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~あはき業界のバーベキュー~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 バーベキュー
あはき業界のバーベキュー

 

 

先日は鍼灸マッサージ専門学校の学生さんのお声掛けのもと檜原村のバーベキューに参加しました。

2019年までは鍼灸師業界のイベントが多数あり、大規模なパーティー、勉強会、バーベキューなどが数多くありました。現在、第7波と言われるほど新型コロナの新規感染者数が激増している状況ですが、屋外イベントということもあり参加を決行しました。もう戻すというか思い出すような段階になっている気がします。

 

場所は東京都檜原村にある秋川渓谷のバーベキュー場。

 

檜原村観光協会ホームページ>バーベキュー場 谷合

 

「谷合」という名称がとても有名な経穴「合谷」に見えてしまう鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師です。西多摩郡という東京都でありますが自然豊かな場所。我が家からは新宿に出てJR中央線で拝島へ。そこから五日市線に乗り換えて終点の武蔵五日市駅まで乗ります。過去に家族でサマーランドに行ったことがあるのでこの方面に来たことがありますが、終点の武蔵五日市まで来たのはおそらく初めてです。小学校時代に父親に登山で来たことがあるかもしれませんが記憶が定かではありません。

 

東京都は東と西で随分と雰囲気や環境が変わります。東は浅草や上野を筆頭に下町として江戸文化が栄えました。西にいくと山岳地帯になっていきます。また同じ西の方でも多摩と八王子でも感じが違う気がしていて、高尾山と奥多摩は違います。高校で山岳部だった私は奥多摩の山を登っていました。高尾山は知っての通りギネス記録を持つ世界一登山者数が多い山。しっかりと山登りをする奥多摩と観光の高尾という印象があります。

 

さて武蔵五日市駅から今度は路線バスへ。生活圏外で路線バスに乗ることがほとんどないので緊張します。電車よりも路線が複雑で終点が見えません。よく行く箱根や鎌倉ならば土地勘があって平気ですが、初めての土地はどきどきします。行く先のバス停は鬼切。乗ってはみたももの本当に着くのか心配でずっと場内にあるバス停表とにらめっこしていました。また私の住む新宿区の路線バスとはバス停間の距離が違います。予想を遥かに超える距離をバスで進んで市街地から山に入っていきました。近所のバス停だとひどいと100mも離れていなくらいのバス停間もあります。

 

バーベキュー会場にはたまたま一番乗りで着きました。皆さんが来る前に会場の下にある川まで降りました。その道中は元山岳部でもちょっと気になるやや険しい下り道。いちおうコンクリートで舗装されていますが、なかなかの足場の悪さ。久しぶりに山道を体感したものでした。降りるとそこは南秋川。とても透明度が高い清流でした。よく行く箱根とは異なる自然の密度が濃い場所でした。4月には京都の桂川のほとりを歩きましたがそれとは違う、人間社会や文明から独立したような雰囲気を漂わせています。山岳部時代に山深くに入っていた記憶が少し蘇りました。

 

またバーベキュー会場に戻ると車でメンバーが続々と到着しました。

主催の鍼灸マッサージ専門学校の学生さん。地元に住んでいる方。これまで何度か当院に勉強に来ました。

同じく鍼灸マッサージ専門学校の学生さん。今年の春に入学し、入学前からちょくちょく当院に来て勉強に来ています。

初対面の鍼灸師・柔道整復師の先生。Twitter上でその存在を何となく知っていた方。専門学校で講師もしています。

同じく初対面のあん摩マッサージ指圧師の先生。共通の知り合いがいるので存じ上げていました。実は同じ大学出身で、かつ同じ教員養成科を卒業した先輩にあたる方であること。前情報があったので会えることを楽しみしていました。

