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~職人のいなり寿司を子どもと食べた~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 八千穂寿司のとびっこいなり
八千穂寿司のとびっこいなり

 

 

テレビ東京系で『世界ニッポン行きたい人応援団』という番組があります。これは海外に住む外国人で日本の文化が大好きだがまだ一度も来日したことが無い人を支援する半ドキュメンタリー半バラエティーという感じの内容です。

 

日本に住んでいると全くありがたみのないことや知らないようなことも、ある外国人にとっては恋焦がれるものになる。熱烈な日本文化を愛する外国人を通して日本の事を再確認できる内容です。

 

教養にもなるので私は好きでよく視ています。有名なものから非常にマニアックなものまで日本文化を掘り下げます。長女も結構好きで、日本の職人技術に感心することが多いです。

去る5月17日に放送された回ではいなり寿司が大好きな外国人が取り上げられていました。いなり寿司が好きで独学で作っているがうまく作れない外国人。番組の支援で日本に招待され、いなり寿司の名店で名品を食べ、その作り方を学びます。

 

本編は新型コロナウィルス流行前に放送されました。知っての通り今の世界状況では来日することが非常に難しいため、過去に出演した外国人達の振り返る番組構成になっています。その数年前に来日していなり寿司を学んだ外国人とリモート中継を結び現状を報告する内容だったのです。

 

そこで出てきたお店の一つが「八千穂寿司」でした。

 

いなり寿司は普段は何も気にせず食べています。近所のまいばすけっとで3個100円ちょっとで買えるので昼飯によく買っています。ありがたい品という感覚が無く、お寿司屋さんに行っても敢えて頼むような品ではありません。いなり寿司に魅せられるという外国人がいることにちょっとした驚きです。

 

番組では美味しいいなり寿司を作ってきたお店を2軒紹介しており、その一つが巣鴨にあった「八千穂寿司」でした。こだわりの食材と職人の技術で画面越しからも伝わる美味しそうないなり寿司を作っていました。本編が放送されたときも私は視ていて職人がきちんと作るとやっぱり違うのだろうなと思っていました。

 

今回の放送では海外とリモート中継を繋ぎ、八千穂寿司のスタッフと教えた外国人が画面越しに再会する姿が映っていました。そこで知ったことが、この八千穂寿司が九段下に移転したということ。九段下といえば自宅からそう遠くありません。

 

八千穂寿司

 

調べてみると法政大学のそば。想像以上に近くにありました。

長女とこのいなり寿司を食べてみたいねという話になりました。

結構テレビ番組やYouTubeで出てきたものに飛びつく傾向のある我が家。海外からわざわざ食べて習いに来るほどの(たとえそれが番組の企画だとしても)いなり寿司、どれだけの味なのだろうかと。

 

緊急事態宣言下でも自転車で行ける範囲なら買いに行ってもいいかなと思いました。さすがにいなり寿司を食べるためだけに電車に乗って巣鴨まで行く気は無いのですが、近いとなると話が変わります。長女と二人でいつか買いに行こうと機会をうかがっていました。

 

そして先日買いに行きました。

 

店員さんの顔をみてテレビ番組でみたそのままだなと内心思いました。長女は『世界ニッポン行きたい人応援団』に出演したというPOPを見つけて喜んでいました。いなり寿司をとにかく食べたかった私と長女は新商品の「とびっこいなり」を家族分買いました。移転したばかりで限定サービスのようで柚子胡椒を無料でトッピングしてくれました。

 

帰宅して食べてみると確かに美味しい。というよりも違う。コンビニエンスストアで買うパックのいなり寿司と味の深さが違います。シャリを柔らかく握っていて口の中で固さを感じません。これが職人のテクニックだと番組で紹介されていました。

 

長女も美味しいと声を挙げていました。

 

長女は小学生ながら変に舌が肥えているというか良い味がわかるところがあります。そもそも普段いなり寿司を食べているところを見た記憶がなく、いなり寿司の違いが分かるのだろうかという疑問。油揚げ、寿司の握りといった違い、良さが分かるようなのです。

これは私にはない特性で、もっと小さい時からパックに入った量販の味噌と量り売りのそれの違いが分かりますし、最近では採れたてのタケノコの味に感激していました。私はというと子どもの頃は美味しいもの違いは分からず単純な味が好きでした。長女はよく違いが分かるなと感心します。

 

親として子どもに小さい時から本当にいいものを教えておくことは望ましいことだと考えています。私の場合、食事はあまりそういうことはなかったのですが分からなくてもいいからと幼少期に演劇やオーケストラに連れて行ってもらった経験があります。子ども心につまらなくて家でアニメを視たいというのが本音でしたが。他にも響いたものそうでないもの多々ありましたがなるべく経験させてくれたと思います。

 

自分が親の立場になり、いなり寿司一つでもコンビニエンスストアのパックに入ったいなり寿司の他に、わざわざお店まで行って職人が一つ一つ手作りの一品を食べるというのも、ちょっとした教育かと考えました。なにせ昨年から断続的に続く緊急事態宣言で子ども達には多くの体験ができなくなっています。ウーバーイーツで何でも自宅に届く時代に、顔の見える職人がその場で作ってくれたいなり寿司を買いに行って食べるという経験・体験は後々残ってくれるかなと思っています。

 

甲野 功

 

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