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~江島杉山神社~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 江島杉山神社
江島杉山神社

 

人で鍼灸師になったのであれば一度は行っておきたい場所。それが両国にある江島杉山神社です。

 

本所一ツ目弁財天江島杉山神社

 

日本の鍼灸師がほぼ全員が習い、今でも主流となっている管鍼法の創設者とされる杉山和一を祀った神社です。杉山和一についてはこれまでも何度か触れていますが、江戸時代に鍼のイノベーションを起こしたといえる偉人。その人を祀る神社なのです。このように書いていますが、実は今年になってやっと行きました。鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師になってから10年以上の歳月が経っていました。しかもこの江島杉山神社の存在を知ったのは開業してからのこと。他の鍼灸師さんの活動から知ったという。

 

元々江ノ島が好きで鍼灸マッサージ専門学校に行く前からちょくちょく行っていました。江ノ島には杉山和一のお墓があるということは有名で、専門学校に入学してすぐに教えてもらいました。江ノ島観光と一緒に何度かお参りをさせてもらっています。そこで東京にもお墓があるらしいという噂を耳にしていたのですがそれがどこにあるのかは調べませんでした。江ノ島によく行くので東京の方はほったらかしにしていたのです。東京都民なのですが。海に囲まれて素晴らしい景色と美味しい食べ物、交通の便もよく観光地として魅力がある江ノ島ばかりに目が行っていました。今年の秋、思い立って長女と一緒に両国の江島杉山神社に行ってきました今回は神社の紹介をします。

 

江島杉山神社は江ノ島にある江島神社の弁財天の御分霊杉山和一を祀っています。杉山和一は江ノ島の弁財天を縁が深く、年老いても江戸から江ノ島までお参りをしていたといいます。検校という盲人(視覚障害者)の最高位にあった杉山和一は時の将軍徳川綱吉公に拝領した本所一ツ目の土地に、江ノ島弁財天を勧請して祀ることが許されました。江ノ島にある江島神社の分祀になるのでしょうか。明治に入り杉山神社が建てられます。昭和に入り江島神社と杉山神社は合祀し現在の江島杉山神社となります。(ホームページのご由緒より)。よって御祭神は弁財天と杉山和一の両方になります。生前お参りしていた弁財天と死後神様として同列に祀られるというのも興味深い話ではないでしょうか。

 

場所は両国駅から徒歩10分ほどでしょうか。隅田川の近くにあります。住宅街の中にあるので少し分かりづらいかもしれません。

 

境内には本殿の他にも興味深いものが点在していました。大きくはありませんが池(弁天池)と石橋があります。鯉が住んでいて都内の住宅地という立地を考えると立派な池だと思います。石橋を渡るのは何か楽しくなる性分であります。力石。墨田区内に37個あるという力石。最も重いものが江島杉山境内にあります。その重量は93貫(348.75Kg)あるのだとか。九拾三貫と刻まれています。石橋を渡ると「いわやみちの碑」があり、その先へ進むと、杉山和一が管鍼術を授かったという本社江ノ島弁天の岩屋を模した岩屋があります。杉山和一は江ノ島弁財天の岩屋で修業した後に管鍼法を編み出したと伝えられています。江ノ島には立派な岩屋(洞窟)がありますが、こちらも再現してあるわけですね。両方入ったことがあるので比較すると面白かったです。娘は怖いから入らないと言われてしまいました。本殿の横には杉多稲荷神社があります。弁財天を祀っているので弁天様の像があり、銭洗もあります。

特に特徴的なものが贈正五位杉山検校頌徳碑。杉山和一の業績が認められ、大正13年に正五位が追贈されたのを記念して作製された世界に1つの点字石碑だそう。点字の石碑があるというのはここならでは。また杉山和一記念館が境内にあります。2016年に完成した2階建て。杉山和一や鍼灸、あん摩に関係する資料が展示されています。2階には杉山鍼按治療所という鍼灸マッサージ院があります。ホームページによれば世界で唯一の神社境内にある治療院だとか。

 

公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会 杉山鍼按治療所

 

このように数多ある神社の中でも杉山和一という人物が大いに関係する神社であるため、特殊な境内となっています。娘と一緒に訪れたのは父親の仕事の一端を見せておきたいという想いがありました。もしかしたら杉山和一がいなければ現在の仕事は無かったのかもしれません。資料館を見せつつそのような話をしました。

 

甲野 功

 

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