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~品川神社~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 品川神社
品川神社

 

 

いつの頃からか富士塚に興味が出てきました。大学時代に東京都北区十条の富士塚を登りました。当時は何だろうという気持ちしかありませんでした。それから20年くらい経過して西新宿の成子天神社にやはり富士塚がありました。これは面白いと思い調べてみると。都心に結構富士塚があるものです。その後、護国寺、鳩森八幡神社の富士塚を登りました。高校は山岳部で二度、実際に富士山山頂まで到達しています。本物とは全く異なりますが違いを感じてみました。そして都内最高峰の富士塚が品川神社境内にあることを知ります。町ブラ散歩番組で一度目にしてからいつか行ってみたいと思っていました。折を見て品川神社に向かいました。

 

品川神社

 

品川神社。その名前の通り品川にあります。JR品川駅から歩けない距離ではありません。京浜急行新馬場駅の目の前です。格式が高く元准勅祭社。現在は東京十社のひとつに数えられます。 また東海七福神の一社として大黒天を祭っています。創建は平安時代末期の文治3年(1187年)。源頼朝が安房国の洲崎明神(現・千葉県館山市鎮座洲崎神社)の「天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)」をお迎えして海上交通安全と祈願成就を祈願して品川大明神としたのが始まりです。鎌倉時代の元応元年(1319年)に二階堂道蘊が「宇賀之売命(うがのめのみこと)」を祭ります。室町時代の文明10年(1478年)には太田道灌が「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」を祭りました。よって御祭神は天比理乃咩命、宇賀之売命、素盞嗚尊の三柱になります。天比理乃咩命は天岩戸に登場する神様の后神。宇賀之売命はいわゆるお稲荷様で農業・商業・産業繁栄。素盞嗚尊は天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神です。慶長5年(1600年)には徳川家康が関ヶ原の戦いへ出陣際に品川神社を参拝し戦勝を祈願します。関ヶ原合戦勝利後に祈願成就の御礼として仮面(天下一嘗の面)・神輿(葵神輿)などが奉納されます。徳川家の家紋である「三つ葉葵」を社紋にし「御修覆所(神社の建物の再建・修復などは全て幕府が賄う)」となります。実際に元禄7年(1694年)と嘉永3年(1850年)の二度の社殿焼失の際には、時の将軍の命により再建が行われました。明治元年(1868年)には明治天皇により東京の鎮護と万民の安泰を祈る神社として准勅祭神社と定めます。昭和50年(1975年)には東京十社の一つになります。社殿の老朽化が進み、昭和39年(1964年)氏子各位の御協力により現在の社殿が再建されました。そして、令和2年(2020年)に御大典記念事業として社殿の修復をおこなっています。

 

数多くの注目建築物があるのが品川神社です。

 

まず駅前から歩くと見えるのが大黒天像。東海七福神めぐりの一つです。

そして見事な双龍鳥居。鳥居の柱に龍があしらわれています。向かって左側の柱には昇り龍が、右側の柱には降り龍が彫刻される石造鳥居です。この双龍鳥居は阿佐ヶ谷の馬橋稲荷神社と高円寺の高円寺境内稲荷社の合計3つしか都内にないといわれ「東京三鳥居」とも称されるとか。

鳥居をくぐると急な石階段。ここは映画『シン・ゴジラ』の舞台になりました(実際には別の場所で撮影したとか)。石階段途中の左手に富士塚、品川富士があります。品川富士には「ぶじかえる」の石像があります。こちらは「富士+かえる」→「ぶじかえる」ということから交通安全のご利益があるのだとか。

境内に入り左手には浅間神社があります。品川富士が横にそびえており狛犬の台座には富士山が描かれています。

使い古した包丁や調理された生き物たちを慰霊するための庖丁塚があります。品川は東海道の宿場町。古くから調理人が多く鮨商組合により作られました。

石造が当たり前の狛犬なのに品川神社境内には陶製の狛犬もあります。

慶安元年(1648年)三代将軍徳川家光の側近・堀田正盛公が奉納した石造烏居石造水舟(水盤)。どちらも品川区指定有形文化財に指定されています。鳥居の方は上野東照宮に次いで都内で二番目に古いもの。

例大祭で神楽が奉納される神楽殿があります。年に4回奉納される太太神楽は、徳川家康が関ヶ原の合戦出陣の折、戦勝祈願として奉納したもので、昭和51年(1976年)に東京都無形民俗文化財に指定されています。

徳川家康が奉納した舞楽の面や神輿など、数々の貴重な品が展示されている宝物殿があります。

手水舎には河童の像があります。水かけかっぱと呼ばれています。

拝殿は立派な朱色の建物。

拝殿の横には鳥居が連なりトンネル状になっています。その奥に阿那稲荷神社があります。さらに下っていくと阿那稲荷神社下社があり、そこには一粒萬倍の泉が。一粒萬倍の御神水でお金を洗い、地元商店街で使用すると後に万倍になって戻ってくるのだとか。金運アップのパワースポットとして有名なのはこの存在によるものでしょう。

他にも見つからなかったのですが板垣退助のお墓もあるそうです。

 

品川という新幹線も留まる要所を守ってきた品川神社。都心部でありながら境内は広く、高低差があり、昔ながらの雰囲気をまとっている神社です。

 

甲野 功

 

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