また初対面の鍼灸師の先生。Twitter上で見たことがある先生だと知りました。話してみると共通の知人が多かったです。

そして旧知の教員養成科の先輩にあたる先生。初めて出会ってから随分時間が経ちました。何度か食事をした先生で久しぶりの再会でした。

同業者の先生や学生さんに加えて、そのご家族、ご友人が集まりました。

 

私の娘たちよりもずっと小さなお子さんがいて、そういえば子ども達もこれくらいの時期があったなあという懐かしい気持ちが芽生えました。バーベキューを始める前に下の川までみんなで降ります。親心でお子さんたちがケガしないように気を遣ってしまいます。川に足を浸かると水は予想以上に冷たく30℃を超える気温でも涼しく感じました。川にはオタマジャクシがいます。眼前には切り立った崖。緑の紅葉が映えます。文字通り自然を体感しました。視覚、触覚、嗅覚で。

 

ひとしきり水に浸かった後は会場に戻ります。網でトウモロコシを焼き始めていました。食材は地元のショッピングモールで購入してもらっていました。買出しに参加していない私は何があるのか分からないまま、野菜を切って皮をむく手伝いをしました。こういうときに率先して焼いていくタイプではないので、何となく慣れてそうな人のサポートをする立ち位置です。

焼き始めるとどんどん進みます。焼けたら食べての繰り返し。色々なお肉が出てきます。野菜も豊富。事前に川で冷やしておいたトマトやキュウリは生で食べます。バーベキューは完成した料理が出てくるわけではないので作りながら延々と食べてしまいます。段々と胃腸の限界を感じつつも食べ続けてしまいます。最近は食べ過ぎるとお腹をくだすので気をつけているのですが、ついつい食べてしまいました。

 

食事がひと段落すると、再度川へ。お子さんたちはバーベキューよりも川遊びの方に夢中です。みんな川に浸かる用意をしていました。何の準備もしていない(タオルは多めに持参していましが)私はズボンの裾をめくって裸足で川に足を入れる程度。それだけでもかなりデトックス効果を感じました。うちの子ども達はバーベキューに興味がないのと、新規感染者数が増大していることもあり、連れて来ないで単身参加しました。そのおかげではありませんが、子どもの事を意識しないで川の中でぼーっとする時間が得られました。子連れだと箱根でも江ノ島でもどうしても意識を向けていないといけません。4月の京都旅行では観光地巡りに駆られて一つの場所にじっくりと腰を据えることをしませんでした。とても贅沢な時間を過ごせたと思います。

 

川から戻ると〆の焼きそば。もう食べられないと思っていたのですが川でカロリーを消費したのか結構食べられました。チーズの燻製も作っていただきました。

 

最後の方は夕立に遭遇。山の天気は変わりやすいのは常識ですが、遠くは青空が見えているのに強い雨が降ってきました。幼少期には父親と散々山を登り、高校時代は山岳部。山の懐かしさを感じたものでした。

帰りは車に乗せてもらって武蔵五日市駅まで送ってもらいました。2車線の檜原街道は渋滞していて帰りは行きのバスよりも時間がかかりました。車で送っていただいたおかけで雨にも当たらず駅まで座ることができとても助かりました。おもてなしの心を感じました。

 

バーベキューに川遊び。往復の電車やバスはちょっとした旅行。非日常体験です。子どもが生まれる前は結構こういう機会がありましたが子どもが生まれてからはなかなか体験できなかったこと。久しぶりにいち個人として他人と過ごす一日でした。

そして同業者との交流もよい刺激になりました。情報交換はもちろんありましたが、より素の個性が見えたのです。ご家族がいる。準備、片づけを含めてバーベキューを一緒にする。川で遊ぶ。勉強会や練習会、学会などのプロとして参加する専門イベントでは見えない、見せない個性が出たと思います。あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師、教員。どの免許も資格も人に対して行うもの。突き詰めると“人”がものを言うと考えています。その“人”がより見える一日でした。体験したことで新しいアイデアが浮かび、また自ら“場”を作りたいと熱が生まれています。

 

甲野 功

 

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