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~引っ越しスタッフというプロフェッショナル~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 作業をしてくれたアート引越センターのトラック
引っ越し作業をしてくれたアート引越センターのトラック

 

先週末に自宅を引っ越しました。

 

これまで実家で両親と同居しており、2階部分で妻子と4名で暮らしてきましたが、子ども達の体も大きくなり、新型コロナウィルスの影響でテレワーク、保育園自粛など自宅にいる時間が増えてきて、色々と苦しくなり引っ越しとなりました。

 

昨日は引っ越し業者が来て本格的な荷物の運搬をお願いしました。そこで初めて目にした引っ越しスタッフの凄さに驚いたのです。

 

私はこれまで大きな引っ越しをしたことがありません。そのため引っ越し業者にお願いした経験がありませんでした。

 

引っ越し自体がかなりのストレスで、業者を手配するのもかなり辛かったです。勝手も相場も分からないので。ある条件を引き受けてくれるところにする、という判断基準のもと、「アート引越センター」にお願いすることにしました。他に2社見積をお願いしましたが、自宅の都合上面倒な作業が必要だったのですが、それをはっきりとできますと確約してくれたからです。

 

そのとき思い出したのが数年前の出来事。


大学生の患者さんの予約が入っており治療院で待機していました。

予約時刻の15分前くらいに呼び鈴が鳴り、あれ随分と早く来たな、と思って扉を開けると全く知らない男性がいました。制服で引っ越しスタッフだと分かりました。
いま、引っ越し作業をしているのですが急にギックリ腰になってしまい、仕事にならないのです。どうにかならないですかね。
顔を苦痛に歪めながら玄関で話します。
うちの看板が目に入ってアポなしで訪れたのでした。

 

後が詰まっていなければ予診票を書いてもらい問診をするといった通常の対応をするところですが、事前に予約をしている患者さんに不便をかけたくないので、そのままベッドの方に入ってもらい、ギックリ腰に対応する鍼治療を行いました。ギックリ腰の症例はたくさん対応してきましたし、私も子どもが生まれて人生初のギックリ腰を経験しました。そう言えば人生で初めてのギックリ腰は自宅から使わなくなった勉強机を2階から降ろす作業中に起きました。引っ越し作業に似ています。


ギックリ腰は慣れた症例ですから、手早く応急処置的な鍼治療を行い、最後にキネシオテープを腰に貼っておきました。互いに時間も無いので、支払いはいりませんので仕事場に戻ってくださいと言いました。


その人は数時間後に、「何とか仕事になりました。せめてものお礼に。」とたくさんのボックスティッシュを持ってきてくれました。その方の引っ越し会社が「アート引越センター」だったのです。


今度は私の方が依頼者として、仕事をお願いすることになったなと思いました。

 

新居は近い場所にあります。週末は引っ越し料金が高くなるからと平日に依頼する計画でした。先週末に鍵をもらい入居開始。そこから地道に自分で荷物を運んできました。布団がなければ寝ることもできませんので。


週末から火曜日まで数日間荷物を運びました。新居はエレベーターの無い4階。ここ最近では4階を歩いて登ることもなく、荷物を抱えての移動は足腰に大きな疲労が溜まりました。新型コロナウィルスの影響で外出自体できなかったので体力も低下していました。

 

そして昨日、引っ越し当日。
前日まで段ボール箱に荷物を積めてかなり気持ちが滅入っていました。引っ越しとは日常生活の様式ががらっと変わることです。引っ越しするために荷物を徹底的に整理し、家を清掃していきます。
中古で使って居た冷蔵庫を破棄することにしたものの、家電リサイクル法により業者に引き取ってもらわないとならず中を綺麗に清掃しないと受け取ってもらえないと分かりました。冷蔵庫を延々と拭いているのは体力以上に気持ちが疲れました。生活していた部屋が段ボール箱で埋まっていくのも何か疲れを誘発しました。

引っ越し当日はこの大量の段ボール箱を運んでもらえるのか。4階まで持ってあがるのは大変だろうなと思っていました。

 

