方が多数いらっしゃいます。80歳を過ぎて現役の先生もいます。そこから見れば私などまだまだ「若者」の括りでしょう。大先輩のやり方を知ることで相対的に若者の立場にして考えてみることができます。図らずも存命する業界の大先輩方の考えや取り組みが分かる仕組みができそうです。

 

伝統を守る=変化していくことだと言います。

100年続く老舗企業はどこも伝統を守る≠現状維持(そのままでいる)だそうです。守るべきエッセンスはあるが変わらないことを選択したら生き残れないということらしいのです。

 

生き残るために「よそ者、若者、ばか者」のマインドで取り組んでいきます。

 

甲野 功

 

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