開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
6月は後半の2週間、妻が海外出張に出ていました。その間は子ども二人との生活でした。
この話をすると、大変ね、と言われることがありますが家事育児で困ることはありません。食事を除けば。子ども達も赤ちゃんや未就学児ではないのでかなり手が離れています。家事育児を一切できない、しないという世代ではありませんし(そもそもそれもどういう世代なんだと思います)。小学校2年生から結婚するまで猫を飼っていたせいか赤ちゃんの世話が苦になりませんでした。猫の糞の世話や病気やケガで犬猫病院に連れていった経験が予習になりました。自営業で一人で治療院を運営しているので掃除、洗濯も日常業務です。
懸念事項は食事を作るのがあまり得意ではないということ。ただ昭和の父親のような、ビールを飲もうと冷蔵庫から瓶を出したはいいものの栓抜きのありかが分からず途方にくれた、みたいなことはありません。切る、剥く、煮る、焼く、炒める、味付けるなどはできます。また今はスマートフォンで懇切丁寧なレシピが出てくるのでやる気さえあればある程度はできるものです。正確さと所要時間の問題がありますが。普段、私が料理を作らないのは妻がした方が効率が良いからです。なお過去にも一定期間私が食事を用意する機会はあったので経験値は積まれてきました。ただ今回は結構長い期間だな、という気持ち。
いざとなれば買ってくる、外食をするという手段がありますが色々な意味であまりそれはしたくありません。これも大事な機会だと捉えてなるべく料理を作ることに決めました。幸いなことに長女はかなり料理ができるようになっています。二人で手分けをすれば作業効率が上がるだろうと。
まず冷蔵庫の中身を確認して使えるもの、使ってしまわないといけないものを確認します。賞味期限が近付いている食材。野菜。眠っている冷凍食品。これらを活用することを考えました。玉ねぎがたくさんある。鶏肉がある。冷凍ほうれん草がかなりある。こういったことからできるメニューを長女と相談して作れる料理を決めていきました。私が作りたい(既に作れる)料理と長女が作りたい料理が異なるので互いに合わせて。足りない食材は私が買ってきて。ほうれん草があるからバター炒めにしたいという長女。ではベーコンを買ってきましょうということ。長女はにんにくを少量刻んでバターで炒めて香が出たらベーコン、ほうれん草を炒めて味付けをします。そちらは完全に長女に任せます。私は横で玉ねぎと豆腐の味噌汁を作るといったような。ある日はもやしを買ってきて、私がもやしを塩ゆでにし、長女がゴマ和えにする、という連携作業。長女にできることが増え、私は知らないこともできるようになっているので、以前よりも遥かに料理を用意するスピードが上がりました。
この期間で特に大きな料理がポトフでした。冷蔵庫にあった食材の関係と長女が食べたいという事で。ウインナーを買ってきただけであとはありました。私がじゃがいもを切るくらいであとはほとんど長女が調理。味付けも長女に一任でした。その間に私は洗い物ができるので助かります。他にもシチュー、カレー用の野菜セットが冷蔵庫にあり、カレールーもあったのでカレーを作ることにしました。豚肉を買ってきたうえで。これもほとんど長女が調理してくれました。煮込むところを私が担当したくらい。二人で台所で並んで同時並行で料理を作る。3つ口コンロを全て同時使用したのは、私は初めてでした。
いつもちゃんと作るのは大変なので冷凍餃子やレトルトの麻婆豆腐も活用しました。これは手軽で速い。
途中長女の社会科見学があり、お弁当を用意する必要がありました。その時は二人でスーパーにいき、冷凍食品と自ら作るものを決めて、準備をしました。長女は自身で決めて詰めたお弁当が誇らしげでした。
どうしても私が仕事で帰りが遅くなる時は事前にコンビニ飯を買って置くこともしました。
ふりかけ、納豆、タラコといったそのままおかずになるものも利用しました。
妻が帰国する直前には、最後なので外食で済ませようと3人でサイゼリヤに行きました。
全部が全部、手料理ではありませんでしたが、できる範囲で頑張りました。
子どもと料理をするという体験は良かったです。また今日の献立はどうしようかなと考える時間がありました。付随して買い物の内容も。何より長女がとても頼りになることが実感できました。任せられることは任せて。自分自身も子どもも成長していると思いました。
甲野 功
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