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~2025年の年間映画興行収入~

シネマトゥデイ 2025年興収1位は『鬼滅の刃』!『国宝』『コナン』『チェンソーマン』メガヒット作相次ぐ【邦画興収年間ベストテン】 より
シネマトゥデイ 2025年興収1位は『鬼滅の刃』!『国宝』『コナン』『チェンソーマン』メガヒット作相次ぐ【邦画興収年間ベストテン】 より

 

 

昨年2025年の年間邦画興行収入ランキングが発表されていました。

 

シネマトゥデイ

2025年興収1位は『鬼滅の刃』!『国宝』『コナン』『チェンソーマン』メガヒット作相次ぐ【邦画興収年間ベストテン】

 2025年12月31日

 

この記事では邦画、すなわち日本映画の興行収入上位10作品について書かれています。

更に興行通信社が出す1月4日現在の興行収入の数値を加味して、その10本を挙げてみましょう。

 

【2025年邦画作品別興収 上位10本】(※興行収入は推定値も)

1位:『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 389億円

2位:『国宝』 188.6億円

3位:『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』 146.7億円

4位:『チェンソーマン レゼ篇』 101.7億円

5位:『はたらく細胞』 63.5億円

6位:『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』 52.7億万円

7位:『8番出口』 50.7億円

8位:『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』 45.7億円

9位:『グランメゾン・パリ』 42億円

10位:『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』 35.9億円

 

奇しくもトップ3作品を私は長女と観ていました。たまたまなのでしょうが、映画館に足を運ばせる力が作品にあったのだと感じます。ある意味でとても無難というか。

 

私はかつて週に4本邦画を観るくらい映画好きでした。もちろん映画館で。20年前は配信、サブスクリプションサービスなどありませんでした。レンタルビデオで借りる時代。自宅のテレビよりも映画館で観た方がお金と手間がかかりますがやはり体験としては別格。20代後半で専門学校に通っていた私は今よりも自由な時間がありました。学割もきいたこともあり、気になった作品どころか上映館を調べて能動的に通っていました。新作よりも名画座という公開してから時間が経った作品をテーマ毎に複数本まとめた映画館に行っていました。今はかなり数が減りましたがあの頃はたくさんの名画座がありました。ギンレイホール、新文芸座、早稲田松竹、目黒シネマなど。中野、三軒茶屋、黄金町、新宿、新橋にもミニシアターがあり行きました。それくらい邦画が好きでした。

 

結婚して、子どもが生まれて、開業しました。映画館での映画鑑賞はかなり贅沢です。それは時間の意味で。2~3時間、身動き取れずスマートフォンも確認できない。配信で大概の映画が自宅で観られる時代にこれは勇気がいります。子どもと行くと食べ物や販促物、食事とプラスで料金がかかります。もちろん子どもの拝観料も。そう簡単に映画館に行きましょうとは言えない状態。子どもは成長してきていつまでも私と行動するとは限らず。数年前はドラえもん、クレヨンしんちゃん、と映画に連れて行ったものですが。昨年は名探偵コナンも映画に行かないと言われました。それが今年は3作品も見に行ったのです。昨年は拒否された名探偵コナンも。

 

子どもと観に行った『鬼滅の刃』、『国宝』、『名探偵コナン』はどれも素晴らしかったのですが、やはりこれは観に行った方がいいと思わせる期待がありました。大ヒットしているから観にいこうかな、と思うのは当然で、他にも大ヒットしている作品はあります。その中で色々と時間とお金がかかるけれど映画館まで行こうと期待させる力が3作品にありました。当然のように興行収入100億円を超えた作品でした。

 

まず『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』。これはもう上映前から大ヒットが約束されたようなもの。前作が400億超えという圧倒的歴代1位の作品。原作に忠実にストーリーが進み、テレビアニメで放送しながら続いています。原作のマンガが完結していることもあり、ネタバレはされています。それがむしろ安心感につながり、どれくらい映画で表現するのかという確認作業が楽しみです。テレビ版でも相当なクオリティですから映画になったらどうなるのか。世界中でヒットして総額1000億という異次元の興行収入を叩き出している大作。私は公開初日に一人で観て長女ともう一度観にいきました

 

