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~根津神社~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 根津神社
根津神社

 

 

私が生まれ育った東京都新宿区。今日も新宿区に住み、新宿区で働いています。地域外の人からすれば新宿なんて住めるところあるの?と思われてしまいます。どうしても世界一の乗降者数ギネス記録を持つ新宿駅や、都政の中心地都庁、東洋一の歓楽街歌舞伎町のイメージが強いのでしょう。なお神楽坂も高田馬場も新大久保も落合も新宿区なのですが。

その新宿区。区の花がつつじです。そしてつつじで有名な場所が根津神社です。由緒あるとても立派な神社、根津神社。

 

根津神社ホームページ

 

根津神社は新宿ではなく文京区にあります。最寄り駅は東京メトロ南北線東大前駅、東京メトロ千代田線根津駅 、都営地下鉄三田線白山駅といったところ。上野からも遠くありません。境内にはつつじ苑があり多くのつつじが植えられています。通常は非公開で春の「文京つつじまつり」のときは入場料を支払うと入苑することができます。今年の文京つつじまつりは終了しましたが、このおまつりは文京花の五大まつりに数えられます。文京花の五大まつりとは播磨坂さくら並木の「文京さくらまつり」(3月下旬~4月上旬頃)、根津神社の「文京つつじまつり」(4月~5月頃)、白山神社の「文京あじさいまつり」(6月頃)、湯島天満宮の「文京菊まつり」(11月頃)と「文京梅まつり」(2月頃)です。

 

根津神社は今から1900年前に日本武尊(やまとたける)が千駄木の地に創祀したと伝えられています。時代が下って文明年間(1469年~1486年)に徳川家康の前に江戸を治めた太田道灌が社殿を建築。江戸時代に入った万治年間(1658年~1661年)に現在の文京区立本郷図書館周辺へ移動。宝永2年(1705年)5代将軍徳川綱吉は甥の綱豊(後の6代将軍徳川家宣)を養嗣子にしたのを機に根津神社をこの場所に移します。新社殿が翌宝永3年(1706年)に完成し遷座したのでした。

 

古くは根津権現とも言われていましたが、明治維新後に起きた神仏分離令で「権現」の名称が一時期禁止されたため使われなくなります。しかし夏目漱石の作品には根津権現という表記で登場するなど地元では馴染みの様です。夏目漱石意外にも森鷗外の住居が根津神社のそばにあり氏子でした。そのため森鷗外の作品にも根津権現が登場するのです。この森鷗外旧居は根津神社境内に移築することになりました。境内には「文豪憩いの石」や「鴎外の石」があり文豪に関りがある神社です。

 

御祭神は須佐之男命大山咋命誉田別命。相殿に大国主命菅原道真公。須佐之男命に大国主命と国津神の神様が祀られています。6代将軍徳川家宣が例大祭を執行し天下祭として、神田明神の神田祭、赤坂日枝神社の山王祭とともに江戸の三大祭に数えられました。家宣が奉納した大神輿三基が現存しています。しかし家宣の死後、享保3年(1718年)に天下祭から外されます。現在の江戸三大祭は神田祭、山王祭、富岡八幡宮の深川八幡祭を指すことが多いです。なお浅草神社は浅草三社祭と神田祭、深川八幡祭が江戸三大祭だとしているとか。各神社の主張があって面白いですね。どれにも入っている神田明神の神田祭が強い。

 

根津神社の特徴は素晴らしい社殿に尽きるのではないでしょうか。本殿、幣殿、拝殿を構造的に一体に造る権現造という建築方法で作られた社殿は江戸の神社建築としては最大規模で傑作と言われます。谷根千という土地柄、関東大震災と東京大空襲を逃れ300年前の姿を残していることはあまりに幸運なこと。国の重要文化財に指定されています。拝殿を囲む透塀は長さ200mではやり国の重要文化財。

同じく江戸時代に造られた楼門が残っており向かって右側の随身(門の左右に安置されている守護神)は水戸光圀がモデルとなったとか。江戸時代に造られた楼門が現存しているのは都内で根津神社だけだそうです。

楼門の先に唐門があります。屋根が唐破風という建築様式であることから唐門と言います。とても色鮮やかで日光東照宮を彷彿させます。

 

このように上野エリアにある格式ある神社、根津神社。足を運ぶと面白いです。特に東京大空襲の戦火を逃れた江戸時代からの建築物は価値があると思います。またこれまで江戸の神社、お寺は徳川将軍に縁のあるものがとても多い中、6代目家宣にまつわるところは初めて訪れたかもしれません。調べてみてそういえば徳川6代将軍の名前を今知りました。趣味が講じて神社仏閣巡りをしていますが社会科見学をしている感覚です。都内有数の江戸時代の社殿を残す根津神社です。

 

甲野 功

 

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