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~関西あまし師交流会~

京都で行われたあん摩マッサージ指圧師の交流会
京都で行われたあん摩マッサージ指圧師の交流会

 

 

秋の3連休初日。11月22日(土)に『あマ指交流会in京都』が開催され参加しました。これは関西のあまし師が交流するものなので「関西あまし師交流会」と表記して内容について述べていきます。

 

あん摩マッサージ指圧師。頭文字をとって“あマ指師”とか“あまし師”と略します。私は鍼灸師(はり師・きゅう師)、柔道整復師の国家資格を持っていますがまずあん摩マッサージ指圧師を取りたくて専門学校(現東京呉竹医療専門学校、当時は東京医療専門学校という校名)に入学しました。基盤はあん摩マッサージ指圧師があります。

毎年、年初にテーマを決めて1年間行動するようにしていますが今年のテーマは~按マ指を探求する~として、按摩・マッサージ・指圧の技術や知識を研究、追求するように決めました。そしてたくさんの行動と数多くの成果が得られています。それに呼応しているかのように偶然かもしれませんがあまし業界が活性化している年になっています。一つ大きなインパクトが10月に行われた『AMASHI FES 2025 in WOODLAND BOTHY』(あましフェス)。横の連携が他業種に比べて乏しかった各学校・各流派のあん摩マッサージ指圧師が集まったイベントでした。ここで関東のあん摩マッサージ指圧師が繋がるきっかけが生まれました。あましフェス後も散発的に交流が続いています。コアメンバーの話し合いで第2回あましフェスが企画されているといいます。

 

あましフェスに触発されたのか関西でもあましフェスをしてみたいという先生が現れました。その前段階という感じで関西のあまし師が交流をしようという流れが生まれて、京都で実現したのが今回の関西あまし交流会です。発案者が京都仏眼鍼灸理療専門学校マッサージ科を卒業した岡本拓斗先生です。岡本拓斗先生は以前からSNSで存在を知っていて、関西であましフェスをするなら是非京都で!と勝手に希望を出していました。京都が大好きですし、新幹線で行くと新大阪駅よりも京都駅の方が近い。そして岡本拓斗先生は京都在住だと思い込んでいました。今回岡本拓斗先生が関西で交流会を京都で開催する計画を知り、しかも岡本拓斗先生は現在兵庫県在住だったことも判明し、これは参加しないといけないなという使命感もありつつ、京都に向かうことにしました。

 

視覚障害者の方があん摩マッサージ指圧師になるための視覚支援学校は全国にたくさんあるのですが、晴眼者向けの専門学校は全国に21校しかありません。あまし師視覚支援学校の数は年々減少していますが専門学校21校に比べればずっと多いです。また鍼灸師、柔道整復師の専門学校はあまし専門学校の数倍があります。少ないのです。そして21校のうち関東に11校(東京都8校、神奈川県2校、埼玉県1校)と半分が固まっています。そして関西には3校(大阪府2校、京都府1校)だけ。愛知県に2校あってそれを加えても5校です。西日本にはあと四国1校(香川県)、九州1校(鹿児島県)があるだけです。距離があるため関西のあまし師が分かりません。2021年に京都で開業している上茶屋貴之先生と、昨年京都で岡本菜己先生と会ったくらい。あとは2020年に関西の鍼灸マッサージ科学生さんが当院を訪れて話をしたくらいでしょうか。コロナ前から鍼灸師は関西勢と交流が多数ありましたがあん摩マッサージ指圧師となると数は少ないのです。関西のあん摩マッサージ指圧師と交流できる機会と期待して参加しました。

 

参加者は主催者の岡本拓斗先生(京都仏眼鍼灸理療専門学校マッサージ科卒)。あましフェスにも参加した岡本菜己先生(京都仏眼鍼灸理療専門学校マッサージ科卒)。大阪狭山市池尻中で「狭山池尻みやび鍼灸マッサージ院」を開業している増井雅行先生(関西医療学園専門学校東洋医療科卒)。岡本菜己先生と共に「菜奈あんまマッサージ指圧院」をしている京都仏眼鍼灸理療専門学校マッサージ科卒の女性あまし師。大阪行岡医療専門学校長柄校鍼灸科(鍼灸マッサージ科)の学生さん。昨年、当院を訪れてくれた京都仏眼鍼灸理療専門学校マッサージ科3年生の学生さん。そして私の合計7名でした。関西であん摩マッサージ指圧師をとれる専門学校3校である京都仏眼鍼灸理療専門学校(京都)、関西医療学園専門学校(大阪)、大阪行岡医療専門学校長柄校(大阪)の関係者が揃いました。

 

私は東京呉竹医療専門学校鍼灸マッサージ科を出ています。3年間であん摩マッサージ指圧と鍼灸を学び同じ年に国家試験を受験しました。多くのあまし専門学校は鍼灸とあましがセットになった本科と呼ばれる科を持っています。あん摩マッサージ指圧だけの科がある専門学校は日本指圧専門学校(東京都)、長生学園(東京都)、京都仏眼鍼灸理療専門学校(京都府)の3校だけなのです。あましフェスではこの3校卒業生が一堂に会したことが大きなことでした。今回の関西あまし師交流会でも過半数4名が京都仏眼鍼灸理療専門学校関係者。さらに京都仏眼は本科がありますがあましのみの科の人達が集まりました。私の出た東京呉竹医療、そして関西医療学園、大阪行岡医療はあましを取ろうとすると本科しか選択肢がないので鍼灸も勉強することになります。

