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~京都東寺観智院~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 東寺観智院
観智院の入り口

 

 

京都で象徴的な建物と言えば東寺の五重塔。木造建造物では日本一の高さを誇ります。その五重塔があるのは東寺の境内。広い敷地には五重塔以外にも様々な建物が点在しています。その中で一際興味を引いたのが観智院です。

なお観智院は京都の東寺境内の他にも、東京、大阪、香川にもあるようです。今回は東寺にある観智院を紹介します。

 

東寺塔頭 観智院

 

東寺境内の全体としては北の端。五重塔とは反対側に位置します。櫛笥小路(くしげこうじ)という平安時代から当時の幅で残っている京都市内ただひとつの小路があり、その東側に建っています。

 

観智院は南北朝時代の延文4年(1359年)頃に杲宝(ごうほう)によって創建されました。その弟子である賢宝(けんほう)が本尊の五大虚空蔵菩薩を安置します。観智院で杲宝、賢宝は東寺に伝わる数多くの文書類を編纂しました。彼らが集めた密教の聖教類は1万5千件以上。量だけなく質的水準も高く貴重な文化遺産となっているといいます。そのため真言宗の勧学院(大学の研究室のようなところ)と呼ばれたといいます。

 

観智院はそこまで大きな建物ではないのですが、人が日常暮らすようなサイズで今でいう豪邸という印象です。多くの部屋があり庭もあります。普通の部屋に仏像が設置されています。東寺の広い境内にありますが、独立したエリアという感じがします。それだけ色々な要素が詰まっているのです。

 

観智院の客殿は国宝に指定されています。安土桃山時代の大地震で一度倒壊してしまいましたが江戸時代(1605年)に亮盛(りょうせい)によって客殿が再建されました。その内部は、上段の間、次の間、羅城の間、暗の間、使者の間と分かれています。

 

その上段の間には、なんと宮本武蔵筆の「鷲の図」と「竹林の図」が描かれているのです。

 

ほとんど予備知識なく東寺を訪れました。広い境内をくまなく歩いていてふらっと中に入った観智院。そこでかの剣豪宮本武蔵の画を見るとは予想だにしませんでした。宮本武蔵が五輪書という有名な書を遺していることは知っていましたが画も描いていたとは知りませんでした。観智院で隠れていた頃に描いたと言われていて、宮本武蔵がここに居たのかと思うと感慨深いものがあります。写真撮影はできませんでしたがこの目で「鷲の図」と「竹林の図」を見てきました。

 

庭園は枯山水で京都らしい景色をみることができました。他にも中庭が点在し日本家屋の素晴らしいところを堪能できました。茶室もあり見事な画が飾られていました。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 観智院の庭園枯山水
あじさい鍼灸マッサージ治療院 観智院の庭園中庭
観智院の庭

 

 

客殿の東側に本堂があります。本堂と言っても繋がっており廊下で進んだ部屋の一室という感じでした。御本尊は五大虚空蔵菩薩。仏像が並んでおり本当に少し広い和室に仏像があるという感じ。写真撮影できないので写真に残していませんがとても近いところにありました。

 

観智院は誰かのお家のようでいて、豪華。江戸時代から残る画があったと思うと立派な仏像がある。庭の景観が抜群に良くて迷路のように廊下と部屋がある。研究所のような学校のような雰囲気もある。とても不思議な場所でした。東寺は五重塔をはじめとても大きな建築物が多数あるのですがさほど大きくない観智院もなかなかの見どころではないでしょうか。

 

甲野 功

 

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