開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
日曜日。子ども二人を連れて神奈川県箱根仙石原にある箱根ガラスの森美術館へ行きました。
これまで幾度なく訪れている箱根ガラスの森美術館。子ども達も何度行ったのか分からないくらいです。子どもが初めていったのは次女が生後100日、長女が2歳のとき。次女のお食い初めを箱根で行うために箱根強羅で泊まったときでした。物心つく前から連れてきています。箱根ガラスの森美術館は紫陽花の名所であるのでこの時期によく来ます。私は紫陽花が大好きなので。子ども達が成長すると箱根ガラスの森美術館で写真撮影をするようになります。スマートフォンではなく一眼レフカメラで。先に長女が撮影を覚えて、そのうち次女も練習して。特に練習したのがここ箱根ガラスの森美術館でした。花、建物、オブジェ、山、森、ガラス作品。様々な被写体があります。下の子とはイルミネーションも撮影したことがあります。写真撮影以外にも箱根ガラスの森美術館ではガラス工房の体験ができます。サンドブラストとフュージョン。どちらも体験しましたが、サンドブラスト体験で作成したオリジナルのコップはとても重宝していました。サンドブラストとは細かい砂をガラスコップに吹きかけて表面に傷を付けます。それにより模様を刻印できるのです。子ども達はローマ字で名前と個々のイラストを付けたコップを作成したのでした。一点物で名前入りなのでいつも自分のコップでお茶を飲んでいました。
ところが。数年前に私が食器を洗っている最中に誤って上の子のコップを割ってしまいました。長女は紫陽花のイラストを印字しています。その紫陽花のイラストは夏限定であるため、文字通り紫陽花が咲いている夏の時期に行かないと作れないのです。いつかまた作りに行こうと話しながら夏が過ぎていきました。そして今年に入り。次女のコップを長女が落として割ってしまいました。次女のイラストは朝顔でこれも期間限定。これは二人でまた作りに行かないといけないねと予定を立てたのでした。私の都合と気温予測とから先日の日曜日にしました。3人で箱根ガラスの森美術館に行くのは数年ぶりという状況。恒例の箱根日帰り旅行になりました。
当日は猛暑が少し和らぐ気温。台風が発生して近づいているといいます。新宿駅に着くと工事の真っ最中で風景が激変しています。いつも朝食をとっていたおだむすびもロマンスカーで食べるお菓子や飲み物を買っていたセブンイレブンも無くなっています。その事が分かっていたので自宅で朝食を済ませて飲み物や食べ物を事前に購入した上で新宿駅に行きました。昼前のロマンスカー。スーツケースを持ったインバウンドの集団がたくさんいました。3月に長女と箱根に行ったときよりも多い気がします。先頭車両に乗って箱根湯本駅に向かいます。
箱根湯本駅からバスに乗った方が早く着くのですが乗り物酔いが激しい長女。なるべくバスに乗らないようにするために箱根登山電車を利用します。まだ沿線に紫陽花が咲いていてあじさい電車が楽しめます。終点強羅駅まで乗ります。強羅駅で降りると山の上の方なので気温は低いのですが、それでも蒸し暑い。施設観光バスに乗り換えます。強羅駅前のバス停から15分程で着きます。
自宅を出てから4時間弱。やっと箱根ガラスの森美術館に到着です。いつものことなので無料ロッカーに荷物を入れて一眼レフカメラの準備をします。ネット購入したチケットをスマートフォンで見せての入場。入場料支払いの形式も変わりました。時間は14時過ぎ。サンドブラスト体験は15時からなので園内を散策することにします。
何年振りかの箱根ガラスの森美術館。時間が空いたせいか子ども達には新鮮で写真撮影をしていきます。今はスマートフォンもあるのでスマートフォン撮影との二刀流です。長女は動画撮影も。以前と違います。園内では屋外にあったピザとジェラートのお店が無くなっていました。食事スペースが消えて風鈴が飾っていました。お土産屋さんでは私が好きだったメイプルシロップのキウイジャムが消えていて新しくマンゴーや白桃のジャムが店頭に並んでいました。この時期、ガラスの紫陽花を展示しているのですがその内容も変わっていました。変化していることを感じながらも新たな発見をしながら父娘3人、それぞれ一眼レフカメラを構えて歩き回ります。途中昼飯を食べる時間がないので持参したおにぎりやパンを食べて済ませます。前回サンドブラスト体験をしたときは行きのロマンスカーが人身事故を起こしてしまい20分ほどしか乗っていないのに降ろされました。そのまま復旧の目途が立たず各駅停車で箱根湯本駅まで行き、箱根ガラスの森美術館に行きました。予定が大幅にずれて昼飯が食べられないままサンドブラスト体験に突入し、終わったときにはまともな食事をとれなくなっていました。小田原まで行ってきちんとした食事にありつけたのは夕食の時間。その時の記憶から昼飯はコンビニエンスストアで買っておきました。事前にピザのお店が無くなっているようだと疑っていましたし。
