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~初めての学生ペア割引を実施~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 学生ペア割引開始のお知らせ
学生ペア割引開始のお知らせ

 

以前、導入に踏み切ったとお伝えした学生ペア割引。先週初めて実際に行いました。

 

学生ペア割引とは鍼灸マッサージ専門学校生を対象に臨床現場の施術を見学するための企画です。


第三者に行う施術を客観的に見学したいという要望に対して、院側としては患者役の人を連れてきてもらうことが都合がいいのです。来院した患者さんに初対面の学生を見学させてもらうというのは、なかなか難しいことです。それならば学生同士が見学する・受けるを交互に行ってしまえばいいというもの。

ある鍼灸マッサージ学生さんが提案した内容を吟味して、当院の取り組みとして実行に移しました

 

初めてでしたが色々と反省や達成感といった結果を得られました。

 

当日はペアの学生さんが来院されて、それぞれ希望する施術内容を相手に行っているところを見学し、質疑応答をしました。予約段階で内容をすり合わせておいたのでどのように行うか事前にシミュレーションしておいたのですが、実際にどのようになるかは分からないですし、詳細に内容を決めていないまま当日を迎えました。

その日に予約した学生さんがTwitterにこのようなツイートをしてくれました。

 

参加した学生さんのツイートより。

今日はあじさい鍼灸マッサージ治療院にお邪魔しました。
ペア割というコースを選び、お互いの施術の見学をさせていただきました。
始めに実際に医療面接を受けて、どのように治療方針を立てるかの解説後に施術開始。
施術中も施術のポイントなど事細かに開設していただきました。
今回は一方が鍼灸治療、もう一方が匙鍼と按摩の施術を受け、お互いに見学し、わからないことや疑問点は質問しました。
施術終了後の話で僕が一番響いた言葉はもう一度来てもらうために小さなことを30個積み重ねることが大事だという話です。挨拶をきちんとするなど凡児徹底の大切さを学びました。
一緒にいった同級生もまたいきたいといっていたのでまたうかがわせていただきたいと思います。甲野先生、本日はありがとうございました。

以上学生さんのツイート。

 

 

学生さんのツイートその①
学生さんのツイートその①
学生さんのツイートその②
学生さんのツイートその②
学生さんのツイートその③
学生さんのツイートその②

 

 

 

概ね良い感想でホッとしました。まあ悪くは書けないでしょうから忖度はあるとは思いますが。きちんと内容を振り返ってくれた文章に感謝しています。断っておきますがSNSに投稿してくれとはお願いしていません。能動的に感想と振り返りを書いてくれました。


そこで、受け入れ側の私の感想も内容を踏まえて書いていきましょう。

 

まずは割引とはいえきちんと料金をいただく以上、通常の患者さんと同じように予診票を書いていただきました。そして症状を確認するための問診を行いました。
特に困った症状がないけれど、これこれ(鍼灸やマッサージなど)をしてもらいたい
ということではなく、
このような症状があるがそれに対して(こちらの)希望する方法(鍼なり按摩なり)でお願いします、どのようにアプローチするかは任せます
というものでした。


つまり事前に按摩(あんま:世間ではマッサージと認識される衣服の上から手で押す・揉むをする手技)と鍉鍼(ていしん:刺さない鍼)を見てみたいという要望があったのですが、患者役の学生さんが実際に持っている症状に対してどう使うのかは私の判断ということになります。

 

これは大喜利のようなもので、お題が決められて使う素材も指定された状況で独自の回答を出せ、ということです。
新規患者さんであれば全員が初見の症状であり、それにどう対処するかをその場で模索します。そこに今回は学生さんが見たい施術内容という縛りがあります。


按摩と鍉鍼をどう使っていくのかを考える難しさがあります。按摩はこうですよ、鍉鍼はこう使いますよ、とレクチャーしながら見せるのは学校の授業でもいいわけで、現実にある症状に対してどう効かせていくかを見せて説明・解説することが、臨床に出ている私の今回の役割になります。

 

予診票記入と問診の時点で、鍉鍼をこの目的のために、按摩はこの目的のために、と頭で組み立ててみました。それはほぼ直感で決めたことで、そのゴールに向けて問診をして実行可能かあるいはそれで適切かを考察するために行いました。実際の新規患者さんではコースを指定して鍼灸でお願いします、按摩指圧でお願いします、といったことがほとんどです。その指定された内容で具体的にどうしていくかを詰めていきます。

 

学生さんを前にして、予診票から読み取れるもの、なぜ私がこのような質問をするのか、問診をしているうちにだいたいの施術内容を頭に浮かべておく、などを説明しました。
普段行っていることを言葉に表すので、種明かしをしながら手品をするような感覚でした。いまや無意識に行っていることを言語化するので私にとっても気づきや振り返えりがあって勉強になります。

 

続いてベッドサイドに移動して体の動きや検査法などを軽くして、大まかな施術方針を決めると説明しました。なぜこのようにするのかを逐一解説するのはとても勉強になります。行動に必然性が生じますので。技術的なことを説明しつつ鍉鍼、按摩を行いました。

 

いざ学生さんの身体に触れるとそこからも読み取れる情報がたくさんあり、身体がこういう状態なのでこの方法をしてみますという解説を加えて施術していきます

来院前のシミュレーション。予診票、問診、検査法から得た情報を踏まえてのシミュレーション。それらと実際に触知して行うのはかなり差があります。

そして相手の体に触れて話をしているうちに予診票には書いてくれなかった情報が患者役の学生さんの口から語られます。体調に関係ないことだと記入しなかったことや本当に忘れていたこと、打ち解けて教えてくれたことなど予診票や問診では伝えてくれない内容を話してくれることが多いと学生さんに話しました。

 

 

施術途中及び終了後に質疑応答をし、学生さんの質問に答えていきました。また私も率先して技術的なこと、経営的なことなどを語りました。それには学生さん毎に学習の習熟度に応じて解説するレベルを変えるようにしました。一人は別の医療系国家資格を既に持っていたので、敢えて説明を深く細かくしたものでした。


質疑応答で今の学生さんが何を疑問に思っているのか、また学校ではどのように習っているのか、を見て取ることができたのです。私が鍼灸マッサージ専門学校に通っていた十数年前とは色々と事情が異なることを知ることになります。あの当時で記憶が止まっていると大変とんちんかんな説明をすることになるので、これは注意しておかなければと肝に銘じました。


質問内容からその学生さんが見据えているものが透けて見えてくるので、要望に応える内容の回答と説明をするように心掛けました。

 

 

初めてのことで進行のやり方、説明の仕方、施術内容、色々と改善点が見つかりました。


普段よりも考えること、話すことが多くなるのでもう少し工夫していかないといけないなと思いました。そして学生さんが特に知りたいことを察知することが必要だと。求める内容が人それぞれです。何を現場として見せてあげたらいいのかを感じ取るようにする。学生さんはせっかく足を運んで割引といえど料金を支払うわけですから。時間とお金を使う以上、有益なものを持ち帰ってもらいたいものです。それは普段の患者さんと同じです。

 

半分同業者である学生さん。これまでも、そしてこれからも、私のやることは教員や別の先生と比較されます。しっかりとしたものを提供しないといけないなと襟を正す気持ちが生まれます。初回の学生ペア割引を終えて、次のケースに備えて色々と改良していこうと気持ちを新たにしています。

 

甲野 功

 

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