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~冬全が終わりました~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 冬全応援キャンペーン
冬全応援キャンペーンの告知

 

 

12月4日(日)に第68回全日本学生競技ダンス選手権大会が開催されました。この大会は通称、「冬全」と呼ばれています。(夏に全日本学生選抜競技ダンス選手権大会があり、それを夏の全日本、「夏全」と称し、冬の全日本ということで「冬全」とします。)

夏全は団体成績で出場できる学校が選ばれますが(個人で優秀な成績を修めた選手は出場可能)、冬全は全国の学校に参加出場権がある学生競技ダンス最大規模の大会になります。部歴4年生の選手はこの冬全を持って引退という人がほとんど。学生競技ダンスは言うなれば、この4年生の冬全で優勝することがゴール、という感じです。例え3年生で優勝したとしても4年生の時の優勝は意味が違ってきます。これが最後の大会だと認識し競技に臨むのとでは気持ちの入りようが変わるわけです。

 

当院では学生競技ダンス連盟所属選手、通称「学連選手」へのキャンペーンを通年で行ってきました。春東都春六大東部秋東都秋六大シャドー、そして冬全応援キャンペーン。主にレギュラー戦という出場資格に部歴制限がない大会を対象に行ってきました。その中で最も大切なものは冬全応援キャンペーン。4年生の集大成を応援したいという気持ちがあるからです。それは私自身が学連時代のエピソードと強く関係しています。当時4年生で最後の冬全を前にした開催10日前くらいのときに、自主練習中に太もも裏を肉離れしたのでした。直後はまともに歩くこともできず、足を引きずって帰宅しました。当時の私にはどう対処していいのか、誰に相談するのか、どこに受診したらいいのか、分かりませんでした。そればケガらしいケガをしたことが無かったからです。途方に暮れるも休んでいれば治るだろうとたかをくくり、そのままにしていました。無事に痛みはひいたのですが違和感が残る状況で最後の冬全に臨んだものでした。あのときの自分自身を救いたい、という気持ちを投影しています。

 

次に重要視しているのがシャドー応援キャンペーン。学生競技ダンスは所属する大学内の男女でカップルを組むことが前提条件です。『学校を背景とする団体競技』という原則があります。ところが男女の人数に差があったり、相手が辞めてしまったり、諸々の事情で大学内で組めない場合、他大学の選手と組むことになります。これを通称シャドー選手とかシャドーカップルと言います。冬全はどの大学にも出場資格があるのですが、シャドーカップルの場合は、男性の部歴が4年生でかつその前の東部Ⅰ部戦という大会で準決勝以上に残らないと出場できません(東部日本ブロックの場合。現時点での条件。)。冬全にシャドーカップルが出場するにはまず東部Ⅰ部戦で入賞して東部推奨選手枠を取らないといけません。シャドー選手には冬全という大切な競技会の舞台に出ることなく引退する選手もいるのです。それが私には残念で仕方ないのです。もちろん当事者もそうでしょう。そのためシャドーカップルが冬全に出場できるように応援します。

 

さてご存知の通り新型コロナウィルス流行は多くの学生活動に影響を及ぼしました。学生競技ダンスも漏れなく影響を受けました。部活動ができない。合宿開催できない。競技会の開催自体ができない。マスク着用での競技会開催。人数制限をかけるために通常1日で行う競技会を2日間に分ける。選手と大会運営に関わる部員以外入場禁止。声を出すことはできない。このような制限がかかってきました。それが今年の冬全でやっと同日開催、入場制限なし、マスク無しの競技、声援OKという状況で開催することができました。完全にコロナ前とは言いませんがほとんど2019年のときに近い競技会が実現したのです。

 

2020年に入り競技ダンス選手、社交ダンス愛好家の患者さんが激減しました。豪華客船の大量感染において原因の一つに船内の社交ダンスと報道されました。その影響も大きかったのでしょう、社交ダンス業界全体に大打撃を受けます。パーティー、競技会の開催ができないのはもちろんダンス教室もサークルも開けない状況になります。それから2年が経過し2022年になると競技ダンス選手、特に学連選手の来院が増えました。現役の学連選手に関しては今年が一番多い状態。中には2020年の頃から来院してくれている選手もいました。

その多くが、そして私も、4年生の冬全をゴールにしていました。学連の競技会は大会運営も全て学生が行うため、色々と状況が耳に入ります。当初は2日間に分けて入場者数を制限して開催する予定だった冬全が、有明アリーナという大会場をおさえることができたために1日開催、入場制限なしという大会条件を実現しました。裏方で動いてくれた選手の尽力です。その話も聞いて本当に良かったと思いました。そして選手によってはこの1年間を要所要所の大会前に来院して冬全に到達しました。私も動画をチェックして選手の競技会本番の動きを把握し研究してきました。選手が来るたびに可能な限り動画を検索して調べていくうちに周辺選手も分かってきます。その結果、選手によっては後輩のような気持ちを抱いて冬全へ送り出す感じになりました。

 

12月4日の冬全当日はインスタライブで大会の様子が配信され、アプリで更新される結果を見ながら選手たちを応援していました。来院された学連選手は全てチェックして。残念ながら予選で敗退した人も決勝まで残った人もいました。結果に一喜一憂する心境もありますが、この年になると「最後の冬全のフロアーで全力を尽くし、悔いのないダンスをしてほしい」という願いが強くあります。当事者の選手たち、大学生には実感がないでしょうが、この経験は必ず卒業して社会人になったときに役立つものです。年月が経てば経つほど。

大会後に選手から感謝のメールが届いたときには本当にやって良かったと思いました。何より(割引しているとはいえ)お金を頂いているのはこちら。そして貴重な大会前の時間を割いて当院まで来ていただいている。それなのにありがとうございましたと連絡がくる。こちらこそ感謝でいっぱいです。冬全が終わると自分も一つの区切りです。通常業務は変わらずに続きますが、4年生を送りだしたという気持ちがあります。

 

甲野 功

 

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