 

京都駅近くの居酒屋で始まった関西あまし師交流会。まずは何といってもやり取りはしていたものの初対面となった岡本拓斗先生。YouTube企画『マネーの虎』に出演し、地方選挙に出馬経験がある偉人です。私は絶対できないことをする逸材です。実際に見た岡本拓斗先生は若くて顔が整い、お世辞抜きで華がありました。世間にうって出る覚悟と行動力を持った人物。日本指圧専門学校卒の足達晃大先生に通じるものを感じました。実際に行動した者だけが言葉に説得力を持つ、というのが私の考え。その意味で岡本拓斗先生は年齢ではずいぶん下ですが偉人の域にあると私はみています。大きな変化をもたらすチェンジメーカーになると。あん摩マッサージ指圧師おかれた現状の不満と未来への野望は若さを伴い“正しい怒り”に感じます。年を取ると迎合していく老獪さ(≒諦め)が出てくるものですが、真っ向から立ち向かう情熱を感じました。二次会でバーに行き更に話をしてより一層。心底東京にいる情熱あるあまし師の仲間に合わせたいと願いました。

 

京都のあまし師としてきっかけを作ったのが岡本菜己先生。SNSで按摩愛を出しています。X(Twitter時代から)の投稿をみて私が会ってみたいと思ったあまし師。昨年、関西あまし事情を聞いてまだまだ知らないことがあると思いました。今回もあん摩マッサージ指圧師が置かれた現状、学校のこと、はたまた人生のことまで話をしました。終電が無くなっても帰れるからと最後まで話をしました。10月のあましフェスに参加してくれたことで浪越指圧、長生術、後藤流の先生にも刺激を与えました。岡本拓斗先生と共に関西あまし業界を変えてくれるのではないかと期待を膨らませます。

 

増井雅行先生は私と同じ鍼灸師でもあるあまし師。また近畿大学大学院を出て中学・高校の英語教員免許を持ちます。保険診療も行います。バックボーンや業務において私と大きく異なります。それ故に話す内容が貴重でした。大阪という土地。関西医療学園専門学校。やはり東京とは事情が違うなと聞いていて思いました。鍼灸師持ち同士だから分かるものもありますし、だからこそ差異を感じるものも。地域差を知ることも今回のテーマでした。

 

大阪行岡医療専門学校に通う学生さんはXでその存在を知っていました。私のことも認識していてくれて、お会いできて嬉しいと言ってくれました。個室座敷の居酒屋で首肩の按摩・指圧を私にしてくれました。1年生ですが学校の特徴が手技に表れるもの。私も勉強になります。お返しに私も呉竹の手技やタイ古式マッサージの技術を披露しました。口で解説しつつやはり体験してもらう。また鍼灸の勉強もしているので鍼灸の流派についても話をしました。好奇心旺盛で行動力がある。頭でっかちにならず自分の目で調べていくタイプで将来が楽しみです。

 

岡本菜己先生の1学年先輩である先生社会福祉士でもあります。2次会でバーに行き話をしました。最近遠ざかっていたあましの仕事を復活させたところだといいます。話を聞いて京都の事情が垣間見えました。私は東京都新宿区で仕事をしていて、周囲には東京在住の関係者ばかり。話をして東京の状況が浮き彫りになります。周囲の会話から新しい知識を得てモチベーションが上がっているようでした。

 

京都仏眼マッサージ科学生さん。昨年マンツーマンで話をしたせいかほとんど話をしないままでした。翌日東京に行くため早めに帰宅しました。奇しくも行き先は東京呉竹医療専門学校。私の母校。所在地は新宿区。東京呉竹医療専門学校卒で新宿区から京都にやってきた私と、翌日東京の新宿区に行く学生さん。こんな偶然あるのかと思いました。東京で開催される「要穴カルタ大会」に参加するという。鍼灸マッサージ学生のイベントで経穴情報をカルタにした大会。京都仏眼は同大会の強豪校で今年は個人戦優勝、団体戦準優勝を成し遂げたそうです。その選手という。優秀であるのはもちろんのこと見識が広く、経営を理解している方。卒業後が楽しみです。

 

皆さんと交流をして関西3校のことや京都並びに関西のあまし業界の情報を得ることができました。私は何を与えられるかと考えて業界情報を出そうと思いました。長年業界の研究・調査をして随時資料をまとめてきました。今回はタブレットを持参して会場で幾つか披露しました。人が集まる東京は日々色々なことが起きます。いいことも悪いことも。岡本拓斗先生がやりたいと思っていたこともモデルケースになりそうな事例がありそれをまとめて軽くプレゼンしました。こちらから東京の情報もお伝えしたいと考えてのこと。タブレット持参は私にとっても新しい試みで課題と手ごたえの両方がありました。

 

結局、関東勢の参加は私だけでしたが関西のあまし師と交流が生まれました。関東でうねりが生まれ、関西にも動きが生じたと思います。横の繋がりが鍼灸に比べて乏しかったあまし業界が変わる流れが今年できたと感じています。来年関西あましフェスが開催され、関東からも参加者がいれば更に大きな潮流になるのではないでしょうか。時間的にも金銭的にも軽い負担ではありませんが参加できたことが大きな財産になります。主催した岡本拓斗先生、参加した皆様、ありがとうございました。

 

甲野 功

 

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