開院時間
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昨日は自宅からほど近い早稲田の「IRIS GALLERY」で開催しているKanko Yamaguchiさんの個展『ブランケット』に長女と行きました。昨日11月4日(火)から11月9日(日)までやてっています。
この書き出しは1年前と一緒です。昨年6月にもKankoさんの個展に長女と行きました。このときは江戸川橋であって『絵具の滑走路で逢いましょう』というタイトルでした。今年も自宅近くで開催されると知り、初日の夜に長女と向かいました。
アーティストKanako Yamaguchiさんは武蔵野美術大学を卒業したアーティストです。学生競技ダンス連盟(学連)経験者です。私は東京理科大学でした。8年前、理科大の後輩が知り合いだった縁があり、当院のホームページ掲載用の写真撮影でお手伝いしてもらいました。被写体、カメラマンの両方をしてくれました。武蔵野美術大学では日本画専攻でしたが、写真撮影も好きだったKankoさん。一眼レフカメラの撮影をしてくれました。
Kankoさんは撮影した写真に絵具で絵を描き加えた作品をします。本人は“絵具と写真を組み合わせた作品__Photo Japanesque Paintingシリーズ”と称しています。これまでになかったもの。デジタルかフィルムかは定かではないのですが現像された写真に絵具で手を加える。デジタルとアナログの融合です。生成AIの進歩でどんな“画像”でも作ることができます。私も風景や神社仏閣の写真を一眼レフカメラで撮影します。現地に行って目で見たものをカメラに収めることが重要な価値でした。しかし今はパソコンどころかスマートフォンでAIに指示を出せば実際の風景か判別できないような“画像”が作れてしまいます。デジタル上にあれば加工、編集が容易にできます。またデジタルカメラで撮影した“写真”は現像することなくネット上の“画像”として共有することに。現物としての写真になることは滅多にありません。写真もペーパーレス化です。そんな現代で写真を紙に印刷し、そこに絵具で手を加えるのです。液晶タブレットでやるならやり直しも容易な時代に絵具を筆で乗せる。写真と絵画の両方ができるKankoさんの真骨頂でしょう。
Kankoさん個人との関係性なら私一人で個展に行きます。長女を連れて行くのはその作品性が理由です。長女も私の影響で小学校1年生の頃から一眼レフカメラを構えて写真撮影をしています。上野恩賜公園に連れて行って撮影練習をさせたら電池が切れるまで撮影を続けていました。今も箱根に一眼レフカメラを持って撮影にいくことがあります。スマートフォンで撮影できるのに。また絵を描くことも得意で好きです。私は仕事上、専門学校時代に散々人体の絵を描きました。プリントのイラストをトレースし、骨格標本を模写して。見たものを正確に描くのはできますが無から絵を描くことができません。長女は独学で絵画の知識を得ていて補助線とかパースとか補色とか私の知らないことを知っています。Kankoさんの作品はとても合うと思いました。昨年の個展ではまず私が一人で行き、これは長女に見せなければと思い立ち、後日連れていきました。案の定大いに影響を受けた様子で帰宅してから似たようなことを試していました。Kankoさんの作品集が欲しいかと聞くとうんと答えたので3度目の来訪をして購入しました。今回も個展があるというとすんなりと着いてきました。だんだん私と外出しなくなっているのに。
今年の会場は早稲田。更に自宅から近くて助かります。しかも社交ダンススタジオ「オダケイジダンスアカデミー」のすぐそば。オダケイジダンスアカデミーは元統一全日本ダンス選手権ラテンチャンピオンの織田慶治・理子組が設立しました。社交ダンス経験者なら誰でも知る有名人。そして武蔵野美術大学学連卒の長谷川真希先生もいます。学連繋がりで奇遇だなと思っていたら、長谷川真希先生はKankoさんと同期で学科も同じだったとか。本当に奇遇です。早稲田通りの路面店で大きなガラス戸で中が見えるギャラリー「IRIS GALLERY」。ウィンドサインがされていて驚きました。1週間程度の開催なのに貼っています。貼り替えが簡単ではないことを知っているので凄いなと思いました。
会場にはKankoさんが居て、やはり芸術家のオーラというかたたずまいでした。長女に本物のアーティストを会わせることも目的です。
今回の作品は小さいものばかり。岩絵具で絵を加えています。日本画で用いられる岩絵具。最近テレビ番組で解説を観ていたので馴染みがありました。細かな粒子なので光沢や盛り上がりが出ます。鉱物を砕いてできているので非常に高価です。今回もKankoさんに作品の解説を聞きながら長女と観賞しました。一見、どこを絵具で加えたのか分かりません。横から見ると凹凸や粒子の反射が出て分かるといいます。これはネット上の画像ではなく現物の作品として見てもらいたいとKankoさんはいいます。平面の2次元ではく物体の3次元で観る。
写真では存在しなかった花、柄、光、輪郭。実際の風景には存在しないものが描かれる。創造主の神の視座という感じ。しかもアナログですから1点だけ。複製はできません。その良さは会場で実物を見ないと分かりません。
長女もKankoさんと話して質問していました。これも貴重な体験です。記名帳があり、長女はそこに飾ってあった紫陽花を模写していました。文字を書くのは苦手だと。私が紫陽花を好きなこともあるかもしれませんが、私には記名帳に絵を描くという発想がありません。美大卒のアーティストを前に。そのやり取りも親としては嬉しいものです。何かの縁で出会ったアーティストと作品。長女にとって将来に影響を及ぼすかもしれません。
甲野 功
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