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~生成AIの影響はあるのか~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 AIによって作成したあじさい鍼灸マッサージ治療院の画像
AIによって作成した「あじさい鍼灸マッサージ治療院」の画像

 

 

今年の世間的なトピックとして生成AIが挙げられると思います。2023年新語・流行語大賞にノミネートされた「生成AI」という言葉。世間をにぎわせたと思います。それは、ちょっと前までクリエイティブな仕事はAIに奪われないと考えられていたところに音楽、画像、小説、映像など芸術面でもAIによって簡単に作成できることが判明したからです。

絵を描く訓練を積まなくてもAIへの指示を的確にすれば画像が作れてしまいます。某大手飲料メーカーのCMでAIで作成した女性を使用したことも話題になりました。簡単に年齢を上げることができ、起用タレントの不祥事によりCMや広告全般を差し替える恐れもありません。AIがタレントに取って代わられてしまうという声が挙がります。また架空のAIが作成したグラビアアイドルも多数登場しました。理想通りの顔と肉体(衣装を含めて)を作り出し、しかも見分けが簡単につかないほど精密。老いや体調によって変化する人間よりも手軽です。撮影場所を確保することも撮影しにいく必要もありません。写真は以前から加工ができましたが動画までAIで作れるのであれば生身の人間を起用するより安上がりでトラブルも無いのでまさに仕事を奪われることになりかねません。AIによって小説、スピーチ原稿など文章が作れるようになりました。まずAIにたたき台を作らせてブラッシュアップしていくというやり方が用いられていますがそのうち完全にAI任せになるかもしれません。音楽をしたかったら楽器を覚えるよりパソコンを買った方が早い。そのように言われる時代になりました。

 

今から5年前の平成30年(2018年)に~職業が無くなるかもしれない時代~というブログを書きました。若者が「将来やりたいことが見つからない」と嘆く背景に今ある仕事が将来無くなっているかもしれないという懸念も関係しているのではないかという出だしでした。当時はユーチューバーが夢のある職業でした。しかし5年経った現在、状況は変わりました。TikTokらショート動画の台頭によりYouTubeの閲覧時間は削られています。長時間視聴してもらえばそれだけ広告費が入るYouTubeは逆境になっています。サブスクリプションの動画配信システム、TVerという無料地上波配信アプリの影響も。YouTubeからの収入が激減していると報道されています。今の若い子がイラストレーターを目指してせっせと絵を描いていたとしても、素人が簡単に生成AIによってそん色ないレベルの作品を作り上げるようになったらイラストレーターという夢は諦めるかもしれませんよね。そもそも夢でも何でもない。AIに的確な指示を出せるかどうかという作業効率の話になってしまうわけです。

 

ちなみにMicrosoft BingというAIに「あじさい鍼灸マッサージ治療院の画像を作成して」とお願いしてみました。Bingは「とても難しいですがやってみます」と予防線を張りつつ、このような画像を作りました。作成時間はおよそ20秒程度。4枚作ったうちの1枚を出しています。青色の紫陽花が中心にあるよく意味が分からないものができました。情報が無さ過ぎて強引に組み合わせた感じがします。あじさい(紫陽花)という「花」と鍼灸マッサージという「行為」と治療院という「場所」がどう関連するのか分からないという感じ。ただどこにもない画像としてはある程度のクオリティがありますもちろん私にはこれだけの絵を自作する能力がありません。フリー素材をかき集めても編集することもできないです。“あじさい鍼灸マッサージ治療院”に関する情報が無いのでこのような奇天烈な画像ができましたが、覚えさせて指示を的確にしたらどんどん上達するでしょう。むしろ私が「紫陽花」、「鍼灸院」、「マッサージしている人」など項目を分けたり、それぞれのワードで生成した画像を組み合わせたりすれば現時点でもかなりできると思います。何より版権の問題が無いので手軽に使えます。

 

このように生成AIが発展し普及することでパラダイムシフト、常識や社会通念が大きく変わる可能性を秘めています。論文を書くのも生成AIにやらせてそれをまとめるだけで大学の単位が取得できるようになるかもしれません。そうなると勉強する意味はあるのでしょうか。

5年前の文章に話題を戻すと当時の私の意見として私の仕事はAIにとって代わられないと述べています。その理由は、AIはその名の通り人工知能であり手足を持っていないからです。実際に人間に対して施術するには(物理刺激を与えるには)知能だけではだめです。ロボットアームやマッサージ器機を使わないといけません。精密なロボットアームは今でもあるではないか、と言われそうですが音の問題があります。マッサージガンは振動をおこすためうるさくないですか?従来のマッサージチェアも油圧、ポンプの関係で音が出ます。現在の科学では無音で機械を動かすことは限りなく不可能。飛行機の機内食が美味しくないのは美味しさは一緒でも飛行機のエンジン音が聞こえていると美味しく感じないといいます。外科手術のようにそんな贅沢言っていられない状況はいいですが、リラックスしたいというときにモーター音がずっと聞こえる状況での刺激に満足できるのか甚だ疑問です。加えて東洋医学(東洋思想)の曖昧さ。敢えてこう表現しますが、人によって答えがまちまちである東洋医学はAIにとってとても厄介です。良くも悪くも人それぞれというのが鍼灸師の世界。標準技術が定まっていないのでAIがディープラーニングをしようにも答えがバラバラであるから正解が出せないでしょう。ツボ(経穴)の場所や脈診の判断は主観が強く画像診断や血液検査のような客観性があるものでは無いのです。

 

生成AIによって多くの職業が奪われるかもしれません。数年前に話題となった「AIに奪われる職業一覧」のときよりシビアにそして現実味を帯びてきています。しかしそれはネット上の媒体に限られる面があります。画像も映像も。ターミネーターのような超精巧なロボットが踊りや演劇を表現するという時代はまだ来ないようです。映像内であれば合成できるでしょうが現実世界で舞台に立つのは人間です。あるいは設置して動かすのは人間。3DプリンターでAIを活用した物は作成できますが、人間という者は作成できません。できとしてもモーター音や機械音を消し去るのは困難でしょう。よって人の手で人の体に施すという原始的な行為を生業とする私の仕事は直接影響を受けないと思います。保持的にAIを活用することはあっても。

 

シンギュラリティ。AIの進化における特異点のことでAIを生み出した人類の知能をAIが超えてしまうこと。個人的な予想としてAIよりも超高性能なマッサージ機、ロボットアームの方が脅威に感じています。

 

甲野 功

 

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