先に新しいジャムをお土産に購入してから工房へ。そこで発覚したのですが私もサンドブラスト体験のチケットを購入していたのでした。ネット予約の際に入場券込みになっていたため。本当は体験は子ども達だけで私は見学する予定だったのですが。購入しているのなら私もやるかと気持ちを切り替えます。3人でコップの色を変えて。私は黒、長女は青、次女は緑に。前回は二人とも青だったので区別がつきづらかったのが解消されます。長女は紫陽花、次女は朝顔を選択。普段なら私は紫陽花のイラストを選ぶところですが長女と同じにするのも気が引けるので箱根の山にしました。各自ローマ字で名前を入れます。知らなかったのですがコップそのものが職人の手作りで一点物でした。また追加料金が結構かかることを忘れていて、想像より出費があるなと思いました。
前回は小さな次女のサポートに徹していたのですが。今回は自分の作品を作るので作業に専念。シールを貼って切り抜き、他をマスキングテープでガードします。思ったよりも難しくて文字やイラストが水平になりませんでした。長女の方がずっと上手でした。砂の吹きつけも甘くて柄に濃淡ができてしまいました。
サンドブラスト体験の後は園内にあるレストランでスイーツ。事前に気になっていたマンゴーパフェが終わっていたのでチーズケーキにしました。数年前に次女と来たときには別のアイスを食べました。長女は幼少期以来の入店で実質初めて。園内で生演奏、生歌が流れています。知らなかった長女は驚いていました。絵画のような窓からの景色を見ながら食事を楽しみました。食後は作品の展示観賞。フラッシュを炊かなければ撮影可能なので写真撮影にも熱が入る子ども達。次女の撮影練習をここでしたものでした。すぐに閉館時間になってしまいほとんど鑑賞できませんでした。その代わり人がいないので会場内の写真を撮影することができました。
箱根ガラスの森美術館を出てバス停へ。長女が帰りは大丈夫ということで箱根湯本駅まで行きます。予想通り商店街のお店はほとんど閉っていたので駅に直行します。箱根に来ると必ず買っている箱根てゑらみすが駅でも購入できることを前回の訪問で分かっていたので。ロマンスカーのチケットを購入してからお土産に鈴廣のかまぼこと一緒に購入しました。新宿駅に着いたのが20時10分。長女のリクエストで新宿のラ・パウザで夕食にします。ここも何度も利用してきたファミリーレストラン。以前長女が母と入って美味しいポテトがあるということでした。食後に都営大江戸線に乗り帰宅しました。
これまで数え切れないほど子どもと箱根に行きました。だからこそ子どもの成長が分かります。最初は揺れるロマンスカーのトイレの中でオムツを交換したものでした。ベビーカーで箱根登山電車に乗り。すぐに疲れて抱っこして運んで。行動が遅くて二人の荷物は全て私が持って歩いた。帰りのロマンスカーで寝て、新宿駅で起こすと機嫌が悪くなり泣きわめいた。朝癇癪を起して行かないと言って箱根旅行をキャンセルした。登山バスで酔って嘔吐すること二度。歩けないと抱っこしたまま箱根の山を登ったこと。コロナ禍でお土産屋が早くに閉まってしまいお土産が買えないと泣き出したこと。たくさんの苦労がありました。今回は個々が荷物を用意していました。次女はカメラが重たいので荷物を持ってあげましたが、長女は自分の荷物は自分で運び。お土産のジャムが私のリュックに入らないと持ってあげると言ってくれました。レストランではウェイターさんに「美味しかったです」と挨拶をし、次女のトイレに付き添っていました。疲れたとへたりこんでしまう次女も今回は止まることなく歩いていました。必ずトラブルに見舞われていた幼少期に比べると非常にスムーズ。成長を実感しました。それなりに暑くて次女の分まで荷物を持って、何時間も移動していましたが不思議と疲れを感じませんでした。普段の仕事中はもっと疲れを感じるのに。これまであった気苦労も随分軽減したのでしょう。一日とても元気で幸せでした。いつも同じ箱根に行くからこそ成長が分かるものです。
甲野 功
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