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~自分事にする勉強法~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 勉強方法についてスライド
専門学校の勉強方法についてのスライド

 

先月は来年鍼灸マッサージ専門学校に進学予定の方々にお話をする機会を作りました。内容は専門学校でどのように勉強をすることが卒業後の臨床に役立つのかというもの。

 

私が学生の頃(15年くらい前)と違ってネット、SNSの力により様々な情報が手に入るようになっています。それこそ鍼灸専門学校に入学前から情報を取得して独自に勉強を始める人もいます。そういった方々に話をしたわけです。
勉強方法や内容についても日々情報交換がされています。情報過多とも言えるわけで、一体何を学びどのように学ぶのが良いのでしょうか。

 

専門学校は一般の大学と異なり
①専門知識を学び、
②専門資格を取得するため、
に通う場所です。
この①と②の目的が満たされないといけません。鍼灸の大学であれば③研究をする、という項目も入るかもしれません。専門学校であるならば鍼灸師としての最低限の専門知識・技術を学び(①の目的)国家試験受験資格を得られるだけの単位を取得しなければなりません(②の目的)

どちら一方だけに偏ってはいけません。

 

圧倒的な技術力、豊富な知識を専門学校で習得しても国家試験に合格しなければ臨床現場に立つことはできません(鍼灸師ではなくするのならば話は変わります)。
試験対策を徹底的にして国家試験を余裕で通過したとしても、まともに鍼灸ができなければ臨床では話になりません(臨床に立つ以外にも鍼灸師としての仕事はあるので一概に無駄とは言いません)。

 

理想は①と②の目的に合致した勉強や学習をすることです

元々①と②は同じ系統にあるもので切り離すものではありません。しかし、必ずしも現場で役立つことが国家試験に出るかというとそうでもなく、卒業後に現場で役立つことを学校で習うとは限りません。
”現場で役立つこと”は人それぞれで専門学校側が生徒一人一人に合わせるのは不可能です。何より生徒側が「卒業後に現場で役立つであろうこと」を探して定めていないと意味がありません。それが、経営能力なのか、広報能力なのか、美容関連なのか、スポーツ関連なのか、難治性疾患関連なのか、、、。他人には分からず生徒が見定めること。

 

私は以前別の機会に鍼灸専門学生に話したことがあります。
これから皆さんが取ろうとする資格(鍼灸師あるいはあん摩マッサージ指圧師)はあなた方が想像しているほど世間的に認められたものではありません。資格を取れば一生安泰などではないですし、あがめられることもないでしょう。しかし専門学校の3年間はきっと想像しているよりも遥かに重要な期間になるはずです

 

専門学校時代の過ごし方は、鍼灸師としてやっていくのならば、その後の人生に大きな影響を与えます。専門学校の勉強のやり方を考えてもらいたいと、先に卒業した者として願うのです。

 

中には、国家試験対策だけをしていれば大丈夫、仕事は現場で覚えればいいのだから、という人がいます。
中には、学校の勉強ができたやつは卒業後使い物にならない、活躍するのはだいたい赤点ギリギリだったやつだ、という意見もあります。
どちらが正しいのでしょうか?


両方の意見に言えることは先に挙げた目的①、②を切り離して考えていることです。①と②を同一線上に考えれば<学校の勉強もできて国家試験対策もきちんとした卒業生は現場でも活躍する>という理想像が生まれるはずです。現実にそのような鍼灸師はたくさん存在します。どちらか一方だけ、という考えを持っているといびつになると思います。

 

私は鍼灸専門学校時代勉強ができたのか?と問われれば成績優秀でしたと言えるでしょう。鍼灸マッサージ科時代は卒業式で表彰されましたし、鍼灸マッサージ教員養成科は学園賞という最上級の賞をいただいています。柔道整復師科では特待生も取りました。学校の勉強は他のクラスメイトと比較してもよくできました。


では本番の国家資格はどうだったのでしょうか。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の3つの試験でどれも9割くらいの点数を取って一発合格しています。合格ラインは6割以上。合格すれば何点取ろうがどうでも良いことですが国家試験対策もばっちりしていました。今よりも遥かに問題が簡単でしたが。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 甲野功あはき国家試験結果
院長の国家試験結果

 

 

そして鍼灸マッサージ師となって十数年余り。この仕事以外を本業にしたこともないですし、他業種のバイトもしたことはありません。お小遣い稼ぎ程度の単発バイトはありますが。今年で開業して6年、独立して8年を迎えました。きちんと業界で生き残っています。

 

このような状況を生み出せたのはやはり勉強方法が良かったからだと思い返します。勉強方法というより勉強に対する向き合い方と言い換えてもいいでしょう。
それはどのようなものかというと「とにかく自分事にする」を意識したものでした。

 

人間は自分に関わる事は覚えられる、覚えようとするものです。学習の基本は暗記にあります。基礎知識を記憶していないと応用することはできません。あいうえお、が分かるからカタカナ、漢字が覚えられるように。鍼灸専門学校の勉強、学習、練習も同じで自分に関係することだから覚えられるし能動的に学習するということです。

 

しかし学ぶ内容は膨大で頭がパンクしそうになるものです。中には「こんなこと覚えて意味があるのか?」とぼやきたくなることがあるでしょう。覚えて意味があるであろうことしか学校では教えない(指導要領に乗らない)のですから、当然意味があることなのですが、範囲が広すぎて辟易としてしまうものです。私は母校の東京医療専門学校を合計8年、3科通ったのですから学生の気持ちはよく分かります。その苦しい状況で勉強するために「自分事にする」のです。

 

