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~鎌倉瑞泉寺~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 瑞泉寺
瑞泉寺

 

 

一昨年の大河ドラマで鎌倉が大人気となりました。元々人気があるエリアでしたがより一層観光客が訪れました。昨年は映画スラムダンクの影響から江ノ島電鉄の踏切に大勢の中国人観光客が押し寄せてオーバーツーリズムの問題が生じました。そして今年。今年は以前から折に触れている『逃げ上手の若君』という作品がアニメ化されます。それによって今までとは違った若年層にも鎌倉が注目されるのではないかと予想しています。

 

鎌倉の中心地といえば鶴岡八幡宮、小町通りでしょう。JR鎌倉駅付近。他にJR北鎌倉駅周辺の北鎌倉エリア。長谷寺や高徳院のある長谷エリア。銭洗い弁天エリア。海岸付近の由比ヶ浜エリア。鎌倉駅の東側にあたる妙本寺や妙法寺があるエリア。そして鎌倉駅からみて北東にあたる鎌倉宮のエリア。この中で鎌倉宮の方はかなり外れた方になります。その先、鎌倉宮のバス停からさらに徒歩10分ほど歩いた先にあるのが瑞泉寺です。立地として観光客が行きにくいのですがそれゆえに興味深い風景があるのが瑞泉寺です。

 

臨済宗円覚寺派 瑞泉寺【鎌倉】

 

鎌倉の奥ともいえるところにある瑞泉寺。天園ハイキングコースの入口があります。JR鎌倉駅から歩くと30分くらいかかるかもしれません。山の中に近い場所。小町通りの喧騒が嘘のよう。正式名称を錦屏山瑞泉寺といいます。鎌倉幕府の幕臣であった二階堂道蘊により嘉暦2年(1327年)に夢窓疎石を開山として創建しました。最初は瑞泉院という名称でした。夢窓疎石は円覚寺開山仏光の孫弟子にあたり多くの名刹で住職に就いた人物です。優秀な作庭家でもあり多くの庭園を造りました。瑞泉寺の庭園もそうで、(鎌倉の地にある)鎌倉時代から残る唯一の庭園として現在国の特別名勝に指定されています。また開山とは寺院を創建した僧侶、また寺院を創建することを示します。山を開くと書くのはかつてお寺は山の中に建てられたから。そしてその山の名前を寺号の前に付けるようになります。それを山号といいます。瑞泉寺は山号が錦屛山となっています。その後足利尊氏の四男である足利基氏が寺号を瑞泉寺と改めました。山号の錦屏山は四季の景色が屏風の絵を見るように美しいところからその名がついたとか。至徳4年(1387年)には関東十刹に選ばれます。

※十刹というのは五山制度に基づく寺格の一つで五山に次ぐ格付けです。五山とは京都五山、鎌倉五山とあり禅宗の格付け。それに準ずるものとして至徳3年(1386年)に五山制度の改革にあわせて十刹制度の改革を行い、京都十刹と関東十刹に分けられて京都と関東にそれぞれ10の寺院が定められます(それ以前は十刹、天下十刹など変動がありました)。このとき関東十刹に選ばれたのが第一位禅興寺(後に廃寺)、第二位瑞泉寺、第三位東勝寺(後に廃寺)、第四位万寿寺(後に廃寺)、第五位大慶寺、第六位興聖寺(後に廃寺)、第七位東漸寺、第八位善福寺(後に廃寺)、第九位法泉寺(後に廃寺)、第十位長楽寺でした。900年以上前に制定したので半数が廃寺となっています。その中で瑞泉寺は関東十刹第二位の寺各を持ち、かつ現代まで残っているのです。

 

瑞泉寺は文学や学問とゆかりの深い寺としても知られています。夢窓疎石が建てた徧界一覧亭は鎌倉五山の僧による五山文学の拠点として栄えました。境内には著名人の墓や碑が点在しています。山崎方代歌碑吉野秀雄歌碑久保田万太郎句碑高浜虚子句碑大宅壮一評論碑吉田松陰留跡碑があります。他にも縁のある文人として大佛次郎川端康成立原正秋永井龍男久米正雄梶山季之ら挙げられます。

 

実際に訪れてみると山深い中を登っていく感じです。現在の観光地として整備された鎌倉ではなく、創建当時の鎌倉時代を彷彿させるものを感じます。周囲を山で囲まれて海を感じることがありません。初夏だったこともありますが一面を緑に囲まれています。山道を登っていくと道の横に吉田松陰留跡碑が見られ、前に山門が現れます。山門の先に本堂があります。背景を山にした落ち着いたたたずまい。その裏には岩肌をくりぬいた天女洞が残っています。その前には池を掘り貯清池と名付けました。池の中央を残して島としています。池には二つの橋がかかっています。岩庭と称される岩盤を彫刻的手法によって庭園としたものです。

自然豊かで過度に人の手を加えていない感じがします。鎌倉の他の有名な寺院である明月院や長谷寺、建長寺、円覚寺らと比べてもどこか粗野というかあるがままを残しているような。四季折々の花を愛でることができ“花の寺”と言われています。

 

鎌倉観光で考えるとかなり僻地という印象があります。その分、当時の状態を今も残している瑞泉寺。駅から距離がありますが散策する価値があります。

 

甲野 功

 

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