2位の『国宝』は22年振りに実写邦画興行収入記録を更新した実写映画。近年はアニメ映画が上位を独占する中、年間2位に実写が入ったことは快挙です。そしてテレビ局タイアップではない作品勝負という。過去の実写邦画上位はテレビ局が制作に入り、大ヒットドラマの映画版であったり、テレビ局の強力な宣伝力があったりした上でのヒットでした。それなしでの大ヒット。『鬼滅の刃』と違って前評判はそこまで高くなく、作品を観た人が絶賛し口コミでヒットに繋がりました。私も当初は観る気が起きなかったのですが、近しい人が素晴らしかったという感想を聞いて心が動きました。そして段々とこの作品は映画館で観ておいた方がいいと考えるように。大阪万博には行きませんでしたが『国宝』は上映した年に映画館で観たという事実が歴史的価値になると思いました。長女もついてきてくれました。

 

3位の『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』は私から子ども達を誘いました。コナンに興味はありませんが毎年子ども達と映画を観ていて、昨年は行かなかったのが寂しかったからです。何年も連続で興行収入100億を超えている映画名探偵コナン。一番安定したシリーズでしょう。昨年よりも興行収入が下回りましたが作中に登場した天文台が経営を立て直せるくらい来場するようになったと聞き、国民的作品だと思いました。

 

推定値で4位の『チェンソーマン レゼ篇』も100億を超えると言われていて、2025年は100億超えの作品が4作となりました。凄いことです。映画自体が流行っているというよりも邦画が好調。そしてアニメ最強から実写が上がってきたという。私が大学生から新社会人くらいまで映画は洋画が圧倒的に強くてハリウッド映画の超大作が主役でした。公開40周年を迎えたバックトゥザフューチャーシリーズ、ターミネーターシリーズ、タイタニックなど。若い頃から邦画が好きだった私は肩身が狭かったです。ジブリ作品くらいしか対抗できなかった。昨年の洋画興行収入は以下のようになっています。

 

【2025年洋画作品別興収 上位10本】(※興行収入は推定値も)

1位:『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』 2.7億円

2位:『モアナと伝説の海2』 51.7億円

3位:『ジュラシック・ワールド 復活の大地』 49億円

4位:『マインクラフト ザ・ムービー』 39.5億円

5位:『ウィキッド ふたりの魔女』 35.4億円

6位:『リロ&スティッチ』 33.9億円

7位:『ライオン・キング:ムファサ』 22.5億円

8位:『F1(R) エフワン』 21.2億円

9位:『教皇選挙』 11.5億円

10位:『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』 11.4億円

 

邦画1位の鬼滅の刃は異次元だとしても洋画1位のミッションインポッシブルは50億強と邦画上位に歯が立っていません。時代の移り変わりを感じます。邦画と洋画を合わせたベスト10にすると以下の通り。ジャンル(実写・アニメ)も入れておきます。

 

【2025年日本映画興行収入 上位10本】(※興行収入は推定値も)

1位:『劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(邦画アニメ) 389億円

2位:『国宝』(邦画実写) 188.6億円

3位:『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(邦画アニメ) 146.7億円

4位:『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』(邦画アニメ) 100.1億円

5位:『はたらく細胞』(邦画実写) 63.5億円

6位:『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』(邦画実写) 52.7億円

6位:『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』(洋画実写) 52.7億円

8位:『モアナと伝説の海』(洋画アニメ) 51.7億円

9位:『8番出口』(邦画・実写) 51.5億円

10位:『ジュラシック・ワールド 復活の大地』(洋画実写) 49億円

 

このように邦画1位のミッションインポッシブルが邦画6位タイという状態。ディズニーやジュラシックパークシリーズよりも邦画が上位に来ています。『国宝』の圧倒的な成績もありますが『はたらく細胞』も実写邦画では相当な成績です。原作のマンガは医療系学生の参考書として重宝され、アニメも人気です。

なお国内映画ランキングは2024年12月~2025年11月まで公開された映画を対象にしていて、2025年12月に公開された『ズートピア2』(洋画アニメ)は1月4日現在で100億円を突破しています。2026年映画に位置付けられるのでご注意を。

 

近年、日本の映像コンテンツが評価されていると感じます。最近では『SHOGUN将軍』がエミー賞を、『ゴジラ-1.0』がアカデミー賞を受賞しました。NETFLIXは全世界で配信されて昨年12月に公開された『10DANCE』もランキング上位になりました。アニメも含めて日本が世界と勝負できるIP(Intellectual Property:知的財産)です。海外でドラゴンボールのテーマパークが建築されるように。映像コンテンツは世界で配信、配給することができますから、自動車・観光に匹敵する産業になっていくのではないかと期待しています。それは映像コンテンツそのものだけでなく付随する関連商品やサービスを含めてのこと。アニメだけだったのが昨年は実写でも国内で大ヒットする作品が生まれ、そして世界に羽ばたく。そんな明るい話題があったと思います。

 

甲野 功

 

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