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~地域散策 神楽坂の不二家~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 不二家飯田橋神楽坂店
神楽坂の不二家

 

 

先週、鍼灸マッサージ学生さんに神楽坂を紹介したときのこと。待ち合わせ場所を不二家前にしました。

 

不二家。老舗洋菓子メーカーです。多くの店舗を持つ不二家ですが神楽坂の不二家(飯田橋神楽坂店)は特別な場所です。それは「ペコちゃん焼」を常時販売する唯一の店舗だからです。

 

不二家 飯田橋神楽坂店 Google map

 

神楽坂に来たら「ペコちゃん焼」を買う。このような人は多いのではないでしょうか。

 

看板にある通り日本でここだけでしか買えない「ペコちゃん焼」。プレミアム感があり神楽坂に来たという気持ちになります。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 不二家飯田橋神楽坂店の看板
大きく、日本でここだけ!、と書かれています

 

 

 

飯田橋神楽坂店の立地も関係しています。

各線飯田橋駅近くにあり、メインストリートである神楽坂通りの入り口。JR飯田橋駅を降りて外堀通りを渡り、さあここから神楽坂だ、という入り口付近にあるのです。これまでに数多くの番組で撮影されてきた神楽坂の坂道、その上るところに半地下の路面店としてあるのです。横には老舗和菓子処である紀の善があります。食べ歩き、土産と、神楽坂への行き帰りともに買いやすい立地にあるのです。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 不二家飯田橋神楽坂店入り口
半地下の入り口

 

 

特長は何といっても「ペコちゃん焼」が売っているということ。これに尽きるでしょう。

 

似たような商品なら不二家の他店舗で販売しているものもあります。銀座三越店限定の「ペコちゃん人形焼き」。鎌倉店限定の「開運ペコちゃん焼き」。類似商品は後で販売されましたが、オリジナルは神楽坂店限定「ペコちゃん焼」であることは間違いないでしょう。

 

この「ペコちゃん焼」は東京理科大生と関係が深いと言われています。

 

私の母校である東京理科大学。本拠地である理学部は飯田橋駅にほど近い神楽坂の住宅街にあります。東京物理学校からその歴史が始まった東京理科大学。理学部は一番古い科です。理科大生は必ず聞かされる、夏目漱石作「坊ちゃん」で主人公が東京物理学校に通う描写があります。自然科学を教える日本最初の私立大学とされる東京理科大学。

 

その神楽坂校舎を出て駅に向かう道の先に不二家があります。東京理科大学神楽坂校舎には校門がありませんし、キャンパスと言えるようなはっきりとした区分けされたエリアがないので色々なルートで駅に行けるのですが、主要ルートの一つに不二家に向かうものがあるのです。

私も学生時代、毎日のように不二家を視界に入れていました。そして不二家でバイトをする理科大生は多く、私の同期もバイトをしていて「ペコちゃん焼」を作っていました。買いに行くと厨房にいて失敗作を内緒でくれたこともありました(20世紀末の話なので時効ということでお願いします)。

 

大学4年生になり研究室に入ると、教授にお客様が来たときはお茶うけとしていくつか「ペコちゃん焼」を買ってきてくれとおつかいに行かされたこともありました。何といってもここでしか買えないというプレミアムが強いのです。

 

ではなぜ数ある不二家でこの神楽坂店でしか「ペコちゃん焼」が買えないのでしょうか。諸説ありますがこのような話があります。当初は各店舗で販売を始めた「ペコちゃん焼」。しかし見た目が結構怖い。できたものを見ると分かりますが目が怖いのです。無表情に見えて若干、いやまあまあ不気味。不評だったらしい。売れないので他店舗は製造販売中止になっていったのですがなぜか神楽坂店では売上があったので残したとか。その結果、日本で唯一「ペコちゃん焼」を売る店舗になったのだとか。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 ペコちゃん焼
あじさい鍼灸マッサージ治療院 ペコちゃん焼
見た目がけっこう怖いペコちゃん焼

 

 

そうするとなぜ神楽坂店だけ「ペコちゃん焼」が売れたのかという疑問。それは東京理科大生と外堀の向こう側にある法政大生が買い続けた結果だという話です。真偽が定かではないのですが。そう理科大生は好きでよく買っていたから販売中止にならなかったという噂なのです。私が東京理科大に入学したときには既にここでしか買えない「ペコちゃん焼」になっていました。神楽坂のシンボルの一つという感じ。昔のことが分からないのですがよく耳にした説です。

 

今でも神楽坂に来たら「ペコちゃん焼」を買って食べ歩きしたりお土産にしたりして、本物は思ったより怖い!と盛り上がるアイテムになっていると思います。神楽坂を紹介するときは分かりやすいネタとして重宝しています。

また「ペコちゃん焼」と神楽坂店は不二家の象徴とも言えます。十数年前に起きた不祥事で洋菓子が販売中止に追い込まれた不二家。諸々の改善策を講じて遂に販売再開となったときに神楽坂店に行列ができてその様子が報道されたものでした。不二家復活の画として選ばれたのが神楽坂店だったのです。

 

神楽坂の不二家と「ペコちゃん焼」は王道中の王道という気がしますが、神楽坂に来たときはお土産に買っておくと喜ばれることでしょう。

 

甲野 功

 

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