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~ダメなものはダメという時代~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 池

 

 

今年2023年・令和5年も終わりが見えてきました。12月になると年末という言葉が実感を伴います。これからこの一年を振り返る企画が方々で出てくることでしょう。年末になると私も1年を振り返るようにしています。今年というか近年感じていることがあります。それは、ダメなものはダメだという至極当然のことがはっきりしてきた、ということ。時代が変わっている。それも急速に。そのような体感があるのです。

 

今年も事件・不祥事がたくさん報道されました。国際情勢や自然災害、大事故を別にすると注目したことが、これまで見過ごされてきたことが明るみになり処罰、批判されている、こと。具体的には旧ジャニーズ事務所、宝塚、歌舞伎、ビッグモーターの件です。具体的な団体、企業を名指しするのはどうなのかと躊躇するところがありますが、非常に時代の転機を感じていることも確かです。

 

毎日のように報道が出ている故ジャニー氏による性加害問題。国連も動いた国際問題に発展しています。約50年に渡り続いたというこの問題。私はそれこそ20年くらい前からそのような話があることは知っていました。都市伝説が好きなこともあり、その類の本や雑誌をよく読んでいて芸能界の闇というテーマで取り上げられていました。また鍼灸マッサージ専門学校時代にバイトしていた勤務先で、元ジャニーズJrで合宿所にいた方の話を人伝に聞いたことがありリアリティがありました。裁判でも判決が出ているわけで(性加害があった事実が認定された)そういうことがあったのは間違いないだろうと。しかしそれは悪い意味で都市伝説化して世間に周知されて追及されることはありませんでした。それが今年に入り海外メディアの報道から表面化。性加害問題とともにマスコミ各所に圧力をかけて報道させなかった姿勢も問題視されています。こちらは姉の故メリー女史によるものが大きいとされ、いわば暗黙のルールになっていました。あれほどの国民的人気を誇ったSMAPも解散し事務所を退所したメンバーはテレビ番組から消えることになります。忖度という言葉がよく用いられますがメディアに圧力をかけて自社が有利になるように働きかけてきたことはずっと噂されてきました。長きにわたって“帝国”と称された事務所が解体の方向に進んでいます。1年前にはテレビCMから所属タレントが消えて紅白歌合戦の出場数0になるなど考えられませんでした。

宝塚歌劇団は現役劇団員が自殺するという事件。遺族のいじめがあったという訴えにその事実は認められないと回答。問題の収束が見えません。芸能の世界だから、特殊な世界だから、宝塚だから。そのような理屈がまかり通ってきましたが、もう通用しないでしょう。人が亡くなっているのです。ファンがついてくれば問題ない、最高の舞台を提供することが仕事だ、という論理が平成中頃までは通用したのでしょうが今はそうもいかないと思います。スポンサーもファンも離れてしまいます。それは問題のある団体を応援することは間接的に助長させることになると言えるからです。同じような世界が歌舞伎でしょう。芸の肥やしと理不尽なことが見過ごされてきたと言われています。トップ役者の両親殺人事件も発端は週刊誌のセクハラ報道だと言われています。昭和ならば歌舞伎の世界はそういうものだからね、で社会に響かなかったことでしょう。何より被害者が口を閉ざしていたのでは。嫌なことは嫌だと告発できる社会状況になったのです。海外のmetoo運動も後押しして。

ビッグモーター社の保険金不正は既視感がありました。自社の利益のために公費たる保険金をかすめ取る。かつて柔道整復師業界で横行したものと本質が同じだと思いました。最近の報道でビッグモーター社は保険取り扱い停止処分が正式に下され、調査報告には辛辣な文言が出ていました。経営者が退陣しても厳しい処分が下され再生するのは苦しい道のりでしょう。

 

これらのように少し前まで見過ごされてきたことが社会的に問題になっています。特に旧ジャニーズ事務所の問題は数十年の期間にわたります。知っている人は周知の事実であったにも関わらず。そういうものだから。常識にしてしまった。それがわずか1年足らずでひっくり返りました。もちろん水面下では告発、抗議、調査が行われていたのでしょうが。私は子どもの頃から知っている組織がここまで急激に変わるとは。その反面、どこかでやっと来たかという気持ちもあります。裏で色々な問題があることは情報として入っていました。その中には完全に法に抵触するものがあります。芸能界のしきたりだから、では済まされない違法行為にあたるもの。それは日本が法治国家ある以上どこかで問題になるだろうなと。

 

この1年に起きたことをみると、ダメなことはダメである、ということを再確認するのです。やってはいけないこと。誰かを不快にさせて苦しませること。不正すること。騙すこと。法的にも一般倫理からも、幼少期にダメですよと注意されることをやってしまうことは、やはりダメなのです。ダメなことをして、それを周りから何も言わせないように圧力をかける。逃げ切る。居直る。このようなことを続けていても結局破綻する。長い期間やればその分大きく反発を受けて社会的制裁を受ける。そのような現実を感じています。

私は旧ジャニーズ事務所タレントのファンではありません。宝塚も歌舞伎も観劇したことはありません(※高校の時の課外授業で歌舞伎を観る機会はありましたが自ら足を運んだことはありません)。自家用車を持っていませんからビッグモーターとの関りはありませんし自動車保険が高額になっても影響ありません。個人的に好きや嫌いという感情はなく関りもない。外部から見ていてこれだけ問題になるのは、やはり時代が変わっているのだと思うからです。これがプロレス業界や鍼灸業界のようにずっと好きやその中に居るというジャンルだとまた別の話になるのでしょう。

 

翻って私がいまいる鍼灸マッサージ業界にも同じようなことが起きるのではないかと予想しているのです。柔道整復師業界は2年前に国家試験問題漏洩が発覚しました。その前から保険金不正支給問題がずっとありました。世間に大きく周知されていませんが社会問題の一つといってよいでしょう。それがある程度緩やかに社会にも浸透せずに変化していきダメなことは許されない、できないようになっています。私が柔道整復学生だった10数年前に当たり前のようにできていた“本当ならダメなこと”が現在は本当にできなくなってきています。同じようにあん摩マッサージ指圧師を含めて鍼灸業界でも違法行為であるにも関わらず公的な取り締まりがなされず野放しにされている“ダメなこと”がやってはいけないこととして周知されるのではないでしょうか。学生さんに法律のことや業界の現状を話すと「なんで法律を守らないのか」「これなら国家資格がある方が不利じゃないか」といった疑問や不満が返ってきます。そのときに私は、法やルールで決まっている以上ずっと見過ごされるということは無いよ、と話します。それは法律や過去に起きた裁判、起きた事件、行われた裁判、事件報道などを調べていてそう確信しているからです。それとは別に先ほど挙げてきた事例をみるに法的、倫理的、社会常識的にやってはいけないことは明るみ出て批判される時代になっていると思っています。それはネット社会となり情報が広まるスピードがけた違いに速くなったこと。SDGsやLGBTQ+など社会通念が弱者や少数派にもよりきちんと向けられる土壌ができていること。そのような要因が考えられます。よく「正直者がバカをみる業界」と不満が聞かれますが果たしてそれがいつまで続くのでしょうか。真面目に真摯に頑張っている者が報われるとはいかないまでも、バレなければ大丈夫自分だけは大丈夫と不正行為を続けている者が苦しむ状況が時代の変化によって訪れるように思います。

 

ダメなことをすることは許されない。そういう状況になっているとより感じる2023年です。

 

甲野 功

 

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