3名で現れたアート引越センターのスタッフ。挨拶して現場の状態を確認すると信じられないスピードで段ボール箱をトラックに積み込んでいきます。本がぎゅうぎゅうに詰まった段ボール箱を軽々と持ち上げて更にもう一つ抱えて階段を下りていきます。ときに3箱いっぺんに持っていきます。詰めた張本人なので重さがわかるわけです。その力にちょっと引きましたこの人たち、すげえ

 

オーブン機能のある大型電子レンジを一人で持って階段を下りていきます。力がまずあります。
引っ越し作業は持ち上げるだけではなく、それを持って階段を下りて玄関に出てトラックに積むという動作になります。パワーはもちろん持久力や空間把握能力も必要です。


大きな荷物を抱えていると人が通れませんからスタッフ間で連携して受け渡すこともします。冷蔵庫などの大型のものは周りに当たらないように計算して運んでいきます。足元や前が見えない状態でも専門用語で情報伝達をしながら運んでいきます。


その動きはまさにプロフェッショナル。初めて目の当たりにする引っ越しスタッフは想像以上でした。なまじ自分で運んでいたからこそ感じることです。

 

大きな家具は分解して運びます。分解するための道具も持参で、私が必死に組み立てた家具も効率よく分解して運んでいきます。家具のことにも精通していないとできない仕事だと思いました。


食器棚が階段を通ることができず、分解しないといけなくなりました。しかしどうしても外れない。構造上ネジを回せば外れるはずなのにビクともしないトラブルが起きました。
私も含めて4名で試行錯誤するも外れません。事態が進展しない状況に私はもう内心、諦めてここに置いて新しい食器棚を買い替えた方がいいよな、と思っていたのです。それでも引っ越しスタッフがスマートフォンで調べたり器具を変えたりしながら工夫し、遂に分解に成功します。本当に凄いなこの人

 

トラックに積むときも効率よくデッドスペースが無いように詰めていき、リアルなテトリスのよう。運ぶ荷物をみてどのように積み込むか頭の中でシミュレーションできているのだと感じました。ここでも空間把握能力が必要なのだろうと覆います。

 

色々とトラブルもありましたがやっとトラックに積み終わり移動となります。
リーダーの人がトラックの運転をします。大型免許も持っているのかこの人は。

 

そして新居へ。
暑い昼下がり。エレベーターの無い4階までトラックいっぱいの荷物を人間の力で運んでいきます。そのスピードたるや。私は前日まで数日間、何往復も荷物を運んできたのでそのスピードにも唖然としました。仕方ないとはいえマスクをしたままの作業。熱中症で倒れないかなと心配になりました。

 

大量の荷物を運び、家具の組み立ても行います。やはり手際がよいのです。どれも最初に私が組み立てたものばかりですから、専門器材を使っているとはいえ初見で組み立てるスピードの速いことに驚くわけです。

 

本当に怒涛のような動きで引っ越し作業が終わりました。その姿をみるとやはりプロの仕事なのだと再確認しました。

 

私もある意味、肉体労働者です。たまに「疲れるでしょう」と言われることがありますが、1時間の按摩指圧なら苦になりません。3、4人連続で各1時間ずつ按摩指圧を行ってもあまり問題はありません。一般の人だと10分も人の体を揉んでいたら指や手が疲れてへばってしまうようです。プロとしては患者側に心配されるのは気持ちの良いものではありません。
それと同じで引っ越し作業のプロフェッショナルはこちらが体力の心配をするのは失礼なことのように思えてきました。

 

また、ただ体力があって重い荷物を運べるというだけではなく、気配り、接遇、正確さ、段取り、器材の知識、運転技術、お客さんへの説明など、諸々の能力を統合させていることが分かりました。体力があれば誰でもできる仕事のようでいて実はそれだけはないようです。同じ体を動かして働く仕事であるからこそ共感する面がありました。

 

引っ越し作業は単純なようで奥が深い。そのことを知れた体験でした。
もう引っ越しなどしたくない、と思うほど準備で疲れて辟易としていましたが、アート引越センターの作業スタッフの仕事ぶりをみて、いいものを見た、良い刺激を受けた、自分も頑張ろうとやる気が出ました。アート引越センターが「ART(芸術)」という屋号なのがちょっと面白いと思います(Wikipediaによれば電話帳の最初に来るようにアートと付けたそうですが)。

 

甲野 功

 

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