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~鍼灸「お疲れ様パーティー」~

東京都鍼灸師会主催お疲れ様パーティー参加者集合写真
東京都鍼灸師会主催お疲れ様パーティー参加者集合写真

 

昨日3月10日に高田馬場で公益社団法人東京都鍼灸師会主催の「お疲れ様パーティー」が開催されました。

 

これは東京都鍼灸師会が鍼灸専門学校の卒業生を対象に行ったものです。

東京都鍼灸師会が主催である以上、会員募集や広報活動が入っているのは当然なのですが、パーティー形式にして新卒の学生さんと臨床現場に出ている鍼灸師との交流の場になっていました。先月末の国家試験が終了し一安心した学生さん達へ先輩鍼灸師から寄せ書き色紙が渡されました。

卒業生だけでなく、参加者全員が一言挨拶をする時間があったため、参加者各々がどのような人か確認でき、とても親切な内容でした。

 

私は東京都鍼灸師会所属でも無いのですが、先輩鍼灸師として参加してきたのでした。

 

何かと閉鎖的、前時代的とみられる鍼灸師団体ですが、東京都鍼灸師会はSNSを活用し、若い層に届く活動をしています。
私が卒業した12年前では学会や勉強会、学校に置いてあるチラシなどからしか情報を得ることができませんでした。今回のパーティーもFacebookの告知を目にして参加を決めました。

 

やはり今の時代はどんどんSNSで情報を発信していかないと気付かれない時代だと思います。そのような内容を母校の鍼灸マッサージ教員養成科でも話す機会がありますし。

 

所属していないので特に持ち上げるわけではないですが、東京都鍼灸師会は在野の鍼灸師達に届く、届かせようとい取り組みを常にしています。黙っていても入会者が増える時代ではありませんし、素晴らしいから入りなさいと言っても他に情報を得る場所は多々あります。
人に届く方法を模索して実践する姿勢は他の業界団体に比べて目立っていると思っています。

 

 

私は昨年、年間を通して業界関係者のイベントに足を運びました。2018年は鍼灸界の新しい時代を感じた1年でした。組織・団体主催のものだけでなく個人でのイベント開催に、関東と関西の人の行き来が目立ちました。


そして今年。今回のイベント参加では少し感じが変わってきたように思います。新しい出会いが確かにあったのですが、どちらかというとこれまで私自身がやってきたことの確認、振り返りをしているような雰囲気なのでした

2年前の秋くらいから加速度的にSNSで業界関係者と繋がりが生まれ、自らも行動してきました。昨年もイベントに参加しその度に文章を残して発信してきました。それが認知されてきているなと思うことが「お疲れ様パーティー」でいくつもあったのです。

 

昨年臨床に出ている鍼灸師の実際の施術を見てみたいと声を挙げて施術見学会開催のきっかけを作った学生さんと再会しました。私は施術を見せる側だったので、あれから時間が経ち同じ鍼灸師のステージに立つのだと思うと時間の流れを感じます。

 

ある鍼灸師さんにご挨拶をすると、よく拝見していますと言われました。直接面識は無かったのですSNSでは関係があり、私の活動を知っている。初めましてと言いながらも探る会話ではなく具体的な活動の話にすぐに進んでいきます。

 

初めてお会いしたある学生さんには「先生が紹介していた本を買うつもりです」と言われました。ああ直接会ったこともない私の文章を読んでくれているのだと、ちょっと感慨深くなりました。

 

既に面識がある鍼灸師さん達も日々の行動が可視化されています。
新しく「ハリトヒト。」というWEBメディアを立ち上げて活動している人たち。
厚生労働省広告検討会でご一緒した先生。
鍼灸師になる前から面識がある先生。

 

今は個人で情報発信できて、かつ情報を能動的に取りに行ける時代です。何をしているのか、何をしたのかを外に発信しなければ「知る人ぞ知る人」になります。それが悪いとは言いませんが、アクティブに行動を起こしてそれを発信している人と比べれば1年間で差がついてしまいます。

 

あの会場にいた学生さん達も学生のうちから臨床鍼灸師の動向をチェックしている人が多かった。在学時代、鍼灸師ルーキーでもどんどん先輩方と交流して情報を得ることをしている。
私が鍼灸専門学生の頃にはこのようなツールが無いため、学生全体でそこまで差が無かったように思います。今は無料で手軽に情報を得ること、発信することができるため、卒業して現場に出る頃には大きな差がつくことでしょう。

 

ネットでの情報が頻繁になるからこそ実際に会うことの意味がより大きくなる。
初めまして→名刺交換→それで関係が終了、という一過性の点から、
前々から知っています→実際にお会いするのは初めてですね→今後とも情報を見ていきます→機会があれば一緒にやりましょう、という線の繋がりになっています。
学生さんも、現場で動いている鍼灸師も、業界団体も、同様に。

 

時代の変化と言えばそうなのでしょう。その傾向はこれから強くなりそうです。また時代の変化に果敢に挑むようにアクションを起こす東京都鍼灸師会に業界がいい意味で変化する期待が持てます。

 

甲野 功

 

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