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~靖國神社~

あじさい鍼灸マッサージ治療院院 靖國神社
靖國神社

 

 

今この瞬間もウクライナへロシア軍の侵攻が継続中です。SNSを中心とした情報戦も過熱した現代の戦争だと実感しています。戦争が他国の話とも言えないような気持ちになります。

このような状況で改めて社靖國神社の紹介をしてみようと思います。

 

靖國神社

 

国際的にも話題にあがることが多い靖國神社ですが、その成り立ちはとても新しいものです。明治2年(1869年)に明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社がはじまりです。創建から1000年以上の神社が各地にあることを考えると非常に新しい神社です。明治2年ということは明治維新から間もない頃。徳川幕府大政奉還をし、政権が変わった直後と言えます。明治維新の混乱で命をかけて戦った人々の霊を慰めるために、明治天皇は招魂社を創建されます。明治12年(1879年)に社号が「靖國神社」と改められ別格官幣社(神社の格式こと)になります。

したがって日本の近代化のために尽力しその過程で命を落とした人物を祀る場所になります。具体的には戊辰戦争佐賀の乱西南戦争といった国内戦争の戦死者、あるいは明治維新の志士たち。坂本龍馬吉田松陰高杉晋作といった幕末の有名人も祀られているのです。そこから日清戦争日露戦争第一次世界大戦満洲事変第二次世界大戦などの諸外国との戦争において命を失った方々の霊も祀っています。軍人だけではなく一般の人々(看護師、学徒など)も含まれます。

神社とは神(かみ)の社(やしろ)と書きます。すなわち神を祀る場所であり神様の住処と言えるでしょう。実在した人物が死後神として崇められることはありますが、徳川家光公の東照宮をはじめ著名人がほとんどです。一般の御霊(みたま)を祀る神社を靖國神社以外私は知りません。それでいて歴史が非常に浅いにもかかわらず東京五社に数えられる格式を持ちます。そのため非常に異質な神社と言えるのではないでしょうか。神社という形態でありますが宗教施設という枠を超えて文化的、歴史的な意義を持つ施設ともいえそうです。

 

場所は言わずと知れた九段下にあります。目の前に日本武道館、北の丸公園、内堀があります。当院からもさほど距離は離れておらず徒歩圏内に入ります。私の母校である東京理科大学神楽坂校舎からも近く、かつては仮校舎が靖國神社の向かいにあった時期もありました。東京理科大学は例年入学式・卒業式を日本武道館で行うのですが、式典後は日本武道館から靖國神社の前を通ってキャンパスに向かうことが恒例でした。

都心部にある神社ではかなり広い敷地を有し、境内には複数の関連施設があります。例えば遊就館。明治15年(1882年)に開館した遺品などを収蔵、展示する立派な施設です。また靖國神社には相撲場があります。奉納相撲や奉納プロレスが行われます。野外であそこまでしっかりとした相撲場があるのは都心部では非常に珍しいです。神社で見受けられる能楽堂は元々芝公園で建てられたものでした。明治36年(1903年)に奉納、移築されたものです。

神社特有の建築物ももちろん立派です。特に鳥居は圧巻です。第一鳥居である大鳥居は日本一として大正10年(1921年)に誕生。その後撤去されるも、昭和49年(1974年)に再建されました。高さが25mもあり、間違いなく私が見てきた鳥居の中で最大の大きさです。黒光りする鳥居は圧倒的な存在感を示します。第二鳥居も大きく青銅製の鳥居としては日本一の大きさを誇ります。 

靖國神社の特徴として神門拝殿らに菊花の紋章が取り付けられています。菊花の紋章はもちろん天皇家の紋章であり天皇家と関りの深いものにしか使うことができません。はっきりと掲げられるところを目の当たりにするとやはり格式を感じてしまいます。

 

靖國神社は近所にあったため幼少期から存在は認識していたけれど詳しく知らない場所でした。最近まで境内をくまなく歩いたこともなく。その歴史や施設内容を知ると驚くばかりです。灯台下暗しというやつです。しっかりと調べることで近代史を学ぶ機会になりました。多くの神社は古事記に登場する神様を祀ります。神話の世界(神代)のこと。靖國神社は近代の現世です。今この国際情勢だからこそ靖國神社に向き合う必要を感じたものでした。

 

甲野 功

 

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