開院時間

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~灸の話 灸点紙~

あじさい鍼灸マッサージ治療院院 灸点紙
灸点紙

 

 

私の持つ国家資格は

あん摩マッサージ指圧師免許

はり師免許

きゅう師免許

柔道整復師免許

の4つです。普段は鍼灸師とまとめていますが厚生労働省の区分でははり師(鍼師)ときゅう師(灸師)に分かれます。通常ははり師・きゅう師を同時に取得するのですが、はり師のみ、きゅう師のみということも可能です。あるいははり師国家試験だけ不合格で否応なしにきゅう師のみという場合も無きにしも非ず。

 

きゅう師はその名称のとおり灸をする人。灸はもともと蓬(よもぎ)の葉を乾燥させて生成した艾(もぐさ)を捻って、それを皮膚の上に置いて、線香で着火するやり方でした。これを直接灸といいます(対比するものとして間接灸というものがあり、これは皮膚と艾の間に何かを介したお灸です)。悪いことをした人に罰を与える意味で用いられる『お灸を据える』という言葉はこの直接灸に由来します。艾が皮膚の上で燃焼すると、艾の捻り方によりますが、熱さを覚えます。それはときに痛みに近い鋭い感覚です。弘法の灸と言われる打膿灸では皮膚に火傷を敢えて作るほど。苦痛に耐えます。これは火傷を意図的につくり火傷を治そうとする体の抵抗力を引き出すことを目的とします。農民が収穫期に体調不良になると死活問題であったため、風邪などをひかないようにするための対策でした。近代になり衛生面が改善され、薬が作られ、農業の機械化が進むと打膿灸はその必要性が薄まり、ほとんど見かねなくなりました。私の世代では教科書で習うだけで実際に体験したことがある人は非常に少ないです。

 

直接灸をするにしても皮膚に火傷を負わせる、お灸の跡(灸痕)を残すことは美容面でよろしくないと考えるようになってきました。一昔前の不良学生がする根性焼きのように見えます。早い話、軽い火傷です。現在は温かさを感じるくらいの刺激量にすることが臨床でも多くなっています。しかし鍼灸専門学校では必ず艾を捻ってそれを皮膚の上に置き、線香で火をつける直接灸を練習します。卒業後使用するかは別として習得しておかなければならない技術なのです。私の周りにも艾を捻る直接灸を臨床で使う先生がおります。直接灸は技術が要りますが細かい調整をすることができるので“きゅう師”の実力が問われますし発揮できます

直接灸をするといっても今はまず意図的に火傷が残すようなことはしません。そのための技術があるのです。技術的なものとは別にアイテムを用いて火傷予防をすることがあります。そこで用いられるものの一つに灸点紙があります。灸点紙について説明します。

 

灸点紙は灸熱緩和紙のこと。皮膚の上に灸点紙を置いて、その上に艾を乗せます。灸点紙の中央には小さな穴が開いており熱は伝わるのですが、その熱量を抑えます。また皮膚と艾に灸点紙があることで火傷のリスクを軽減させます(たとえ灸点紙を用いたとしても艾の捻り方を変えれば火傷をする可能性はあります)。また灸点紙を2枚重ねにすることでより熱を感じづらくさせることができます。

 

灸点紙を用いる利点は火傷予防の他に、艾を乗せやすくするということも挙げられます。艾はとても軽くて皮膚の上に立たせるのが結構難しいのです。艾は立たせないと線香の火が皮膚に近づき過ぎて熱いし火傷してしまいます。綺麗な艾を捻ること、皮膚に立たせること、線香で火を付けること、燃える艾を操作すること、という行程で技術を要するのです。もちろんどこにお灸をするのかという取穴(ツボ:経穴を決めてその場所をみつけること)にも技術と知識が必要でありますが。灸点紙があることで艾を立てやすくなります。灸点紙の凹凸が艾に引っ掛かるので。灸点紙を用いることで90°近い横に艾を乗せることも可能です。身体の側面に直接灸をするのは艾を固定するための何かがないと皮膚から落ちてしまいます。灸点紙を用いることでそれができるのです。

 

灸点紙というアイテムは直接灸を手助けするのに有効です。灸点紙を介したらそれはもう直接灸ではなく間接灸なのでは、と言われそうですが。きゅう師として臨機応変に活用するのです。

 

甲野 功

 

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