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~子どもと上野国立科学博物館へ~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 上野国立科学博物館に出かけました
子どもと上野国立科学博物館に出かけました

 

 

昨日は子ども二人を連れて上野の国立科学博物館に行ってきました。

 

保育園の頃から石が好きな次女。よく道端の石を拾ってきてポケットに入れていました。知らぬ間に私のリュックに石をたくさん入れていて困ったこともありました。正直な所、石拾いはやめて欲しかったです。ところが知り合いの方で同じように娘さんが子どもの頃から石が大好きで、好きが高じて大学院まで行って研究し、現在はその関係の専門職に就いているという話を聞いたのです。石好きは伸ばした方がいいですよと。それから宝石展ミネラルマルシェ(鉱物、宝石の卸市)に連れていくようになりました。最近では珍しく次女が川に石を拾いに行きたいと言うので、図鑑やネットで良い石が拾える川を探していました。昨日行く予定だったのですが雨になることが分かっていたので、代わりに国立科学博物館にしようという代替案を出したのでした。

 

上野恩賜公園内にある国立科学博物館。西洋建築と等身大クジラ像、SL展示が特徴の施設です。特別展はいつも大人気です。昨年は宝石の特別展を家族で見に行きました。その分、常設展は比較的混雑していないのです。特別展は時間指定の前売り券を買っておかないと日曜日はまず入れないのでしょうが、常設展は当日行けばほぼ並ばず入れます。少し前に長女と二人で行ったので勝手が分かっていました。前回楽しかったという事で長女も一緒に来ることにしました。長女のお目当ては前回レストランで食べたカルボナーラとグッズ売り場ですが。

 

次女は宝石よりも原石、鉱物、いわば石ころの方が好き。キラキラしたものよりも一見そこら辺に転がっていそうなものの方に興味が引かれます。より専門的な(あまり一般受けしない)展示が好み。昨年の秋には小田原と箱根湯本の間にある「生命の星・地球博物館」に行きました。国立科学博物館の地球館に行けば気に入ったものが見られそうと考えて。今回は次女の要望を重視することにしました。

 

ついて早々遅いランチということで国立科学博物館施設内のくじらカフェへ。上野恩賜公園から分かっていましたが凄い混雑です。ここ数年体験したことのない人混み。前回長女と訪れたときとは格段に人の数が違いました。あまりに混んでいるので一度中庭に行ってみんなで作戦会議。お茶を飲みながらどうしようかと。お腹が空いているから早く食事をしたい子ども達。時間は午後2時でした。

まず先にグッズ売り場に行くという案に落ち着きます。次女が好きそうな石が売っているはず。案の定、国立科学博物館らしい鉱物のサンプルや原石が売っています。中には100万近い宝石や鉱物も売っていました。色々と眺めた結果、宝石の原石と火成岩サンプル6種セットに決めた次女。国立科学博物館常設展は高校生まで入場料無料。子どもの入館料が浮く分、お土産にまわせます。長女は球体のパズルとお菓子。なお前回この場所で購入した簡易天体望遠鏡は月食のときに大活躍でした。

 

買い物が終わると、少し人が減ってきたくじらカフェに戻り何とか食事することができました。長女お目当てのカルボナーラはメニューから消えていたのが残念でしたが。遅いランチを済ませ、お土産も買って、やっと展示を見ることに。

 

常設展は地球館と日本館に分かれているのですが地球館の方が次女が好きそうだということで地球館を巡ります。地球の成り立ち、隕石、惑星など地学領域の展示です。様々な鉱物、原石をみて楽しそうな次女。私は元々物理畑の人間で物理・化学を特に勉強していました。高校2年生で理科系コースになったので地学・生物はむしろ勉強してこなかった方です。次女の影響で以前よりもずっと地学に関する興味が増しています。段々と鉱物の名前も分かるようになってきました。

 

石目当てで訪れたのですが、それよりも子ども達が興味をしめしたのが巨大生物の化石や標本でした

 

マンモス、恐竜、古代魚。人間を遥かにしのぐその大きさ。天井に吊るされた20mはあろうかという水棲生物の骨格。成人の身長くらいありそうな長さの牙。本当にいた生物かと思うと唖然とします。間違いなく子どもの頃、私はこれらの展示を見ていたはずなのですが、大人になってみてみると印象がかなり変わります。素直に怖い。この大きさの生物が側にいたらもう恐ろしくて仕方ないだろう。子どもの頃より現実を知っているからこその恐怖心でしょうか。それ以外に、この仕事に就くために人体の構造を勉強したことで分かる面白さ。姿形、大きさは全然異なるのに骨格のベースは人間と同じなのです。異常に大きくて平べったい手根骨。長い中手骨に指骨。反対に短くなった橈骨と尺骨。人間とは形が大きく違う肩甲骨。椎骨に肋骨。骨の構造は解剖学で学んだ人体のそれと一緒なのです。これには感動しました。今の環境になったからこそ気付いた発見です。

その話を興奮気味に長女に話したら人間の手掌の骨格と展示された古代生物の骨格を並べて比較する資料を作ってくれました。人間の方はネットから画像を拾ってきて。いつの間にこういうことができるようなったのかと感心しました。

 

巨大生物の骨格標本で盛り上がったあとは次女が進みたい方へ。最後に科学全般のコーナーへ。そこには日本が誇る近代から現代の科学者が紹介されていました。物理学、量子力学を学んだ者なら必ず知っている長岡・ボーアモデルの長岡半太郎先生。ビタミンを発見した鈴木梅太郎先生。大学のときに青色発光ダイオードを研究したので、その論文を読み込んだ中村修二教授。そしてiPS細胞の山中伸弥教授。過去、現在に渡って間接的に関わりのある科学者たち。子ども達のことをしばし忘れて見入ってしまいました。子ども達もテレビアニメ『Dr.STONE』を観ているので科学の世界が少し分かります。

帰宅後、次女は買った鉱物のサンプルを簡易顕微鏡で観察。セッティングは長女がしてあげていました。長女は24ピースの球体パズル、それも天球儀のもの、を苦労しながら組み上げていました。

 

雨でしたが充実した日曜日の午後を過ごしました。

 

甲野 功

 

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