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~鳩森八幡神社~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 鳩森八幡神社
鳩森八幡神社

 

 

私が卒業した高校は私立國學院高校。正式名称は旧字なので国学院と書かないのが卒業生のこだわりのような。慶応大学ではなく慶應と敢えて書くような。國學院高校はもちろん國學院大學の附属高校です。國學院大學の大きな特徴は神主になれる学科あるところ。つまり神道に関わる大学です。私の大学で情熱を燃やした学生競技ダンス時代の(他大学ですが)ある同期は大学を卒業したのちに國學院大學に入りなおして神主の資格を取りました。

 

國學院高校も神道と関りがあるはずですが、入学直後に明治神宮に1年生全員で参拝したこと以外特に神道の影響を感じたことはありませんでした。私の場合、2年生から理科系コースだったので社会の授業が少なかったからかもしれませんが。高校を卒業してずいぶん時間が経ってから神社巡りが趣味になるとは思いませんでした。その國學院高校は渋谷区の神宮球場の目の前にあります。新しく生まれ変わった国立競技場も本当にそばにあります。そ

の母校の側にとても興味深い神社が鎮座しています。それが鳩森八幡神社です。

 

鳩森八幡神社

 

場所はJR千駄ヶ谷駅を出て東京体育館を横目に南方面に進み商店街の一角にあります。渋谷区という場所を考えると結構境内が広い立派な神社です。そばにある明治神宮と比べてはいけませんが、都心部の住宅街にあってなかなかの広さです。大鳥居大銀杏が目立ちます。

 

この鳩森八幡神社の御祭神が応神天皇神功皇后。八幡神社ですから自ずと御祭神は応神天皇になるわけですね。現地、千駄ヶ谷一帯の総鎮守です。境内には様々な建物や見どころがありますが、境内に幼稚園があることは珍しいでしょう。割とお寺に幼稚園があることが多いのですが、神社はあまり見かけません。読んだ本によるとお寺は住職がたくさん常駐していて説教をします。お寺は教えてくれる場所。神社はお寺よりもずっと多くありますが神職の数は驚くほど少ないのです。無人の神社も珍しくありません。神社は自習する場所。そのような対比ができるのだとか。そうなるとお寺が幼稚園を運営するのも頷けますね。鳩森八幡神社は境内に幼稚園がある、より地元に根付いた神社といえるでしょう。

 

鳩森とはどのような意味なのでしょうか。ホームページの由緒から抜粋、少しまとめました。

『江戸名所図会』によると大昔、此の地の林の中にはめでたいことが起こる前兆の瑞雲がたびたび現れ、ある日青空より白雲が降りてきたので不思議に思った村人が林の中に入っていくと、突然白鳩が数多、西に向かって飛び去った。この霊瑞に依り神様が宿る小さな祠を営み鳩森『はとのもり』と名付けた。貞観2年(860年)、慈覚大師(円仁)が関東巡錫の途中、鳩森のご神体を求める村民の強い願いにより、山城国石清水(男山ともいう)八幡宮に宇佐八幡宮を遷座し給うた故事にのっとり、神功皇后・応神天皇の御尊像を作り添えて、正八幡宮とし尊敬し奉ったと伝えられている。

白い鳩がポイントですね。鳩は白いと目立って襲われやすくなるので自然と黒い鳩が生き残るそう。白い鳩がいるのは特別な環境。鎌倉の鶴岡八幡宮にも白い鳩がたくさんいますが、神社と白い鳩は繋がりが深い様に思います。

 

千駄ヶ谷駅から向かい大鳥居をくぐると左側に甲賀稲荷社があります。鳩森八幡神社の末社になります。御祭神は宇迦之御魂神。京都の伏見稲荷大社に代表される鳥居が連なる様がみられます。昭和20年(1945年)の戦災で社殿を焼失しましたが、昭和45年(1970年)に再建しました。

 

中央の道を進むと右側に将棋堂があります。千駄ヶ谷駅ホームには大きな将棋駒のオブジェがあります。それは日本将棋連盟があるからです。その日本将棋連盟から奉納された大駒を納めているのが将棋堂です。六角形をしている六角堂です。なかなか趣のある建物です。

 

その先には小さな鳥居と小さな社殿、神明社があります。御祭神は天照大神。明治41年(1908年)に、鳩森八幡神社の末社になりました。そして神明社の周りは見事な竹林があります。鎌倉の報国寺や京都の嵐山が竹林で有名ですが、渋谷にもなかなかの景色があります。写真が趣味の私はこの景色だけも訪れる価値があるというもの。

 

そして鳩森八幡神社の大きな見どころが富士塚です。山頂には冨士浅間神社(御祭神は木花咲邪姫命)があります。少し前から富士塚を巡るようにしています。富士塚については別の機会にまとめるのでここでは特に触れません。ただアトラクションとして登ると楽しいと記しておきます。

 

能楽堂も見事です。定期的にイベントを行っているようです。自宅そばに矢来能楽堂という能楽堂があるので親近感があります。

 

そして奥に立派な御社殿があります。もちろん御祭神は応神天皇と神功皇后。弘化2年(1845年)に上棟するも昭和20年(1945年)に戦災により消失。戦後昭和23年(1948年)から復興工事を続けて平成5年(1993年)の6月に竣工しました。51.8坪の総欅造りです。松の木がいい景色にしています。

 

都心部でもう少しあるくと原宿や表参道という場所に空気が違うエリアになっている感じがします。こんな場所があったとは、という驚きがある神社です。

 

甲野 功

 

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