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~上野大仏~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 上野大仏
上野公園にある大仏

 

 

上野大仏をご存知でしょうか?

 

上野とは。そう東京都台東区の上野です。上野駅は都内有数のターミナル駅で新幹線も止まるほど。その上野に大仏があるというのです。

当初、私はそんなはずが無いと思いました。大仏と言えば奈良や鎌倉、牛久。都内のそれも上野に大仏があるなど聞いたことが無いと(最近、近くにある護国寺にあることを知りました)。生まれも育ちも東京新宿区で幼い頃から上野恩賜公園に行ってきました。上野動物園も国立博物館も。上野のどこに大仏があるのというのでしょう?あれば気付いているはず。

 

上野大仏は上野恩賜公園内にあるといいます。

 

え、どこに大仏があるの?という驚き。大仏は字のごとく大きな仏様の象。まさか国立博物館に展示してあるものを上野大仏と呼んでいるわけではないでしょう。

答えはなんと顔しか残っていない大仏ということでした。

 

東京トリップ 大仏パゴダ(上野大仏)

 

解説によると、かつてきちんと上野の山に鎮座していた大仏様。紆余曲折を経て、関東大震災のときに頭部が落下します。体の部分を寛永寺が保管しますが資金難で再建できないまま時間が過ぎ、太平洋戦争時に軍へ金属を提供することとなり昭和15年に胴体部分を失います。

終戦からしばらく経った昭和42年に、薬師仏を祀るパゴダ様式の祈願塔(大仏パコダ)が建立されます。パゴダ様式とはミャンマー様式の仏塔のこと。この祈願塔内部には薬師如来、月光菩薩、日光菩薩の薬師三尊像が安置されています。

その後昭和47年に安置されていた大仏の顔をレリーフとして祀っています。

 

いざ現地にいくとかなり異様な光景です

 

上野恩賜公園内を歩いていると見かけた「上野大佛」の文字。小高い丘のようになっていて階段を登っていきます。すると現れる大仏の顔。壁から顔が出ているような状態です。元々6mあったという大仏、当然顔だけでも大きいです。

大仏様は全身があってのものだと素直に思いました。大きな顔が同じ目の高さにあると非常に不気味です(大変失礼なのですが)。仏頭として頭全体があるならばまた印象が違うのでしょうが顔のみというのがまた。

 

これまで数多くの仏像を見てきましたし、実家には昔仏頭のレプリカが置いてあったので馴染んできたつもりでした。しかしこの大仏の顔というのは驚きを通り越してちょっと引きました。上野動物園のすぐそばにこのような場所があったとは。幼いときに見ていたら泣いていたかもしれません。

 

そばには立派な祈願塔、大仏パゴダがあります。中を見ることはできませんが薬師三尊像が中に安置されているはずです。なぜミャンマー様式なのか今度調べてみようと思います。ミャンマーは仏教国ですがこの地と何か関係があるのでしょうか。

 

なお上野大仏は幾多の困難を乗り越え今に顔だけ残り、これ以上落ちない(落ちようがない)という意味で受験生から合格大仏と呼ばれパワースポットになっているのだとか。私は都内在住の受験生でしたが聞いたことがありませんでした。お守りもあるそうです。

 

元々寛永寺の境内であった上野の山(上野恩賜公園)。想像以上に色々なものがあって驚きます。身近にこれだけ面白いものが揃ったエリアがあるとは。40歳を過ぎて上野恩賜公園の歴史と奥深さを体感します。

上野にも大仏(の顔)がある。

このことを知っておいてください。

 

甲野 功

 

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