具体的には「トップダウン勉強法」と「ボトムアップ勉強法」という(便宜上の名前を付けますが)やり方をしていました。


・トップダウン勉強法:目指すビジョンから下ろして能動的に勉強する
・ボトムアップ勉強法:受動的に習ったことをこれは今後活かせるかもと期待して勉強する


このような意味です。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 勉強方法についてスライド
専門学校の勉強方法についてのスライド

 

 

そして鍼灸マッサージ師となって十数年余り。この仕事以外を本業にしたこともないですし、他業種のバイトもしたことはありません。お小遣い稼ぎ程度の単発バイトはありますが。今年で開業して6年、独立して8年を迎えました。きちんと業界で生き残っています。

 

このような状況を生み出せたのはやはり勉強方法が良かったからだと思い返します。勉強方法というより勉強に対する向き合い方と言い換えてもいいでしょう。
それはどのようなものかというと「とにかく自分事にする」を意識したものでした。

 

人間は自分に関わる事は覚えられる、覚えようとするものです。学習の基本は暗記にあります。基礎知識を記憶していないと応用することはできません。あいうえお、が分かるからカタカナ、漢字が覚えられるように。鍼灸専門学校の勉強、学習、練習も同じで自分に関係することだから覚えられるし能動的に学習するということです。

 

しかし学ぶ内容は膨大で頭がパンクしそうになるものです。中には「こんなこと覚えて意味があるのか?」とぼやきたくなることがあるでしょう。覚えて意味があるであろうことしか学校では教えない(指導要領に乗らない)のですから、当然意味があることなのですが、範囲が広すぎて辟易としてしまうものです。私は母校の東京医療専門学校を合計8年、3科通ったのですから学生の気持ちはよく分かります。その苦しい状況で勉強するために「自分事にする」のです。

 

具体的には「トップダウン勉強法」と「ボトムアップ勉強法」という(便宜上の名前を付けますが)やり方をしていました。


・トップダウン勉強法:目指すビジョンから下ろして能動的に勉強する
・ボトムアップ勉強法:受動的に習ったことをこれは今後活かせるかもと期待して勉強する


このような意味です。

 

ビジョンとは経営でよく使われる用語としての意味で、将来自分が思い描く理想の姿を映像にしたもの。妄想でも構わないので、具体的に想像します。
例えばJリーグ選手のトレーナーとなってクラブチーム専属鍼灸師になっている。美容専門の鍼灸サロンを銀座に構えて芸能人相手に仕事をしている。大学病院で医師と連携して難治性疾患患者に鍼灸治療を行っている。
このような感じです。

 

その理想のビジョンを持ち、その姿に近づくために学校の勉強をする。それがトップダウン勉強法です。私の場合は社交ダンスの競技選手をサポートしたいという明確なビジョンがあったのでそれに繋がるであろうことはどんどん勉強しました。解剖学、生理学、運動学。美容もリハビリも競技選手にとって必要だと考えられることは貪欲に勉強しました。そのときの経験が現在に活きていますし、より深く理解しようと努めたので試験問題にも対応できたのです。

 

それでも、これはさすがに自分の持つビジョンとは関係ないだろう、という学習内容が出てくるものです。義務だから覚えるけど将来必要ないよな、という感じです。
その際に逆の発想で「いやいやこれを知っておくと実は将来役に立つかもしれない、いやそうだろう!だから覚えておこう!」という気持ちで勉強します。これがボトムアップ勉強法です。
私の例で言えば、病理学の悪性新生物(いわゆるガンですね)の勉強など必要ないだろうと思いましたが、サポートする競技選手はガンになるかもしれないし(骨肉腫は若年層でもなります)、選手の親類がなるかもしれないだろう、しっかり学んでおこう、と切り替えて勉強しました。
その結果、私の近い人物が実際に悪性新生物に罹患したときに役立ちました。ビジョンを広げることで、これももしかしたら関係ることになるかも、と他人事ではなく自分事に変化させることで苦手な教科、分野も勉強し成績を残しました。
そして無理に覚えた知識が現場で出くわすことが多々あるのです。学校で習ったことが本当にあるのだな、と実感することばかりです。

 

ビジョンは理想、学校の勉強は義務としたとします(本当は望んで学校に入学するのですから学校の勉強は権利なのですが)。
理想を求めて勉強をして(トップダウン)、学校の勉強を理想に繋げていく(ボトムアップ)。理想と義務を行き来することで自分事になり、身の入った勉強や学習になると思います。
少なくとも私は鍼灸マッサージ科、柔道整復師科、教員養成科の3つの専門学校時代はこのように勉強をしていました。その時の礎があるから今の状況がありますし、更に先の勉強もできるのでしょう。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 自分事にする勉強スライド
自分事にする勉強の概念図

 

 

さてここまで書いておいて気付くかもしれませんが、この勉強方法は「確固たるビジョン(理想)」が無いとできません。前提条件としてビジョンが必要なのです
鍼灸師になって何がしたいのか、何を成したいのか、どのような状況になりたいのか、といったことが無ければできないのです。


ここでも書きましたが専門学校は生徒一人一人の”現場で役立つこと”など認識できません。逆に生徒が自らのビジョンを外に発信し続けていれば学校や教員、周囲の人々が役立つことを得るための手助けをしてくれるかもしれません。


自分事にする勉強をすれば成績が上がると考えていますし、少なくとも私自身はそうして成績をおさめました。また自分事にするためのビジョンが明確にしてあったからとも言えるでしょう。

 

未来の専門学生さんに話した骨子となることは
鍼灸師になってどうなりたいのですか?その問いかけにしっかり答えられるようにしましょう
ということでした。

 

甲野 功

 

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