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~長女に仕事をみせる~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 長女に仕事をみせる
赤ちゃんの頃、鍼、台座灸、足の施術

 

 

小学校が春休みになり、妻の実家に子ども達が泊まりにいきました。私はあとで合流しました。

そして義母に鍼灸治療をしているところを長女に見せました

 

定期的に妻のご両親へ治療を行っています。義母には色々な種類の治療方法をしてきましたが、今は全身の按摩・指圧に加えて足への鍼灸、機能回復運動をしています。これまで子ども達は家族に按摩や指圧をする様子をたくさん見てきました。それどころか私の手で小児按摩や指圧を体験してきました。鍉鍼(ていしん)という体に刺さないタイプの鍼も同様で、今よりも幼い頃は鍉鍼を”ツンツン”といって「またやって」と催促していたものでした。しかし体に刺す毫鍼(ごうしん)、火を使うお灸を私がしている姿は見たことがありませんでした。毫鍼が身体に刺さる様子はそれなりに刺激的ですし、火を使うお灸は子どもがそばにいると危険です。何より一般の患者さんがいるところに子どもを同伴させることはありません。

 

今回はたまたま妻の実家で治療をするタイミングが合致したのでした。過去に幾度と妻の実家に家族で泊まりましたが仕事は別にする考えで子ども達の前で鍼灸をすることはしませんでした。物心つく前はあったかもしれませんが。長女はそれなりに成長したことを踏まえて、おばあちゃんに鍼灸をしている所をみせることにしました。知識として父親が鍼灸師であることは知っていますが、実際にどのようなことをしているのか分かっていません。この機会に長女には見せておこうと考えました。反対に次女はまだ控えておこうと。勝手に手を出されるとまずいので。長女はもう変な行動をしないだろうし、また鍼が体に刺さる様子も怖がらないとも思ったのです。

 

毫鍼、お灸、ライター、シャーレ、消毒液、綿花などなど。初めて目にする道具を前に長女は、たくさんあると声を挙げます。鍼の細さに驚いていました。注射針をイメージしていたようです(長女は注射が大嫌い)。またお灸、この場合は台座灸ですが、煙が想像以上に臭くて煙かったようで咳き込んでいました。

 

私はどのような意図で鍼灸をするのか、おばあちゃんの状況を説明します。鍼管という細い管を用いる方法は江戸時代に杉山和一という人が発明したとされること、そのときのエピソード。鍼を刺す場所(経穴、ツボ)、お灸をする場所、それらをする意味や意図を長女に説明しながら行います。長女とは墨田区にある杉山江島神社に行ったことがあり、杉山和一の名前は覚えていました。湘南の江ノ島にも行ったことがあるので、あの江ノ島で杉山和一は管鍼法を編み出したという話も興味深く聞いてくれました。

 

足に鍼灸をした後は全身の按摩と指圧。ここは見慣れている風景なので長女は別のところにいってしまいます。最後に足指と足首、股関節の抵抗運動をするところで再び呼びました。転倒予防のための機能回復訓練をみせておこうと

これも見せたことがない姿です。足の裏の様子や、足首の状態、足の指がどうなっているか、を長女に説明します。何が問題でそれを解消するために何をするのか。今までは相手が受け身のものしか見せてきませんでした。相手が能動的に力をこめる抵抗運動は面白かったようで、あとで自分にもやってみて、と長女は言いました。続いて太ももの内転筋群を鍛える運動、片足で立つ練習を見学させました。

 

全体的にはふーんという感じで私のやる事を眺めていました。

 

普段は見せることの無い私の仕事を長女に見せることができました。これで何かが変わることはないでしょうが親の仕事内容を一部でも見ておくことは大事だと考えています。これまでは主にあん摩マッサージ指圧師としての施術内容ばかりを見てきました。あるいはケガをしたときに柔道整復師としての応急処置。長女自身がそれは体験してきています。鍼灸師としての鍼灸、それも毫鍼や火を使うお灸、を実際にしているところ。来院する患者さんを見学させることはできませんから今回見学させることができて良かったです。

 

私が独立して仕事を始めたのは長女が生まれた年でした。まだ鍼灸マッサージ教員養成科の1年生だった頃。その当時で既にあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師になって5年、柔道整復師になって1年経過していました。資格とそれなりの臨床経験は積んでいましたが今に比べれば遥かに幼稚。子育てをしながら教員養成科に行き勉強や練習を重ね、卒業後は病院勤務と開業で実務経験を積んできました。独立する際に赤ちゃんだった長女を抱っこして紫陽花と一緒に写真を撮ったことが遠い昔に感じます。段々と物事が理解してきた長女に私自身の成長を照らし合わせてしまいます。スポーツ選手が子どもに現役時代の姿を見せておきたいという気持ちに近いかもしれません。節目になったと思っています。

 

今後次女も含めて子ども達が成長して今よりも多くの事を体験し学び理解したときに、私の仕事(技術)をみてどう感じるか楽しみです。

 

甲野 功

 

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