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~出雲大社東京分祀~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 出雲大社東京分祀
出雲大社東京分祀

 

 

いつか参拝したいと願っていますがまだ実現していない神社が多数ありますが、その一つが出雲大社です。正式名称は「いずものおおやしろ」。「いずもたいしゃ」と言われますが「おおやしろ」が正式です。明治維新に伴う近代社格制度下において、唯一「大社」を名乗る神社でありました。国津神系神社の最高位であります。天津神系のトップである伊勢神宮には何度も参拝しているのですが。余談ですが伊勢神宮も通称で正式名称は「神宮」です。伊勢神宮と並ぶ格式に出雲大社にいつかは訪れたいものです。場所が島根県ということでそう簡単に行くことができません。夜行列車に乗れば行けると分かっているのですが。

 

その出雲大社の分祀が東京都内の都会にあります。それも六本木に。そこまで有名ではありませんが大都会のビルに囲まれたところにあるのが出雲大社東京分祠です。今回はこちらの紹介です。

 

出雲大社東京分祠

 

場所は東京メトロ日比谷線か都営大江戸線六本木駅から徒歩数分。本当に都会です。港区六本木。新宿区生まれの新宿育ちの私でもやや緊張するくらいの都会です。新宿、歌舞伎町、神楽坂といった新宿区の有名スポットとは港区六本木は質が違います。港区女子という言葉がありますが新宿区女子、渋谷区女子という言葉はありません。都会の繁華街でも一層派手な感じがします。そのような六本木に出雲大社東京分祠はあるのです。

 

出雲大社は縁結びの神様として有名ですが、御祭神大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の分霊を奉斎しています。東京都では内唯一の分祠なのです。ハワイにもある出雲大社ですが都内にある分祀がここだけというのは意外です。創設されたのは明治なってからですので比較的新しい神社です。出雲大社第八十代国造出雲大社教初代管長千家尊福公(せんげたかとみ)によってできました。東京及び東日本の御神徳宣布のため、明治11年(1878年)に東京都千代田区神田にある神田神社社務所内に東京出張所を設けたのに始まります。神田明神と出雲大社は祭神が同じで関係が深いのです。明治15年(1882年)に明治政府から神官教導職分離令を受け、東京出張所は東京府麹町に移転し、神殿を設立して千家尊福によって出雲より分霊を奉じて鎮祭します。ここで出雲大社東京分祠が建立されました。出雲大社内にあった出雲大社教会を独立した宗教教団としました。千家尊福が初代管長職に就き、神道大社教と改称します。

 

千家尊福は弘化2年(1845年)に生まれます。明治5年(1872年)に出雲大社第八十代国造・出雲大社宮司を拝命します。神道大社教の初代管長に就任。司法大臣東京府知事貴族院議員など政治家としても活躍しました。出雲大社教は出雲大社祭神である大国主大神、別名大黒様(さいこくさま)と結び、教え導くことを目的とする教団です。布教活動をしていました。ところが明治15年(1882年)に神職が布教活動をしてはならないという「神官教導職分離令」が公布されたのです。更に神主は祭事にのみに専心し葬儀にも関係してはならないとの命令。千家尊福は布教活動を選択します。また葬儀を取り仕切ります。明治19年(1886年)に出雲大社教は「大社教」と改称します。

 

明治22年(1889年)に現在の港区六本木に移転します。明治31年(1898年)に神前結婚式を執り行い、多くの国葬・国民葬をとりおこないます。その中には岩倉具視伊藤博文大隈重信といった明治維新の立役者や明治時代の要人が含まれます。昭和20年(1945年)の東京大空襲では社殿が焼失してしまいます。

終戦となりGHQが日本を統治するようになると神社は国家管理の手を離れるようになります。

昭和36年(1961年)末に出雲大社東京分祠兼出張所を六本木に再建します。

昭和54年(1979年)に社殿改築のため港区南青山に仮神殿を設け、一時移転し、昭和55年(1980年)に現在の社殿が竣工します。

ビルに囲まれた社殿は都会に溶け込み、一見どこにあるのか分かりません。近づくと階段がありここが神社だと分かります。都心の一等地でコンパクトにまとまっています。一般的な神社の境内ではありません。鉄筋コンクリートの中にあります。例え場所が六本木であっても出雲大社です。参拝方法は一般的な神社とは異なります。他の神社では二礼(拝)二拍手一礼(拝)ですが出雲大社では二礼四拍手一礼なのです。しかも年に一度の例祭(勅祭)の時には八拍手するのです。東京分祀でも二礼四拍手一礼が参拝作法になります。

 

島根県までなかなか行けません。大都会の六本木で出雲大社参拝ができます。

 

甲野 功

 

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