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~地域散策 金谷ホテルベーカリー~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 金谷ホテルベーカリー
金谷ホテルベーカリー 神楽坂

 

 

私はいつか泊まってみたいホテルが3つあります。

それは神奈川県箱根の富士屋ホテル(宮ノ下の方)、東京都目黒の雅叙園、そして栃木県日光の日光金谷ホテルです。どこも見学というかホテル内に入ったことはあるのですが宿泊経験がありません。どこも老舗の特徴のあるホテルです。富士屋ホテルの支配人が日光金谷ホテルに修行に行った関係で日光金谷ホテルと内装が似ているという話を聞いたときに、確かに日光金谷ホテルに似ていると思いました。

 

金谷ホテルのことを少し説明します。幕末が終わり明治維新から間もない明治3年(1870年)にアメリカ人宣教医ヘボン博士が日光に訪れます。ローマ字のヘボン式で名前が知られるヘボン氏です。そのとき金谷善一郎氏がヘボン博士のために自宅を宿として提供します。ヘボン博士は金谷善一郎氏に今後日光を訪れる外国人は増えるだろうから外国人相手の宿泊施設をぜひ作るといいと話しました。ヘボン博士の言葉を受けて金谷善一郎氏は民宿創業を決意し、自宅を改造して明治6年(1873年)に「金谷カッテージイン」を開業します。これが日光金谷ホテルの始まりになります。

 

その後、ヘボン博士の紹介によって「金谷カッテージイン」に訪れたイギリス人旅行家であるイザベラ・バード史が綴った「日本奥地紀行」や当時の在日英字新聞で紹介されます。すると「金谷カッテージイン」は“日本のリゾート避暑地=日光”の宿泊施設として有名になります。そして明治26年(1893年)に2階建て洋室30室の「日光金谷ホテル」として営業を開始します。海外観光客を受け入れる国際ホテルの走りとして日本ホテル業界の先駆者となります。

 

この日光金谷ホテルには名物料理があります。特に有名なのがカレーで、今でも「金谷ホテル百年ライスカレー」として残っています。他にもパンが有名です。大正14年(1925年)に川津勝利氏が日光金谷ホテルに入社し、彼はそれから60年近くに渡りパン作りを追求します。川津氏は村上新一氏とともに製パン部門を著しく発展させるのでした。現在もそのクオリティーは高く「ロイヤルブレッド」が有名です。そのパンですが「金谷ホテルベーカリー」として東京でも買うことができます。地元神楽坂にお店があるのです。

 

金谷ホテルベーカリー 神楽坂店

 

ホテルは食事が重要な要素になります。特に国際ホテルとして当時はまだまだ珍しかった洋食を提供する必要に迫られた日光金谷ホテル(金谷カッテージイン)では研究が続けられました。その味をホテル以外でも食べてもらうために昭和43年(1968年)に金谷ホテルベーカリーが生まれます。金谷ホテルベーカリーでは看板商品である「ロイヤルブレッド」や「金谷ホテル百年ライスカレー」をはじめ様々な商品が店頭販売しています。

 

金谷ホテルベーカリーは当然ながら栃木県内に多数展開しています。しかし東京には直営店としては神楽坂店と上野松坂屋店の2店舗しかないそうです(2022年9月現在)。

その神楽坂店。オープンしたのが平成23年(2011年)の7月。場所は神楽坂下の目抜き通り。路面店です。さほど大きな店舗ではありません。飯田橋方面から行くと坂を上って登り切ったあたり、毘沙門天までは行かないところです。毘沙門天とは反対側。東西線神楽坂駅方面からですと神楽坂駅から飯田橋方面に進み大久保通りを渡ってから少し歩いたところ。毘沙門天の先になります。入れ替わりの激しい神楽坂下エリアでもう10年以上もお店を構えています。最初の書いた通り日光金谷ホテルへの憧れがあるのでできたときは嬉しかったです。

 

店内はベーカリーというくらいですからパンが多いのですが、ケーキなどのスイーツに百年ライスカレーのレトルト、バターやジャムなども売っています。神楽坂なのに日光のもの?という気もしますが、東京では珍しい神楽坂と上野しか(直営店は)ないという意味で遠方からのお客さんへ金谷ホテルベーカリーの商品を紹介することがあります。日光金谷ホテルが好きという意図もありますが。

 

神楽坂に10年以上根付く直営店です。ちょっとした軽食、食べ歩きにもいいお店です。

 

甲野 功

 

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