開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
5月25日にJR四ツ谷駅すぐの場所で行われた『東京呉竹医療専門学校 卒業生の集い~同業種交流会の夕べ~』に参加しました。母校である呉竹学園東京呉竹医療専門学校の卒業生が集まる立食パーティー形式の交流会です。
私は東京呉竹医療専門学校の鍼灸マッサージ科、柔道整復科、鍼灸マッサージ教員養成科の3科を卒業しています。当時の校名は東京医療専門学校でした。3年、3年、2年と合計8年通いました。もちろん同一学校では最長の通学です。鍼灸マッサージ科は四ツ谷駅にある四谷校舎。柔道整復科と鍼灸マッサージ教員養成科は代々木駅前の代々木校舎でした。鍼灸マッサージ科で通った校舎は改築されて現在は新校舎になっています。代々木校舎だったビルは売却して四谷校舎に引っ越し。現在は東京校舎として統一されています。私が通っていたときと校名も校舎も変わりましたが母校は残っています。業界最大手にして老舗の呉竹学園。来年は創立100周年を迎えます。
この『卒業生の集い』は毎年開催されてきました。立食パーティーの形式であるため、新型コロナウィルスがあった2020年~2022年は開催されず。昨年2023年に2019年5月以来の4年ぶりの開催となった同会。そのときからサブタイトル~同業種交流会の夕べ~が付くようになりました。それまでは『卒業生の集い』だけ。その意味はかなり大きいと感じていて、コロナ禍を経て学校側の意識が変わったと思うのです。私のような個人開業をしている卒業生はコロナ禍で大いに影響を受けました。ただ身軽な個人事業主にとっては比較的ダメージは小さかったと思われます。周囲にはコロナ禍を機に開業したというケースも多々見受けられました。良物件が安く借りられる。密にならない。反対に大規模で展開しているグループ院や企業はより大変だったと思います。好立地にテナントを借りていることで家賃がのしかかりますし自粛要請、在宅ワーク推奨により繁華街の方が人は来なくなりました。効率重視で狭いところにベッドを並べていると密集になります。そして実務面で大いに苦労したのが専門学校。リモート授業への対応、実技授業のやり方。我々の仕事は人に施すことですから対面でないと実技が学べません。どの学校も2020年から対応に苦慮したことでしょう。『卒業生の集い』が『卒業生の集い~同業種交流会の夕べ~』になってから、それまでは何となく同窓会気分で懐かしむという雰囲気だったのが、アグレッシブに交流して言うなれば仕事に繋げようという感じなった気がします。
そう感じる理由の一つが登壇スピーチ。これまでは学園理事長、学校長、同窓会長といった学校側の重役が挨拶、乾杯をするというものでした。それはもちろんのことなのですが。復活した後はそれ以外に会に参加した先生を司会が指定してスピーチをさせるという取り組みが始まりました。特別講師や企業経営者ら。呉竹学園の強みは歴史があり卒業生は大勢いること。二代、三代と入学することもあります。開業して事業を企業化して経営者として規模を拡大していく者も少なくなく、従業員を大勢抱えて多店舗展開する卒業生がたくさんいます。そのような方を紹介する。学生の就職や臨地実習で学校側も良い関係性を築かないといけません。卒業生だからお願いできる部分があります。企業側としても優秀な新卒採用を求めます。学校と連携しておくことはメリットがあります。
今年は突然、司会の船水先生から指名されて(事前に何も言われず)私が登壇することになりました。その前に鍼灸マッサージ科同級生でグループ院を経営する眞田先生が話をしていました。私の様ないち個人開業者を紹介したのが意外でしたし、非常に光栄でした。本当に何も考えていなかったので話す内容がまとまりが無かったのですがよい経験になりました。
このような場に参加するのは人脈を広げることが目的の一つ。普段は柔道整復系の先生、グループ院経営者と会う機会がありません。呉竹学園はあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師の学校ですから卒業生に柔道整復師も多数います。私も柔道整復師ですが、現在の軸足はあん摩マッサージ指圧・鍼灸になっています。特にスポーツトレーナーとして世界に出ている先生の話はとても参考になります。やはり若い学生からスポーツトレーナーとしてプロチームやトップ選手につきたいという希望を聞くわけです。私も競技ダンス、社交ダンスに関しては同じ気持ちなのでよく分かります。しかし野球、サッカーといったメジャースポーツの実態は知りません。海外でもスポーツトレーナーとして活躍した先生の話を聞くと非常に納得する回答でした。地道に下積みからする。コネとか使って実力不相応のステージにいってももたない。技術、知識はもちろんコミュニケーション能力を磨く。華やかにみえる舞台にいくまで泥臭く努力を重ねないといけないわけです。あまりにもありきたり過ぎる返答が逆に真実味を感じてしまいます。
また有識者の意見も聞けるというのも大切です。学会の質問では、質問できない回答が得られないような内容も懇親会の場だとできることもある。毎年参加することで業界の重鎮と言われるような立場の人とも会話でき、情報を得ることができます。今回も疑問に思っていて調べていたことに関して有力なことを知ることができました。複数の意見を得ることで理解が深まります。
今年も収穫があり、次に繋がる機会を得た卒業生の集いでした。
甲野 功
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